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續
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つゞ
ふりがな文庫
“
續
(
つゞ
)” の例文
新字:
続
其
(
それ
)
が
大雪
(
おほゆき
)
のために
進行
(
しんかう
)
が
續
(
つゞ
)
けられなくなつて、
晩方
(
ばんがた
)
武生驛
(
たけふえき
)
(
越前
(
ゑちぜん
)
)へ
留
(
とま
)
つたのです。
強
(
し
)
ひて
一町場
(
ひとちやうば
)
ぐらゐは
前進
(
ぜんしん
)
出來
(
でき
)
ない
事
(
こと
)
はない。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
『まァ、
大層
(
たいそう
)
悦
(
よろこ
)
んでること』
愛
(
あい
)
ちやんは
然
(
さ
)
う
思
(
おも
)
つて
猶
(
な
)
ほも
言
(
い
)
ひ
續
(
つゞ
)
けました。『
教
(
をし
)
へて
頂戴
(
てうだい
)
な、ね、
私
(
わたし
)
は
此處
(
こゝ
)
から
何方
(
どつち
)
へ
行
(
い
)
けば
可
(
い
)
いの?』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
かう
暴
(
あば
)
れて
居
(
ゐ
)
るうちにも
自分
(
じぶん
)
は、
彼奴
(
きやつ
)
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にチヨーク
畫
(
ぐわ
)
を
習
(
なら
)
つたらう、
何人
(
だれ
)
が
彼奴
(
きやつ
)
に
教
(
をし
)
へたらうと
其
(
そ
)
ればかり
思
(
おも
)
ひ
續
(
つゞ
)
けた。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
この
歌
(
うた
)
は
別
(
べつ
)
に
深
(
ふか
)
く
思
(
おも
)
ひこんでゐるのでもない
樂
(
たの
)
しみを、ぢっと
續
(
つゞ
)
けてゐたといふだけの
物
(
もの
)
ですから、
調子
(
ちようし
)
と
意味
(
いみ
)
とがぴったりとしてゐます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
燬
(
や
)
く
樣
(
やう
)
な
日
(
ひ
)
の
下
(
した
)
に、
渦
(
うづ
)
を
捲
(
ま
)
いて
狂
(
くる
)
ひ
出
(
だ
)
しさうな
瓦
(
かはら
)
の
色
(
いろ
)
が、
幾里
(
いくり
)
となく
續
(
つゞ
)
く
景色
(
けしき
)
を、
高
(
たか
)
い
所
(
ところ
)
から
眺
(
なが
)
めて、
是
(
これ
)
でこそ
東京
(
とうきやう
)
だと
思
(
おも
)
ふ
事
(
こと
)
さへあつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
彼
(
かれ
)
は
殆
(
ほとん
)
ど
其
(
そ
)
の
脚力
(
きやくりよく
)
の
及
(
およ
)
ぶ
限
(
かぎ
)
り
走
(
はし
)
つた。
彼
(
かれ
)
はおつぎが
後
(
うしろ
)
に
續
(
つゞ
)
かぬことを
顧慮
(
こりよ
)
する
暇
(
いとま
)
もなかつた。
彼
(
かれ
)
は
其
(
そ
)
の
主人
(
しゆじん
)
を
懷
(
おも
)
つたのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
やがて人通りの餘りない、片側に工場の黒
板
(
いた
)
塀が
續
(
つゞ
)
き、片側は畑を間にさしはさんで
住宅
(
じうたく
)
が數
軒
(
けん
)
ならんでゐる、町で一番長い坂道の上に出た。
坂道
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
其後
(
そのご
)
、
男
(
をとこ
)
から
何
(
なん
)
と
云
(
い
)
つてやつても、
女
(
をんな
)
からは
依然
(
いぜん
)
として
毎月
(
まいげつ
)
一
日
(
じつ
)
に『
御返事
(
ごへんじ
)
を
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
ります』の
葉書
(
はがき
)
が
來
(
き
)
た。とう/\それが一
年間
(
ねんかん
)
續
(
つゞ
)
