“百円札”の読み方と例文
読み方割合
ひやくゑんさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾妻橋(あづまばし)へ出(で)るやうになつても客(きやく)のつくことには変(かは)りがなく、其(そ)の月(つき)の末(すゑ)にはハンドバツグの中(なか)に入(い)れた紙入(かみいれ)には百円札(ひやくゑんさつ)や千円札(せんゑんさつ)がいくら押込(おしこ)まうとしても押込(おしこ)めない程(ほど)であつた。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風、永井壮吉(著)
道子(みちこ)は母(はゝ)のみならず父(ちゝ)の墓(はか)も——戦災(せんさい)で生死不明(せいしふめい)になつた為(た)め、今(いま)だに立(た)てずにある事(こと)を語(かた)り、母(はゝ)の戒名(かいみやう)と共(とも)に並(なら)べて石(いし)に掘(ほ)つて貰(もら)ふやうに頼(たの)み、百円札(ひやくゑんさつ)二三枚(まい)を紙(かみ)に包(つゝ)んで出(だ)した。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風、永井壮吉(著)