“出:だ” の例文
“出:だ”を含む作品の著者(上位)作品数
小川未明290
泉鏡花45
楠山正雄37
泉鏡太郎29
夏目漱石11
“出:だ”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)58.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.1%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
一人ひとりかみの二三ずんびたあたまして、あしには草履ざうり穿いてゐる。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
散歩がてらに、平岡の所へ行てやうかと思ひしたが、散歩が目的か、平岡が目的か、自分には判然たる区別がなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
卑弥呼は良人おっとを抱きかかえた。大兄の胸からは、血が赤い花のようにした。長羅は卑弥呼の肩に手をかけた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
しろちゝしてるのはむねところばかり、背向うしろむきのはおび結目許ゆひめばか
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
戦闘たたかいはじまってから、女子供おんなこどもはむろんみな城内じょうないからされてりました。
縦令たとえ何事なにごとありともなみだすまい。』――わたくしかたくそう決心けっしんしました。
つなおにのことをくわしくはなしました。おばさんはだんだんひざをしながらいていましたが、
羅生門 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
めずらしい大きなうりだからというので、そのままおぼんにのせて四にんのおきゃくまえしました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
やがておかしらのそばにすわっていたおにが、けに大きなこえうたうたしました。
瘤とり (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
で、ると、まるで空々そらぞらしい無理むり元気げんきして、いて高笑たかわらいをしてたり
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
むすめは、きたさむくにかえってからもおもして、なつかしむにちがいありませんでした。
気まぐれの人形師 (新字新仮名) / 小川未明(著)
うしはいっしょうけんめいにせいしてあるいているのですけれど、そうはやくはあるけませんでした。
百姓の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
また、同時どうじに、足早あしばやあるいていった健康けんこううま姿すがたおもしました。
びっこのお馬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、なかには、ちかかったはなびらがあって、だらりとしたしたのように、ながくれているのです。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わざわいしまでもいいからいってみたい。」といって、まれにはふねしていくものもありました。
明るき世界へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、雪割草ゆきわりそうは、その午後ごご、この温室おんしつなかから、そとされたのです。
みつばちのきた日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「このはなは、ここにしておいてだいじょうぶだろうか?」と、洋服ようふく主人しゅじんはいいました。
みつばちのきた日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたり少年しょうねんは、すすきのかげから、かおして往来おうらいほうをながめていました。
子供どうし (新字新仮名) / 小川未明(著)
いつも学校がっこうでは、教師きょうし問題もんだいして、それにこたえるようにおしえられていました。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なんで? ぼく、ゆきたいんだもの、いってはいけないの?」と、りょうちゃんは、しそうになりました。
小さな弟、良ちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そんなことうそよ、だましたってっているわ。」と、くるりと彼方むこういて、していきました。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれは、そろそろ仕事しごとができるようになったので、田舎いなか両親りょうしんへあて、はがきをしました。
風雨の晩の小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
このとき、正吉しょうきちは、ほんとうにきれいなものがあるのをおもしたのでした。それで、ほくほくしていると、
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今夜こんや此樣こんわからぬこといひしてさぞ貴君あなた御迷惑ごめいわく御座ござんしてしよ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
じょうおろさない秘密をそこいらへほうしておくには、あまりにこまぎるのが彼の持前であった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いまこゑおどろ目醒めざめ、むつときて、半身はんしん端艇たんていそとしたが
けれど一人ひとり竿さをだけ場處ばしよだからボズさんはたゞ見物けんぶつをしてた。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
――癩病らいびやうきよくし、したるものよみがへらせ、おにことをせよ。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何事に附けても東京に残した子供の思ひされるのが自分の思郷病しきやうびやうの主な現象であり又基礎となる物である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
だらりといて、したしさうにあへぎ/\――下司げす人相にんさうですよ――かみながいのが
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
片手かたてして、やつこ風呂敷ふろしきつきつけると、をくるりと天井てんじやうのぞきで、
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
うま自分じぶんのおうちかへつた時分じぶんとうさんはよくしてつてました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