いた。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
日本
(
につぽん
)
は
南北
(
なんぼく
)
に
長
(
なが
)
く
續
(
つゞ
)
いてゐて、ところによる
氣候
(
きこう
)
の
變化
(
へんか
)
もいろ/\ですから、
動物
(
どうぶつ
)
もまた、いろ/\なものが
棲
(
す
)
んでゐます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
心得たる男なれば宅兵衞が
隙
(
すき
)
を
窺
(
うかゞ
)
ひ持たる
太刀
(
たち
)
を打落し
痿
(
ひる
)
む處を
續
(
つゞ
)
け打に
面
(
おもて
)
を
目掛
(
めがけ
)
て討ければ宅兵衞は
眼
(
まなこ
)
昧
(
くら
)
みて
蹌踉
(
よろめく
)
を吾助は得たりと落たる刀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それ
故
(
ゆゑ
)
に
日本
(
にほん
)
の
經濟
(
けいざい
)
は
立直
(
たてなほ
)
す
必要
(
ひつえう
)
があるのであるが、
經濟
(
けいざい
)
の
立直
(
たてなほ
)
しが
出來
(
でき
)
て
累年
(
るゐねん
)
續
(
つゞ
)
く
輸入超過
(
ゆにふてうくわ
)
が
減
(
げん
)
じ
國際貸借
(
こくさいたいしやく
)
が
改善
(
かいぜん
)
せられて
初
(
はじめ
)
て
金
(
きん
)
の
解禁
(
かいきん
)
が
出來
(
でき
)
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
其所
(
そこ
)
へ
坪井博士
(
つぼゐはかせ
)
は、
石田理學士
(
いしだりがくし
)
、
大野助手
(
おほのぢよしゆ
)
、
野中事務員
(
のなかじむゐん
)
を
同行
(
どうかう
)
して、
電車
(
でんしや
)
で
來
(
こ
)
られた。
續
(
つゞ
)
いて
帝室博物館員
(
ていしつはくぶつくわんゐん
)
、
高橋
(
たかはし
)
、
平子
(
ひらこ
)
、
和田
(
わだ
)
、
紀
(
き
)
の
諸氏
(
しよし
)
が
來
(
く
)
る。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
おどろいたのは
御亭主
(
ごていしゆ
)
でした。
大變
(
たいへん
)
なことになつたものです。
天地
(
てんち
)
が、ひつくりかえつたやうです。そんな
日
(
ひ
)
がそれ
以來
(
いらい
)
、
幾日
(
いくにち
)
も
幾日
(
いくにち
)
も
續
(
つゞ
)
きました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
と、
其
(
そ
)
れから
其
(
そ
)
れへと
話
(
はなし
)
を
續
(
つゞ
)
けて
息
(
いき
)
の
繼
(
つ
)
ぐ
暇
(
ひま
)
も
無
(
な
)
い、ドクトルは
耳
(
みゝ
)
がガンとして、
心臟
(
しんざう
)
の
鼓動
(
こどう
)
さへ
烈
(
はげ
)
しくなつて
來
(
く
)
る。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
父
(
とう
)
さんのお
家
(
うち
)
の
方
(
はう
)
から
見
(
み
)
ますと、
大黒屋
(
だいこくや
)
は
一段
(
いちだん
)
と
高
(
たか
)
い
石垣
(
いしがき
)
の
上
(
うへ
)
にありまして、その
石垣
(
いしがき
)
のすぐ
下
(
した
)
のところまで
父
(
とう
)
さんのお
家
(
うち
)
の
桑畠
(
くはばたけ
)
が
續
(
つゞ
)
いて
居
(
ゐ
)
ましたから
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
その面は色を失ひて、唇は打顫へり。我が、あな、何事のおはせしぞと驚き問ふ時、マリアは
兜兒
(
かくし
)
の中より、一封の
書
(
ふみ
)
を
取出
(
とうで
)
て、さて語を
續
(
つゞ
)
けて云ふやう。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
今
(
いま
)
はと
決心
(
けつしん
)
の
臍
(
ほぞ
)
固
(
かた
)
まりけんツト
立上
(
たちあが
)
りしが
又
(
また
)
懷中
(
ふところ
)
に
手
(
て
)
をさし
入
(
い
)
れて
一思案
(
ひとしあん
)
アヽ
困
(
こま
)
つたと
我知
(
われし
)
らず
歎息
(
たんそく
)
の
詞
