“枚方”の読み方と例文
読み方割合
ひらかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらはともかく、彼が枚方ひらかたから対岸へ渡ったのは、そこの西国街道で、兄正成の軍を待つためだったが、まだ正成の兵馬は見えない。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もう上様うえさま枚方ひらかたあたりまでお上りになった時分であろう、などゝ云うのが聞えて参りましたので、さては御運の強き大将軍にてましますことよ
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それから二刻ふたときばかり後、源内先生は淀川堤に沿った京街道を枚方ひらかたの方へセッセと歩いて行く。