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むしゃまど
ふりがな文庫
“むしゃまど”の漢字の書き方と例文
語句
割合
武者窓
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武者窓
(逆引き)
美妙の
武者窓
(
むしゃまど
)
の長屋よりは気の
利
(
き
)
いた一軒
建
(
だて
)
であったが、美妙が既に一人前の紳士であったと違って、紅葉はマダ書生ッぽで三畳の書斎に納まっていた。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
そこは大きな
邸
(
やしき
)
の前で、左右の長屋の
武者窓
(
むしゃまど
)
の
隙
(
すき
)
から
燈火
(
ともしび
)
が処どころ
漏
(
も
)
れているのを見た。
後
(
うしろ
)
の方を見るとそこにも大きな邸の
土塀
(
どべい
)
があった。人もぼつぼつ通っていた。
山寺の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
門の右側の方に
武者窓
(
むしゃまど
)
のような窓のついている長屋が三軒あって、それも
凡
(
すべ
)
てこの家に附いているのだ、この長屋というのは、
何
(
ど
)
れもこれも、
最早
(
もう
)
長年人の住まわなかったものか、
床
(
ゆか
)
も壁も
怪物屋敷
(新字新仮名)
/
柳川春葉
(著)
売れッ子の若い人気作者の
住居
(
すまい
)
とは思われない古風な
武者窓
(
むしゃまど
)
の付いた
頗
(
すこぶ
)
る
見窄
(
みすぼ
)
らしい陰気な長屋であった。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
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