(
ことば
)
唇
(
くちびる
)
をもれて
其儘
(
そのまゝ
)
に
身
(
み
)
はもとの
通
(
とほ
)
り
舌打
(
したうち
)
の
音
(
おと
)
續
(
つゞ
)
けて
聞
(
きこ
)
えぬ
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其夜
(
そのよ
)
大雨
(
たいう
)
が
降
(
ふ
)
り
出
(
だ
)
したので、これ
迄
(
まで
)
野營
(
やえい
)
を
續
(
つゞ
)
けてゐた
附近
(
ふきん
)
の
被害民
(
ひがいみん
)
は、
皆
(
みな
)
此
(
こ
)
の
潰
(
つぶ
)
れ
殘
(
のこ
)
りの
家
(
いへ
)
に
集
(
あつ
)
まつて
來
(
き
)
て
餘
(
あま
)
り
大勢
(
おほぜい
)
でありし
爲
(
ため
)
、
混雜
(
こんざつ
)
はしたけれども、
皆
(
みな
)
口々
(
くち/″\
)
に
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
私は彼の仕事に
對
(
たい
)
する氣持が私の文學の仕事に
對
(
たい
)
する氣持とちよつと似通つてゐる事にひそかな興味を覺えながら、だまつて耳を傾けてゐた。彼はまた
詞
(
ことば
)
を
續
(
つゞ
)
けた。
探偵小説の魅力
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
上
(
うへ
)
なう
甘
(
あま
)
い
蜂蜜
(
はちみつ
)
は
旨過
(
うます
)
ぎて
厭
(
いや
)
らしく、
食
(
く
)
うて
見
(
み
)
ようといふ
氣
(
き
)
が
鈍
(
にぶ
)
る。ぢゃによって、
戀
(
こひ
)
も
程
(
ほど
)
よう。
程
(
ほど
)
よい
戀
(
こひ
)
は
長
(
なが
)
う
續
(
つゞ
)
く、
速
(
はや
)
きに
過
(
す
)
ぐるは
猶
(
なほ
)
遲
(
おそ
)
きに
過
(
す
)
ぐるが
如
(
ごと
)
しぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
爲方
(
しかた
)
がないから、ギリ/\齒噛をしながらも、
強
(
つよ
)
い心でおツ
耐
(
こら
)
へてゐる。其れがまた
辛
(
つら
)
い。其の辛いのを耐へて、無理に製作を
續
(
つゞ
)
ける。
軈
(
や
)
がて眼が
血走
(
ちはし
)
ツて來、心が
惑亂
(
わくらん
)
する。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
『あゝ、
妙
(
めう
)
だ/\、
今日
(
けふ
)
は
何故
(
なぜ
)
此樣
(
こんな
)
に
不思議
(
ふしぎ
)
な
事
(
こと
)
が
續
(
つゞ
)
くのだらう。』と
私
(
わたくし
)
は
思
(
おも
)
はず
叫
(
さけ
)
んだ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
命
(
いのち
)
續
(
つゞ
)
きがたく、つぐべき
力
(
ちから
)
絶
(
たえ
)
ては、或は一日乃至五日、既に法華經
讀誦
(
どくしよう
)
の音も絶へぬべし。
止觀
(
しくわん
)
の
窻
(
まど
)
の前には草しげりなん。かくの如く候に、いかにして思ひ寄らせ給ひぬならん。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
女
(
をんな
)
は
少
(
すこ
)
し
冷
(
ひや
)
やかにいひ
放
(
はな
)
つと、
蒼
(
あを
)
ざめて
俯向
(
うつむ
)
いた。
二人
(
ふたり
)
の
間
(
あひだ
)
に、
暫
(
しばら
)
く
沈默
(
ちんもく
)
が
續
(
つゞ
)
いた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
しめやかな
音
(
おと
)
に
雨
(
あめ
)
はなほ
降
(
ふ
)
り
續
(
つゞ
)
いてゐる。
少
(
すこ
)
しばかり
冷
(
ひ
)
え
冷
(
び
)
えとする
寒
(
さむ
)
さは、
部屋
(
へや
)
の
中
(
なか
)
の
薄闇
(
うすやみ
)
に
解
(
と
)
けあつて、そろ/\と
彼女
(
かのぢよ
)
を
現
(
うつゝ
)
な
心持
(
こゝろも
)
ちに
導
(
みちび
)
いて
行
(
ゆ
)
く。ぱつと
部屋
(
へや
)
があかるくなる。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
續
(