祖父おぢいさんはこの兄弟きやうだいあらそひをいてわらしました。さうしてう言ひました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
私はスウプをすすろうとしかけたとき、ふとあの紙片が「すばる」からの切り抜きであったことをおもした。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
いますと、さるは、「よし、よし。」といながら、わざとあおかきをもいでほうりしました。
猿かに合戦 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
きっと先祖せんぞ八幡太郎はちまんたろうおもして、いつも自分じぶんかって行く先々さきざきには
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
またそのしつ兩側りようがはかべちかくには、幾百いくひやくといふおほくのしがあつて
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
このようなことをるには、地中ちちゆううづまつてゐるそのふるほね化石かせき
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そしてしばをりながら、ふくろれてってたかちぐりして、ばりばりべました。
かちかち山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
もうすっかりあかるくなって、日がのぼりかけました。くさの上のつゆがきらきらかがやしました。
殺生石 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
とり水車小舎すいしゃごやまえにある菩提樹ぼだいじゅうえとまって、うたしました。
おゝ、それが切實ひし/\おもさるゝ、おそろしい罪惡ざいあく罪人ざいにんわすれぬやうに。
とどなりました。でもこえないとみえて、だれも出てくるものがないので、こんどはいっそう大きなこえして、
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
にわかにひどい大あらしになって、稲光いなびかりがぴかぴかひかって、ごろごろかみなりしました。
瘤とり (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
火鉢ひばちまへでもさぬ、ぬうとした親仁おやぢ女房にようばうはう愛嬌あいけうのある
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
五六段ごろくだん階子はしごのこして、女中ぢよちゆう廊下らうかたかところかほして、
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
年々ねん/\三百ゑんづつを町立病院ちやうりつびやうゐん補助金ほじよきんとしてこととなり
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
すこしもいとうことじゃァない、きな煙草たばこつつしむし、こえ滅多めったすまいから
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
そこへひょっこりかおした弟子でし藤吉とうきちは、団栗眼どんぐりまなこ一層いっそうまるくしながら
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
朝がだんだん明るくなるに従って、彼は茶褐色の毛皮の正体を夏の太陽の強い光線の前に遠慮なくさらしてしまった。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
わがしばしば草履をそろへ茶を汲みてせし楽屋のお客様には大槻如電おおつきじょでん永井素岳ながいそがくなどありけり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
……なかに、紅絹もみきれに、しろかほばかりして褄折笠つまをりがさ姿すがたがある。
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あれ、摺拔すりぬけようともがきますときとびらけて、醫師いしやかほしました。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
本箱ほんばこをさがして、むらさきのおん姉君あねぎみの、第七帖だいしちでふすのも仰々ぎやう/\しからう。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あるじいさんが、途中とちゅう財布さいふしてかね計算かんじょうしているのをた。
つばめと乞食の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そこで、むらうちくち上手じょうずひとえらんで、乞食こじきさそした。
つばめと乞食の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あまり気分きぶんわるともまえおおきなこえしてさわぐのはよくないとおもって
残された日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
人々ひとびとあつまって、牛女うしおんな葬式そうしきして、墓地ぼちにうずめてやりました。
牛女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、夫婦ふうふは、いっしょうけんめいに、家業かぎょうせいしたのであります。四、五ねんたちました。
ちょうと三つの石 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、小太郎こたろうしたから、おかねをひったくるようにうばるのでありました。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
小太郎こたろうは、いつか父親ちちおやおこって、わるほうから、して
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、ふところなかから自分じぶんのハーモニカをして、だるまのくちしつけました。
雪だるま (新字新仮名) / 小川未明(著)
その不審ふしんこころにありながら、それをいいまえに、おじいさんのかえってきなされたのがうれしくて、
大きなかに (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、ちいさなで、棒切ぼうきれでもってなかから、そのひかいししました。
はてしなき世界 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おばあさんは、こいを病人びょうにんべさせるとたいそうちからがつくというはなしおもしました。
千代紙の春 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たとえこうしていることが、どんなに自由じゆうであっても、ふるさとのことをおもさずにいられなかったのです。
お姫さまと乞食の女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二郎じろうは、このいえかえっても、きゅうりのことをおもして、さびしそうにしていました。
