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枚
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まい
ふりがな文庫
“
枚
(
まい
)” の例文
大正
(
たいしやう
)
七
年
(
ねん
)
の一
月
(
ぐわつ
)
十五
日
(
にち
)
までに
全國
(
ぜんこく
)
の
郵便局
(
いうびんきよく
)
で
取扱
(
とりあつか
)
つた
年賀葉書
(
ねんがはがき
)
の
總數
(
そうすう
)
は三千四百五十六
萬
(
まん
)
七千八百九十九
枚
(
まい
)
といふ
統計
(
とうけい
)
が
示
(
しめ
)
されてる。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
「ねえ、おかよや、おまえ、この
子守唄
(
こもりうた
)
をきいたことがあって?」といって、
箱
(
はこ
)
の
中
(
なか
)
から一
枚
(
まい
)
のレコードを
抜
(
ぬ
)
いて、
盤
(
ばん
)
にかけながら
谷にうたう女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
祇園
(
ぎおん
)
清水
(
きよみず
)
知恩院
(
ちおんいん
)
、
金閣寺
(
きんかくじ
)
拝見がいやなら
西陣
(
にしじん
)
へ行って、帯か三
枚
(
まい
)
襲
(
がさね
)
でも見立てるさ。どうだ、あいた口に
牡丹餅
(
ぼたもち
)
よりうまい話だろう。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
さうして
東隣
(
ひがしどなり
)
から
借
(
か
)
りて
來
(
き
)
た
蓙
(
ござ
)
が五六
枚
(
まい
)
敷
(
し
)
かれた。それから
土地
(
とち
)
の
習慣
(
しふくわん
)
で
勘次
(
かんじ
)
は
淨
(
きよ
)
めてやつたお
品
(
しな
)
の
死體
(
したい
)
は一
切
(
さい
)
を
近所
(
きんじよ
)
の
手
(
て
)
に
任
(
まか
)
せた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
其晩
(
そのばん
)
宗助
(
そうすけ
)
は
裏
(
うら
)
から
大
(
おほ
)
きな
芭蕉
(
ばせう
)
の
葉
(
は
)
を二
枚
(
まい
)
剪
(
き
)
つて
來
(
き
)
て、それを
座敷
(
ざしき
)
の
縁
(
えん
)
に
敷
(
し
)
いて、
其上
(
そのうえ
)
に
御米
(
およね
)
と
並
(
なら
)
んで
涼
(
すゞ
)
みながら、
小六
(
ころく
)
の
事
(
こと
)
を
話
(
はな
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
そして、
撮影法
(
さつえいほう
)
にも、
現像法
(
げんぞうほう
)
にも、
無論
(
むろん
)
手
製
(
せい
)
の
裝置
(
そうち
)
にも
改善
(
かいぜん
)
を
加
(
くは
)
へて
更
(
さら
)
に何
枚
(
まい
)
かを
試
(
こゝろ
)
みたが、あゝ、それは何といふ
狂喜
(
けうき
)
だつたか?