つゞ
)
きつゝ
斷
(
た
)
えつゝ
哀
(
かな
)
し
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
春
(
はる
)
は
櫻
(
さくら
)
の
賑
(
にぎは
)
ひよりかけて、なき
玉菊
(
たまぎく
)
が
燈籠
(
とうろう
)
の
頃
(
ころ
)
、
續
(
つゞ
)
いて、
秋
(
あき
)
の
新仁和賀
(
しんにはか
)
には、
十分間
(
じつぷんかん
)
に
車
(
くるま
)
の
飛
(
と
)
ぶこと、
此
(
こ
)
の
通
(
とほ
)
りのみにて
七十五輌
(
しちじふごりやう
)
。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
皆
(
みな
)
さん!』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは、
尚
(
な
)
ほ
續
(
つゞ
)
けやうとして
氣遣
(
きづか
)
はしげに
身
(
み
)
の
周
(
まは
)
りを
見廻
(
みまは
)
し、『さア、これで
解散
(
かいさん
)
しやうぢやありませんか!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
其
(
その
)
時分
(
じぶん
)
の
夫婦
(
ふうふ
)
の
活計
(
くらし
)
は
苦
(
くる
)
しい
苛
(
つら
)
い
月
(
つき
)
ばかり
續
(
つゞ
)
いてゐた。
宗助
(
そうすけ
)
は
流産
(
りうざん
)
した
御米
(
およね
)
の
蒼
(
あを
)
い
顏
(
かほ
)
を
眺
(
なが
)
めて、
是
(
これ
)
も
必竟
(
つまり
)
は
世帶
(
しよたい
)
の
苦勞
(
くらう
)
から
起
(
おこ
)
るんだと
判
(
はん
)
じた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「こまけえ
勘定
(
かんぢやう
)
にや
近頃
(
ちかごろ
)
燐寸
(
マツチ
)
と
極
(
き
)
めて
置
(
お
)
くんだが、
何處
(
どこ
)
の
商人
(
あきんど
)
もさうのやうだな」
商人
(
あきんど
)
は
卵
(
たまご
)
を
笊
(
ざる
)
へ
入
(
い
)
れながらいひ
續
(
つゞ
)
けた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
さゐ
川
(
かは
)
から、
雲
(
くも
)
がずっと
立
(
た
)
ち
續
(
つゞ
)
いて、この
畝傍山
(
うねびやま
)
、その
山
(
やま
)
の
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
が、
騷
(
さわ
)
いでゐる。
今
(
いま
)
、
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
かうとしてゐるのだ。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
彼
(
かれ
)
は
起上
(
おきあが
)
つて
聲限
(
こゑかぎ
)
りに
※
(
さけ
)
び、
而
(
さう
)
して
此
(
こゝ
)
より
拔出
(
ぬけい
)
でて、ニキタを
眞先
(
まつさき
)
に、ハヾトフ、
會計
(
くわいけい
)
、
代診
(
だいしん
)
を
鏖殺
(
みなごろし
)
にして、
自分
(
じぶん
)
も
續
(
つゞ
)
いて
自殺
(
じさつ
)
して
終
(
しま
)
はうと
思
(
おも
)
ふた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
多分
(
たぶん
)
、
口
(
くち
)
まねが
拙手
(
へた
)
なので、だらうとおもひまして、それからと
言
(
い
)
ふものは
滅茶苦茶
(
めちやくちや
)
にしやべり
續
(
つゞ
)
けました。
叱
(
しか
)
られれば
叱
(
しか
)
られるほどしやべりました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
爲し
續
(
つゞ
)
け
現在
(
げんざい
)
弟の千太郎の事を思ひて
紙屑
(
かみくづ
)
を
買
(
かふ
)
身
(
み
)
と迄に
零落
(
おちぶれ
)
ても眞の人に成んと思ひ
赤心
(
こゝろ
)
の誤よりも
息
(
いき
)
の根の止たを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此所
(
こゝ
)
は
先年
(
せんねん
