トップ
>
わくらん
ふりがな文庫
“わくらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
惑乱
70.0%
惑亂
30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惑乱
(逆引き)
惑乱
(
わくらん
)
と
寂寥
(
せきりょう
)
とが、同時に彼の心を
捉
(
とら
)
えていた。「ひとりぽっち」という言葉が異様に彼の胸に響いたのである。
次郎物語:01 第一部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
宇治は
惑乱
(
わくらん
)
を感じながら、それを立てなおすように高城の顔に瞳を定めた。高城の表情に何か
怪訝
(
けげん
)
の色がふと走ったが、そのまま水筒を彼に返してゆるゆる立ち上った。
日の果て
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
わくらん(惑乱)の例文をもっと
(7作品)
見る
惑亂
(逆引き)
『ソフィイ! ソフィイ!』と私はまた呼びました。それでもまだ
默
(
だま
)
つてゐるのです。私は床の上に起き上つて身を乘り出してみました。はじめは驚きが、次には
惑亂
(
わくらん
)
が襲つて來ました。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
彼
(
かれ
)
は
庭
(
には
)
に
立
(
た
)
つて
泣
(
な
)
いて
居
(
ゐ
)
る
與吉
(
よきち
)
を
見
(
み
)
た。
與吉
(
よきち
)
の
横頬
(
よこほゝ
)
に
印
(
いん
)
した
火傷
(
やけど
)
が
彼
(
かれ
)
の
惑亂
(
わくらん
)
した
心
(
こゝろ
)
を
騷
(
さわ
)
がせた。
勘次
(
かんじ
)
は
又
(
また
)
其
(
そ
)
の
側
(
そば
)
に
目
(
め
)
を
瞑
(
つぶ
)
つて
後向
(
うしろむき
)
に
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
る
卯平
(
うへい
)
を
見
(
み
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
わくらん(惑亂)の例文をもっと
(3作品)
見る