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
そして二
枚
(
まい
)
の
大畫
(
たいぐわ
)
(
今日
(
けふ
)
の
所謂
(
いはゆ
)
る
大作
(
たいさく
)
)が
並
(
なら
)
べて
掲
(
かゝ
)
げてある
前
(
まへ
)
は
最
(
もつと
)
も
見物人
(
けんぶつにん
)
が
集
(
たか
)
つて
居
(
ゐ
)
る二
枚
(
まい
)
の
大畫
(
たいぐわ
)
は
言
(
い
)
はずとも
志村
(
しむら
)
の
作
(
さく
)
と
自分
(
じぶん
)
の
作
(
さく
)
。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
そのヘビは、三つに切られているまえのヘビのからだを、ちゃんともとのようにおしつけて、
傷口
(
きずぐち
)
の上にその葉を一
枚
(
まい
)
ずつのせました。
三枚のヘビの葉
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
愛
(
あい
)
ちやんは一
方
(
ぱう
)
は
下
(
した
)
、一
方
(
ぱう
)
は
上
(
うへ
)
と一
枚
(
まい
)
毎
(
ごと
)
に
檢
(
しら
)
べてから、その
眞中
(
まんなか
)
へ
行
(
い
)
つて
見
(
み
)
ました、どうしたら
再
(
ふたゝ
)
び
出
(
で
)
られるだらうかと
怪
(
あや
)
しみながら。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
そう言いながら、
老人
(
ろうじん
)
は五フランの
金貨
(
きんか
)
を八
枚
(
まい
)
テーブルの上にのせた。バルブレンはそれをさらいこむようにしてかくしに入れた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
すげの
畳
(
たたみ
)
を八
枚
(
まい
)
、
皮畳
(
かわだたみ
)
を六枚に、
絹畳
(
きぬだたみ
)
を八枚
重
(
かさ
)
ねて、波の上に投げおろさせるやいなや、身をひるがえして、その上へ飛びおりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
「おやおや、それはお
困
(
こま
)
りだろう。だがごらんのとおり
原中
(
はらなか
)
の一
軒家
(
けんや
)
で、せっかくお
泊
(
と
)
め
申
(
もう
)
しても、
着
(
き
)
てねる
布団
(
ふとん
)
一
枚
(
まい
)
もありませんよ。」
安達が原
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
この
雫
(
しづく
)
に、
横頬
(
よこほゝ
)
を
打
(
う
)
たれて、
腕組
(
うでぐみ
)
をして、ぬい、と
立
(
た
)
つたのは、
草鞋
(
わらぢ
)
を
吊
(
つ
)
つた
店
(
みせ
)
の
端近
(
はぢか
)
に
踞
(
しやが
)
んだ
山漢
(
やまをとこ
)
の
魚売
(
うをうり
)
で。三
枚
(
まい
)
の
笊
(
ざる
)
に
魚鱗
(
うろこ
)
が
光
(
ひか
)
つた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と思うと——
畳
(
たたみ
)
二
枚
(
まい
)
ほどは
優
(
ゆう
)
にある
両
(
りょう
)
の
翼
(
つばさ
)
が、ウワーッと上へひろがって、白い
腋毛
(
わきげ
)
が見えたから、びっくりしたお
小姓
(
こしょう
)
とんぼ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ソーれお
見
(
み
)
なされ
姫様
(
ひいさま
)
、
他
(
ほか
)
のことにかけては
姫様
(
ひいさま
)
がお
偉
(
えら
)
いか
知
(
し
)
れぬが、
馬
(
うま
)
の
事
(
こと
)
にかけては
矢張
(
やは
)
りこの
爺
(
じい
)
やの
方
(
ほう
)
が一
枚
(
まい
)
役者
(
やくしゃ
)
が
上
(
うえ
)
でござる……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
その
証拠
(
しょうこ
)
には、第一にその泥岩は、東の北上山地のへりから、西の
中央分水嶺
(
ちゅうおうぶんすいれい
)
の
麓
(
ふもと
)
まで、一
枚