)
、
幻翁
(
げんおう
)
が、
香爐形
(
こうろがた
)
其他
(
そのた
)
の
大珍品
(
だいちんぴん
)
を
出
(
だ
)
した
遺跡
(
ゐせき
)
の
續
(
つゞ
)
きなので、
如何
(
いか
)
にも
有望
(
ゆうぼう
)
らしく
考
(
かんが
)
へられたのである。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
自分
(
じぶん
)
の
收入以上
(
しうにふいじやう
)
の
暮
(
くら
)
しをして、
已
(
や
)
むを
得
(
え
)
ぬから
借金
(
しやくきん
)
を
續
(
つゞ
)
けて
居
(
ゐ
)
ると
云
(
い
)
ふ
事態
(
じたい
)
であるからして、
左樣
(
さやう
)
な
状態
(
じやうたい
)
の
國
(
くに
)
には
金
(
かね
)
は
貸
(
か
)
さぬと
云
(
い
)
ふのが
英米
(
えいべい
)
の
立前
(
たてまへ
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
たまには、こんな
事
(
こと
)
をしてゐて
結局
(
けつきよく
)
馬鹿
(
ばか
)
を
見
(
み
)
るのぢや
堪
(
たま
)
らないと
考
(
かんが
)
へた
事
(
こと
)
もあつたが、モウ二ヶ
月
(
げつ
)
あまり
續
(
つゞ
)
けて
見
(
み
)
ると、
今更
(
いまさら
)
やめる
譯
(
わけ
)
にはどうしても
行
(
ゆ
)
かない。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
但
(
たゞ
)
し
大正十二年
(
たいしようじゆうにねん
)
の
關東大地震
(
かんとうだいぢしん
)
は
主要震動
(
しゆようしんどう
)
が
長
(
なが
)
く
續
(
つゞ
)
き、
最初
(
さいしよ
)
から
二三十秒間
(
にさんじゆうびようかん
)
で
收
(
をさ
)
まつたとはいへない。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
高
(
たか
)
い
山
(
やま
)
の
上
(
うへ
)
でおまけに
坂道
(
さかみち
)
の
多
(
おほ
)
い
所
(
ところ
)
ですから
荷物
(
にもつ
)
はこの
通
(
とほ
)
り
馬
(
うま
)
が
運
(
はこ
)
びました。どうかすると五
匹
(
ひき
)
も六
匹
(
ぴき
)
も
荷物
(
にもつ
)
をつけた
馬
(
うま
)
が
續
(
つゞ
)
いて
父
(
とう
)
さんのお
家
(
うち
)
の
前
(
まへ
)
を
通
(
とほ
)
ることもありました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
其中
(
そのうち
)
、
姫
(
ひめ
)
の
目覺
(
めざ
)
めしゆゑ、
天
(
てん
)
の
爲
(
な
)
せる
業
(
わざ
)
は
是非
(
ぜひ
)
に
及
(
およ
)
ばず、ともかく
出
(
で
)
てござれ、と
勸
(
すゝ
)
むるうちに、
近
(
ちか
)
づく
人聲
(
ひとごゑ
)
、
予
(
われら
)
駭
(
おどろ
)
き
逃出
(
にげいで
)
ましたが、
絶望
(
ぜつばう
)
の
餘
(
あまり
)
にや、
姫
(
ひめ
)
は
續
(
つゞ
)
いて
參
(
まゐ
)
りもせず
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
手鎗
(
てやり
)
を
廻
(
まわ
)
したりして、
辛
(
からう
)
じて
其
(
その
)
危害
(
きがい
)
を
防
(
ふせ
)
いで
居
(
を
)
るが、それも
何時
(
いつ
)
まで
續
(
つゞ
)
く
事
(
こと
)
か、
夜
(
よ
)
が
更
(
ふ
)
けるに
從
(
したが
)
つて、
猛獸
(
まうじう
)
の
勢
(
いきほひ
)
は
益々
(
ます/\
)
激烈
(
げきれつ
)
になつて
來
(
き
)
た、かゝる
時
(
とき
)
には
盛
(
さか
)
んに
火
(
ひ
)
を
焚
(
た
)
くに
限
(
かぎ
)
ると
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
軌道
(
レール
)
と
直角
(
ちよくかく
)
に
細長
(
ほそなが
)
い
茅葺
(
くさぶき
)
の
農家
(
のうか
)
が一
軒
(
けん
)
ある
其
(
そ
)
の
裏
(
うら
)
は
直
(
す
)
ぐ
山
(
やま
)
の
畑
(
はたけ
)
に
續
(
つゞ
)
いて
居
(
ゐ
