“二尋”の読み方と例文
読み方割合
ふたひろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれもお愛想あいさうさとわらつてるに、大底たいていにおしよ卷紙まきがみ二尋ふたひろいて二まい切手ぎつて大封おほふうじがお愛想あいさう出來できものかな、そしてひと赤坂以來あかさかから馴染なじみではないか
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
雇われた二人の漁夫は二人の漁夫で、二尋ふたひろ置きに本縄ほんなわから下がった針にをつけるのにせわしい。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
くまびきさへれないもの、長いあいだに漁したのは、二尋ふたひろばかりのふかが一ぴき
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)