(
まい
)
の
板
(
いた
)
のようになってずうっとひろがっていました。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
シューラはシャツ一
枚
(
まい
)
で立ったまま、おいおい
泣
(
な
)
いていた。と、ドアの
外
(
そと
)
で
騒々
(
そうぞう
)
しい
人声
(
ひとごえ
)
や、
賑
(
にぎや
)
かな
叫
(
さけ
)
び
声
(
ごえ
)
などが聞えた。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
その
母
(
かあ
)
さんが
亡
(
な
)
くなる
時
(
とき
)
には、
人
(
ひと
)
のからだに
差
(
さ
)
したり
引
(
ひ
)
いたりする
潮
(
しお
)
が三
枚
(
まい
)
も四
枚
(
まい
)
もの
母
(
かあ
)
さんの
単衣
(
ひとえ
)
を
雫
(
しずく
)
のようにした。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
引きちがいに立てた
格子戸
(
こうしど
)
二
枚
(
まい
)
は、新しいけれど、いかにも、できの
安物
(
やすもの
)
らしく立てつけがはなはだ
悪
(
わる
)
い。むかって
右手
(
みぎて
)
の
門柱
(
もんちゅう
)
に
看板
(
かんばん
)
がかけてある。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
白氏
(
はくし
)
が
晴天
(
せいてん
)
の雨の
洒落
(
しやれ
)
ほどにはなく
候
(
そろ
)
へども
昨日
(
さくじつ
)
差上
(
さしあ
)
げ
候
(
そろ
)
端書
(
はがき
)
十五
枚
(
まい
)
もより風の
枯木
(
こぼく
)
の吹けば飛びさうなるもののみ、
何等
(
なんら
)
風情
(
ふぜい
)
をなすべくも
候
(
そろ
)
はず
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
十か二十か
悉皆
(
みな
)
とは
言
(
い
)
はず
唯
(
たゞ
)
二
枚
(
まい
)
にて
伯父
(
おぢ
)
が
喜
(
よろこ
)
び
伯母
(
おば
)
が
笑顏
(
ゑがほ
)
、三
之
(
の
)
助
(
すけ
)
に
雜煮
(
ぞうに
)
のはしも
取
(
と
)
らさるゝと
言
(
い
)
はれしを
思
(
おも
)
ふにも、
何
(
ど
)
うでも
欲
(
ほ
)
しきは
彼
(
あ
)
の
金
(
かね
)
ぞ
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と、
玄竹
(
げんちく
)
は
無遠慮
(
ぶゑんりよ
)
に、
圓
(
まる
)
い
頭
(
あたま
)
を
但馬守
(
たじまのかみ
)
の
前
(
まへ
)
に
突
(
つ
)
き
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
せた。
疊
(
たゝみ
)
三
枚
(
まい
)
ほど
距
(
へだた
)
つてはゐるが、
但馬守
(
たじまのかみ
)
の
鋭
(
するど
)
い
眼
(
め
)
は、
玄竹
(
げんちく
)
の
頭
(
あたま
)
の
剃刀創
(
かみそりきず
)
をすつかり
數
(
かぞ
)
へて
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
ぎっしり、
抽斗
(
ひきだし
)
一
杯
(
ぱい
)
に
詰
(
つま
)
った
衣装
(
いしょう
)
を、一
枚
(
まい
)
残
(
のこ
)
らず
畳
(
たたみ
)
の
上
(
うえ
)
へぶちまけたその
中
(
なか
)
を、
松江
(
しょうこう
)
は
夢中
(
むちゅう
)
で
引
(
ひ
)
ッかき
廻
(
まわ
)
していたが、やがて
眼
(
め
)
を
据
(
す
)
えながら
新
(
しん
)
七に
命
(
めい
)
じた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
いろいろと
躊躇
(
ちゅうちょ
)
しています。王子はしきりとおせきになります。しかたなく
胸
(
むね
)
のあたりの一
枚
(
まい
)
をめくり起こしてそれを
首尾
(
しゅび
)
よく
寡婦
(
かふ
)
の窓から投げこみました。
燕と王子
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