)
るらしい。
家
(
いへ
)
の
前
(
まへ
)
は
廣庭
(
ひろには
)
で
麥
(
むぎ
)
などを
乾
(
ほ
)
す
所
(
ところ
)
だらう、
廣庭
(
ひろには
)
の
突
(
つ
)
きあたりに
物置
(
ものおき
)
らしい
屋根
(
やね
)
の
低
(
ひく
)
い
茅屋
(
くさや
)
がある。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
丁度
(
てうど
)
墓門
(
ぼもん
)
にでも
急
(
いそ
)
ぐ人のやうな
足取
(
あしどり
)
で、トボ/\と其の淋しい
歩
(
あゆみ
)
を
續
(
つゞ
)
けて行ツた。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
これは『
冬芽
(
とうが
)
』とよび、
落葉樹
(
らくようじゆ
)
では
葉
(
は
)
の
落
(
お
)
ちたあとの
枝
(
えだ
)
の
間
(
あひだ
)
から、
常緑樹
(
じようりよくじゆ
)
ではその
葉
(
は
)
と
枝
(
えだ
)
との
間
(
あひだ
)
に
芽
(
め
)
ぐんで
寒氣
(
かんき
)
をも
平氣
(
へいき
)
でくゞつて
少
(
すこ
)
しづゝ
生長
(
せいちよう
)
を
續
(
つゞ
)
け
春
(
はる
)
になると
急
(
きゆう
)
に
發芽
(
はつが
)
するわけです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
その
日
(
ひ
)
も
暮
(
くれ
)
れ
近
(
ちか
)
く
旦那
(
だんな
)
つりより
惠比須
(
ゑびす
)
がほして
歸
(
かへ
)
らるれば、
御新造
(
ごしんぞ
)
も
續
(
つゞ
)
いて、
安産
(
あんざん
)
の
喜
(
よろこ
)
びに
送
(
おく
)
りの
車夫
(
もの
)
にまで
愛想
(
あいそう
)
よく、
今宵
(
こよひ
)
を
仕舞
(
しま
)
へば
又
(
また
)
見舞
(
みま
)
ひまする、
明日
(
あす
)
は
早
(
はや
)
くに
妹共
(
いもとゞも
)
の
誰
(
た
)
れなりとも
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
窓
(
まど
)
のすぐ外に、枯草に
緑
(
りよく
)
草がまじつた土堤が
續
(
つゞ
)
いてゐる、それがすばらしい速さで、
線
(
せん
)
をひきながらうしろへ
流
(
なが
)
れてゐる、かういふ風にあの時道の白さが足の下を
流
(
なが
)
れてゐたと金太郎はすぐ聯
想
(
そう
)
した。
坂道
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
彼等
(
かれら
)
の
爭
(
あらそ
)
ひは、
際限
(
はてし
)
もなく
續
(
つゞ
)
いた。さうして
夜
(
よ
)
が
更
(
ふ
)
けて
行
(
い
)
つた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
歌
(
うた
)
ひ
續
(
つゞ
)
けぬ
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
旅商人
(
たびあきうど
)
も
行
(
ゆ
)
けば、
蝙蝠傘
(
かうもりがさ
)
張替直
(
はりかへなほ
)
しも
通
(
とほ
)
る。
洋裝
(
やうさう
)
した
坊
(
ぼつ
)
ちやんの
手
(
て
)
を
曳
(
ひ
)
いて、
麥藁帽
(
むぎわらばう
)
が
山腹
(
さんぷく
)
の
草
(
くさ
)
を
縫
(
ぬ
)
つて
上
(
のぼ
)
ると、
白
(
しろ
)
い
洋傘
(
パラソル
)
の
婦人
(
ふじん
)
が
續
(
つゞ
)
く。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
愛
(
あい
)
ちやんは
再
(
ふたゝ
)
び
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つて
云
(
い
)
ひ
續
(
つゞ
)
けました、『二十四
時間
(
じかん
)
だつたわ、
確
(
たし
)
か、ハテ、それとも、十二
時間
(
じかん
)
だつたかしら?
私
(
わたし
)
は——』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
續
部首:⽷
21画
“續”を含む語句
打續
連續
相續
引續
手續
續々
斷續
相續人
居續
山續
續樣
取續
繼續
永續
建續
持續
縁續
地續
家督相續
立續
...