“武者窓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むしゃまど75.0%
むしやまど25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美妙の武者窓むしゃまどの長屋よりは気のいた一軒だてであったが、美妙が既に一人前の紳士であったと違って、紅葉はマダ書生ッぽで三畳の書斎に納まっていた。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
そこは大きなやしきの前で、左右の長屋の武者窓むしゃまどすきから燈火ともしびが処どころれているのを見た。うしろの方を見るとそこにも大きな邸の土塀どべいがあった。人もぼつぼつ通っていた。
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
山田やまだ書斎しよさいは八ぢやうでしたが、それつくゑ相対さしむかひゑて、北向きたむきさむ武者窓むしやまど薄暗うすぐら立籠たてこもつて、毎日まいにち文学の話です、こゝ二人ふたりはなならべてるから石橋いしばししげく訪ねて来る
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)