遠くで鳴る雷 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「オーライ。」と、子供こどもたちは、元気げんきよく、いっさんに、はらっぱから、かけして、きえてしまいました。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
きょうは、二郎じろうちゃんのお免状日めんじょうびです。おかあさんは、あたらしい洋服ようふくして、
小さな妹をつれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
「みいのばか。」と、ゆうちゃんは、しかりました。すると、みいちゃんは、わあわあとしたのです。
小さな妹をつれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
てき散々さんざんのめにあわして潰走かいそうさしたが、こちらにもおおくの死傷者ししょうしゃしました。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)
だんだんさむくなるので、義雄よしおさんのおかあさんはせいして、お仕事しごとをなさっていました。
赤い実 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たまたまかたわらにあったいえまどから、かおして、これを主人しゅじんは、いたましそうに、
冬のちょう (新字新仮名) / 小川未明(著)
平三へいぞうは、かべのきわにそれをならべて、んだ子供こどもかおおもしていたのであります。
赤いガラスの宮殿 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おとこ権幕けんまくおそろしかったので、三にん石段いしだんはなれてあるしました。
石段に鉄管 (新字新仮名) / 小川未明(著)
船頭せんどう憎々にく/\しさうに、武士ぶし後姿うしろすがた見詰みつめながら、ふねした。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「きたっ!」といって、みんなは、すような身構みがまえをしたけれど、もうすすきがなかった。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ばかやろう、なんでいぬしたのだ!」と、叔父おじさんは、幸吉こうきちあたまをなぐろうとしました。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ちいさなおんなは、大人おとなたちのあいだから、おかっぱあたまして、バケツをながら、
真昼のお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
そとして、おしげがはたらいてもらったおかねを、みんなげていってしまったすえ
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
くろちりめんの羽織はおりにさらさらとせし高尚けだか姿すがた、もしやとさとしわれらずせば
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さあわたしこゝろはたまりません、ひとつをうたがすととう二十にじふうたがはしくなつて
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何故なぜ彼樣あんな御座ござりませうとひかけておもしのなみだむねのなかみなぎるやうに
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「まあ、お母さん、どうしたんです? こんな所までして来て。お母さんったら。――甲野さん、ちょっと来て下さい。」
玄鶴山房 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
わたくしきながらプツとところであつた。けれど老女らうぢよすこしもかまはず
砂糖さたうきたとき與吉よきちそのべとついたをおふくろくちのあたりへした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ところがそれから二三十分経ったと思われる後のこと、例のトランクは再び、のそのそと店から外へしていったのである。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
懷中ふところから半分はんぶんばかり紺土佐こんどさ表紙へうし薄汚うすよごれたのをしてせる。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
下男げなん兩人りやうにんこしたない蒋生しやうせいかゝへて、背戸せどへどんとつかす。
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すひょうしに、敷居しきいの上にていた昆布こんぶでつるりとすべって、はらんばいにたおれました。
猿かに合戦 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
と、てんでんにとんきょうなこえててさわぎしました。そのおと和尚おしょうさんは目をさまして、
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
たぬきがしばられてぶらげられている下で、おばあさんはうすして、とんとんむぎをついていました。そのうち、
かちかち山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
和尚おしょうさんが出てしまうと、小僧こぞうはさっそくつぼをきずりして、のこらずあめをなめてしまいました。
和尚さんと小僧 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
さっそく相談そうだんがまとまって、さるかにもちぬすすはかりごとをかんがえました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
するうちくもの中からぴかりぴかり稲妻いなずまがはしりして、はげしいかみなりがごろごろしました。
雷のさずけもの (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
おにはびっくりして、「これはおどろいた、とんでもないやつが出てきた。」とおもって、そうとしました。
雷のさずけもの (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
といいました。むすめこまったようなかおをして、こわごわかがみしました。おとうさんはそれをて、
松山鏡 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そしてまた何度なんどわたしみちそとへよろけさうとするかれおさへてやつたかれなかつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
そして、時時ときどき我知わたしらずぐらぐらとひよろけ自分じぶんからだをどうすることも出來できなかつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
しろ手巾はんけちしてて、あたまくび密着くっつけたうえを、ぐるぐるといて