つら/\此
住居
(
すまゐ
)
を見るに、
礎
(
いしずえ
)
もすえず
掘立
(
ほりたて
)
たる
柱
(
はしら
)
に
貫
(
ぬき
)
をば
藤蔓
(
ふぢづる
)
にて
縛
(
くゝ
)
りつけ、
菅
(
すげ
)
をあみかけて
壁
(
かべ
)
とし小き
窓
(
まど
)
あり、戸口は大木の
皮
(
かは
)
の一
枚
(
まい
)
なるをひらめて
横
(
よこ
)
木をわたし
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
月の光をたどって見ると、さけの山にかけられたむしろが二、三
枚
(
まい
)
、足もとに落ちている。
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
そして、アリ・ババが袋からつかみ出す金貨を、「一
枚
(
まい
)
、二枚」とかぞえはじめました。
アラビヤンナイト:03 三、アリ・ババと四十人のどろぼう
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
しき是へ御上りあれと
云
(
いふ
)
ゆゑ長八は
御構下
(
おかまひくだ
)
さるなと其所へ
上
(
あが
)
り
四邊
(
あたり
)
を見るに
壁
(
かべ
)
の方は破れたる二
枚
(
まい
)
屏風
(
びやうぶ
)
を立回し此方には
崩
(
くづ
)
れ懸りし一ツ
竈
(
べつゝひ
)
に
炭
(
すみ
)
か
鑄懸
(
いかけ
)
か眞黒に
薫
(
くす
)
ぶりたる
鍋
(
なべ
)
一ツを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
少年はシャツ一
枚
(
まい
)
になって、テーブルのふちに
腰
(
こし
)
をかけ、こいつはしめた、おとうさんとおかあさんがいってしまえば、二時間ばかりはすきなことがしていられるぞ、と思いました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
道子
(
みちこ
)
は
母
(
はゝ
)
のみならず
父
(
ちゝ
)
の
墓
(
はか
)
も——
戦災
(
せんさい
)
で
生死不明
(
せいしふめい
)
になつた
為
(
た
)
め、
今
(
いま
)
だに
立
(
た
)
てずにある
事
(
こと
)
を
語
(
かた
)
り、
母
(
はゝ
)
の
戒名
(
かいみやう
)
と
共
(
とも
)
に
並
(
なら
)
べて
石
(
いし
)
に
掘
(
ほ
)
つて
貰
(
もら
)
ふやうに
頼
(
たの
)
み、
百円札
(
ひやくゑんさつ
)
二三
枚
(
まい
)
を
紙
(
かみ
)
に
包
(
つゝ
)
んで
出
(
だ
)
した。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
モデル臺、
石膏
(
せきかう
)
の
胸像
(
きようぞう
)
、それから
佛蘭西
(
ふらんす
)
の
象徴派
(
しやうちやうは
)
の名畫が一
枚
(
まい
)
と、
伊太利
(
いたりー
)
のローマンス派の
古畫
(
こぐわ
)
を
摸寫
(
もしや
)
したのが三枚、それが
何
(
いづ
)
れも
金縁
(
きんぶち
)
の
額
(
がく
)
になつて南側の
壁間
(
かべ
)
に
光彩
(
くわいさい
)
を放つてゐる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
一
枚
(
まい
)
一
枚
(
まい
)
名工
(
めいこう
)
がのみで
彫
(
ほ
)
ってつけたような、
厚
(
あつ
)
い
固
(
かた
)
い
感
(
かん
)
じで、
黒
(
くろ
)
と
見
(
み
)
えるほどの
濃緑色
(
のうりょくしょく
)
は、エナメルをぬったようにつややかで、
陽
(
ひ
)
のあたる
方
(
ほう
)
の
葉
(
は
)
は
眼
(
め
)
に
痛
(
いた
)
いくらい
光
(
ひかり
)
を
反射
(
はんしゃ
)
するのだ。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
学校
(
がつこう
)
の
卒業
(
そつげふ
)
証書
(
しようしよ
)
が二
枚
(
まい
)
や三
枚
(
まい
)
有
(
あ
)
つたとて
鼻
(
はな
)
を
拭
(
ふ
)
く
足
(
たし
)
にもならねば
高
(
たか
)
が
壁
(
かべ
)
の
腰張
(
こしばり
)
か
屏風
(
びやうぶ
)
の
下張
(
