二尋ふたひろ)” の例文
あれもお愛想あいさうさとわらつてるに、大底たいていにおしよ卷紙まきがみ二尋ふたひろいて二まい切手ぎつて大封おほふうじがお愛想あいさう出來できものかな、そしてひと赤坂以來あかさかから馴染なじみではないか
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
雇われた二人の漁夫は二人の漁夫で、二尋ふたひろ置きに本縄ほんなわから下がった針にをつけるのにせわしい。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
くまびきさへれないもの、長いあいだに漁したのは、二尋ふたひろばかりのふかが一ぴき
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あれもお愛想さと笑つてゐるに、大底たいていにおしよ巻紙二尋ふたひろも書いて二枚切手の大封おほふうじがお愛想で出来る物かな、そしてあの人は赤坂以来からの馴染ではないか
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
くまびきさへれないもの、ながあひだれふしたのは、二尋ふたひろばかりのふかが一ぴき
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)