“惑亂”の読み方と例文
新字:惑乱
読み方割合
わくらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明(あか)るい光(ひかり)に滿(み)ちた田圃(たんぼ)を其(そ)の惑亂(わくらん)し溷濁(こんだく)した心(こゝろ)を懷(いだ)いて寂(さび)しく歩數(あゆみ)を積(つ)んで行(ゆ)く彼(かれ)は、玻璃器(はりき)の水(みづ)を日(ひ)に翳(かざ)して發見(はつけん)した一點(てん)の塵芥(ごみ)であつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
爲方(しかた)がないから、ギリ/\齒噛をしながらも、強(つよ)い心でおツ耐(こら)へてゐる。其れがまた辛(つら)い。其の辛いのを耐へて、無理に製作を續(つゞ)ける。軈(や)がて眼が血走(ちはし)ツて來、心が惑亂(わくらん)する。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
『ソフィイ! ソフィイ!』と私はまた呼びました。それでもまだ默(だま)つてゐるのです。私は床の上に起き上つて身を乘り出してみました。はじめは驚きが、次には惑亂(わくらん)が襲つて來ました。