したばり
)
が
関
(
せき
)
の
山
(
やま
)
にて、
偶々
(
たま/\
)
荷厄介
(
にやつかい
)
にして
箪笥
(
たんす
)
に
蔵
(
しま
)
へば
縦令
(
たと
)
へば
虫
(
むし
)
に
喰
(
く
)
はるゝとも
喰
(
く
)
ふ
種
(
たね
)
には
少
(
すこ
)
しもならず。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
拾号
(
じふがう
)
からは
又
(
また
)
大いに
躰裁
(
ていさい
)
を
改
(
あらた
)
めて(十月
廿
(
にぢう
)
五日
出版
(
しゆつぱん
)
)
頁数
(
ページすう
)
を
倍
(
ばい
)
にして、
別表紙
(
べつびやうし
)
を
附
(
つ
)
けて、
別摺
(
べつずり
)
の
挿画
(
さしゑ
)
を二
枚
(
まい
)
入れて、
定価
(
ていか
)
を十
銭
(
せん
)
に上げました、表紙は
朱摺
(
しゆずり
)
の
古作者印譜
(
こさくしやいんぷ
)
の
模様
(
もやう
)
で、
形
(
かたち
)
は四六
倍
(
ばい
)
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
うへ二
枚
(
まい
)
なか
着
(
ぎ
)
はだへ
着
(
ぎ
)
舞扇はさめる襟の五ついろの襟
恋衣
(新字旧仮名)
/
山川登美子
、
増田雅子
、
与謝野晶子
(著)
彼
(
かれ
)
が
最後
(
さいご
)
の一
枚
(
まい
)
に
取
(
と
)
り
掛
(
かゝ
)
つた
時
(
とき
)
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
少年
(
しょうねん
)
は、マントの
下
(
した
)
に
肩
(
かた
)
からかけた、
新聞
(
しんぶん
)
の
束
(
たば
)
から、一
枚
(
まい
)
引
(
ひ
)
き
抜
(
ぬ
)
くと、
門
(
もん
)
を
開
(
あ
)
けて
入
(
い
)
り
口
(
ぐち
)
へまわらずに、
竹
(
たけ
)
の
垣根
(
かきね
)
の
方
(
ほう
)
へ
近
(
ちか
)
づきました。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
欲
(
ほ
)
しいつちんだら
出
(
だ
)
して
遣
(
や
)
れえ」
彼
(
かれ
)
はいつた。おつぎは
戸棚
(
とだな
)
から
煎餅
(
せんべい
)
を一
枚
(
まい
)
出
(
だ
)
して
與吉
(
よきち
)
へ
渡
(
わた
)
した。
與吉
(
よきち
)
はすつと
奪
(
うば
)
ふ
樣
(
やう
)
にして
取
(
と
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ちょうどそのとき、小川でせんたくをしていたみにくいばあさんが、ベールを二
枚
(
まい
)
こっそりごまかしたのが、目にとまりました。
天国へいった仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
B あゝ、あれは
駄目
(
だめ
)
だよ。
葉書
(
はがき
)
一
枚
(
まい
)
ぐらゐの
短文
(
たんぶん
)
で、ちよつと
氣
(
き
)
の
利
(
き
)
いた
面白
(
おもしろ
)
い
事
(
こと
)
を
書
(
か
)
き
得
(
え
)
る
樣
(
やう
)
な
名士
(
めいし
)
は
幾
(
いく
)
らも
居
(
ゐ
)
ないからな。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
安井
(
やすゐ
)
は
其後
(
そのご
)
一
枚
(
まい
)
の
端書
(
はがき
)
さへ
寄
(
よ
)
こさなかつたのである。
宗助
(
そうすけ
)
は
安井
(
やすゐ
)
の
郷里
(
きやうり
)
の
福井
(
ふくゐ
)
へ
向
(
む
)
けて
手紙
(
てがみ
)
を
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
た。けれども
返事
(
へんじ
)
は
遂
(
つひ
)
に
來
(
こ
)
なかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
どんな
合戦
(
かっせん
)
も、一
枚
(
まい
)
の、
熊野権現
(
くまのごんげん
)
の
誓紙
(
せいし
)
で、
矛
(
ほこ
)
を
収
(
おさ
)
めることができた。神をなかだちにして
誓
(
ちか
)
えば、
大坂城
(
おおさかじょう
)
の
濠
(
ほり
)
さえうずめた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
榧
(
かや
)
の
實
(
み
)
、
澁
(
しぶ
)
く
侘
(
わび
)
し。
子供
(
こども
)
のふだんには、
大抵
(
たいてい
)
柑子
(
かうじ
)
なり。
蜜柑
(
みかん
)
たつとし。
輪切
(
わぎ
)
りにして
鉢
(
はち
)
ものの
料理
(
れうり
)
につけ
合
(
あ
)
はせる。
淺草海苔
(
あさくさのり
)
を一
枚
(
まい
)
づゝ
賣
(
う
)
る。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
といって、
鉢
(
はち
)
かつぎをつかまえて、むりに
着物
(
きもの
)
をぬがせて、
汚
(
よご
)
れたひとえ
物
(
もの
)
を一
枚
(
まい
)
着
(
き
)
せたまま、
追
(
お
)
い
出
(
だ
)
してしまいました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
林の中でとまってそれをしらべてみましたら、あの
緑
(
みどり
)
いろのさっき
夢
(
ゆめ
)
の中で見たあやしい天の
切符
(
きっぷ
)
の中に大きな二
枚
(
まい
)
の
金貨
(
きんか
)
が
包
(
つつ
)
んでありました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
このテーブルの上には、おさらに、コップに、ナイフが一本、フォークが一本、白いテーブルかけが一
枚
(
まい
)
置
(
お
)
いてあった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
『
實
(
じつ
)
は
先日
(
せんじつ
)
、
倫敦
(
ろんどん
)
の
友人
(
いうじん
)
から『
世界
(
せかい
)
の
名畫
(
めいぐわ
)
』と
題
(
だい
)
して、
隨分
(
ずゐぶん
)
巧妙
(
かうめう
)
に
刷
(
すつ
)
てあるのを二十
枚
(
まい
)
ばかり
贈
(
おく
)
つて
呉
(
く
)
れたがね、それは
如何
(
どう
)
だらうかと
思
(
おも
)
ふのだ。』
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
兼吉
(
けんきち
)
も
五郎
(
ごろう
)
も主人に、おれがあやまるからといわれては口はあけない。
酒代
(
さかだい
)
一
枚
(
まい
)
でかれらはむぞうさにきげんを
直
(
なお
)
した。水車の
回転
(
かいてん
)
も
止
(
と
)
めずにすんだ。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
あれもお
愛想
(
あいさう
)
さと
笑
(
わら
)
つて
居
(
ゐ
)
るに、
大底
(
たいてい
)
におしよ
卷紙
(
まきがみ
)
二尋
(
ふたひろ
)
も
書
(
か
)
いて二
枚
(
まい
)
切手
(
ぎつて
)
の
大封
(
おほふう
)
じがお
愛想
(
あいさう
)
で
出來
(
でき
)
る
物
(
もの
)
かな、そして
彼
(
あ
)
の
人
(
ひと
)
は
赤坂以來
(
あかさかから
)
の
馴染
(
なじみ
)
ではないか
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
川崎備寛
(
かはさきびくわん
)
、
長尾克
(
ながをこく
)
などの
面面
(
めんめん
)
で、一
筒
(
とう
)
二
筒
(
とう
)
を一
丸
(
まる
)
二
丸
(
まる
)
、一
索
(
さう
)
二
索
(
さう
)
を一
竹
(
たけ
)
二
竹
(
たけ
)
といふ
風
(
ふう
)
に
呼
(
よ
)
び、
三元牌
(
サンウエンパイ
)
を
碰
(
ポン
)
されたあと
殘
(
のこ
)
りの一
枚
(
まい
)
を
捨
(
す
)
てると、それが
槓
(
カン
)
になり
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
枚
常用漢字
小6
部首:⽊
8画
“枚”を含む語句
一枚
枚挙
三枚
枚岡
二枚折
大枚
二枚
枚折
二枚袷
数枚
枚板
枚方
三枚襲
何枚
幾枚
六枚屏風
四枚
一枚小袖
一二枚
三枚橋
...