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教
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をし
ふりがな文庫
“
教
(
をし
)” の例文
其
(
それ
)
では
種
(
たね
)
あかしの
手品
(
てじな
)
同樣
(
どうやう
)
慰
(
なぐさみ
)
になりません、お
願
(
ねがひ
)
と
申
(
まを
)
しましたのは
爰
(
こゝ
)
の
事
(
こと
)
、
御新造樣
(
ごしんぞさま
)
一
(
ひと
)
つ
何
(
ど
)
うぞ
何
(
なん
)
でもお
教
(
をし
)
へなさつて
遣
(
つか
)
はさりまし。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
其
(
そ
)
の
先生
(
せんせい
)
が
私
(
わたし
)
どもに
教
(
をし
)
へたから、
其
(
そ
)
の
先生
(
せんせい
)
を
龜
(
かめ
)
ノ
子
(
こ
)
先生
(
せんせい
)
ッて
呼
(
よ
)
んだのさ』と
海龜
(
うみがめ
)
は
腹立
(
はらだゝ
)
しげに
云
(
い
)
つて、『
眞個
(
ほんとう
)
にお
前
(
まへ
)
は
鈍物
(
どん
)
だね!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
A
仕樣
(
しやう
)
がないなア。ぢや
説明
(
せつめい
)
してやる。よく
寄席
(
よせ
)
で
落語家
(
らくごか
)
がやるぢやないか。
横丁
(
よこちやう
)
の
隱居
(
いんきよ
)
が
熊
(
くま
)
さん八さんに
發句
(
ほつく
)
を
教
(
をし
)
へる
話
(
はなし
)
だ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
われ/\は
子供
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
には
然
(
し
)
か
教
(
をし
)
へられた。
最初
(
さいしよ
)
の
地震
(
ぢしん
)
を
感
(
かん
)
じたなら、
搖
(
ゆ
)
り
戻
(
もど
)
しの
來
(
こ
)
ない
中
(
うち
)
に
戸外
(
こがい
)
へ
飛出
(
とびだ
)
せなどと
戒
(
いまし
)
められたものである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
是故に彼に路を示さんため我は
曳
(
ひ
)
かれて地獄の
闊
(
ひろ
)
き喉を出づ、またわが
教
(
をし
)
への彼を導くをうる間は我彼に路を示さむ 三一—三三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
▼ もっと見る
承りしにより父彦兵衞の
外
(
ほか
)
に人殺有らば
教
(
をし
)
へて
呉
(
くれ
)
る樣にと涙を流して頼むに
付
(
つき
)
何故人も
怖
(
おそ
)
るゝ鈴ヶ森に夜中居たるやと尋ね候へば
父
(
ちゝ
)
の
骨
(
ほね
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
かう
暴
(
あば
)
れて
居
(
ゐ
)
るうちにも
自分
(
じぶん
)
は、
彼奴
(
きやつ
)
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にチヨーク
畫
(
ぐわ
)
を
習
(
なら
)
つたらう、
何人
(
だれ
)
が
彼奴
(
きやつ
)
に
教
(
をし
)
へたらうと
其
(
そ
)
ればかり
思
(
おも
)
ひ
續
(
つゞ
)
けた。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
旅亭
(
やどや
)
の
禿頭
(
はげあたま
)
に
教
(
をし
)
へられた
樣
(
やう
)
に、
人馬
(
じんば
)
の
徃來
(
ゆきゝ
)
繁
(
しげ
)
き
街道
(
かいだう
)
を
西
(
にし
)
へ/\と
凡
(
およ
)
そ四五
町
(
ちやう
)
、
唯
(
と
)
ある
十字街
(
よつかど
)
を
左
(
ひだり
)
へ
曲
(
まが
)
つて、三
軒目
(
げんめ
)
の
立派
(
りつぱ
)
な
煉瓦造
(
れんぐわづく
)
りの
一構
(
ひとかまへ
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
まづ
書物
(
しよもつ
)
で
言
(
い
)
へば一
度
(
ど
)
教
(
をし
)
へた
處
(
ところ
)
は二
度
(
ど
)
教
(
をし
)
へない、
能
(
よ
)
く
熟讀
(
じゆくどく
)
させて
見
(
み
)
て、どうしても
解
(
わか
)
らなかつたならば、
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
は
教
(
をし
)
へやう。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
それは
今
(
いま
)
から
五十年程前
(
ごじゆうねんほどまへ
)
に、アメリカから
日本
(
につぽん
)
の
大學
(
だいがく
)
の
教授
(
きようじゆ
)
になつて
來
(
き
)
たモールスといふ
先生
(
せんせい
)
が、
初
(
はじ
)
めてわれ/\に
教
(
をし
)
へてくれたのであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
そして叔父からいろ/\
教
(
をし
)
へを
受
(
う
)
けると同時に、いよ/\長
崎
(
さき
)
へ
歸
(
かへ
)
るといふ時に、さん/″\母にせびつて
漸
(
やうや
)
く
買
(
か
)
つてもらつたのが二円五十錢の
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
『あんな
事
(
こと
)
言
(
い
)
つて、
親分
(
おやぶん
)
トボケて
居
(
ゐ
)
るが、
面白
(
おもしろ
)
い
土瓶
(
どびん
)
見
(
み
)
たやうな
物
(
もの
)
だの、
香爐
(
かうろ
)
見
(
み
)
たやうな
物
(
もの
)
だの、
澤山
(
たくさん
)
掘出
(
ほりだ
)
して
持
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
るだよ』と
教
(
をし
)
へて
呉
(
く
)
れた。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
何
(
なん
)
として
其
(
その
)
誓約
(
ちかひ
)
が
再
(
ふたゝ
)
び
地上
(
ちじゃう
)
に
戻
(
もど
)
らうぞ、
其
(
その
)
夫
(
つま
)
が
地
(
ち
)
を
離
(
はな
)
れて
天
(
てん
)
から
取戻
(
とりもど
)
してたもらずば?……
慰
(
なぐさ
)
めてたも、
教
(
をし
)
へてたも。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
何處
(
どこ
)
へ
行
(
い
)
つて、
宜道
(
ぎだう
)
のゐる
所
(
ところ
)
を
教
(
をし
)
へて
貰
(
もら
)
はうかと
考
(
かんが
)
へながら、
誰
(
だれ
)
も
通
(
とほ
)
らない
路
(
みち
)
の
眞中
(
まんなか
)
に
立
(
た
)
つて
四方
(
しはう
)
を
見回
(
みまは
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「ぢやあ、
私
(
わたし
)
が
教
(
をし
)
へてあげます。」と
蛙
(
かへる
)
がいひました。
牝牛
(
めうし
)
と
小鳥
(
ことり
)
は
大變
(
たいへん
)
喜
(
よろこ
)
んで、
蛙
(
かへる
)
に
子守歌
(
こもりうた
)
を
教
(
をし
)
へて
貰
(
もら
)
ひました。
お母さん達
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
畠
(
はたけ
)
の
隅
(
すみ
)
に
堤燈
(
ちやうちん
)
をぶらさげたやうな
酸醤
(
ほゝづき
)
が、
父
(
とう
)
さんに
酸醤
(
ほゝづき
)
の
實
(
み
)
を
呉
(
く
)
れまして、その
心
(
しん
)
を
出
(
だ
)
してしまつてから、
古
(
ふる
)
い
筆
(
ふで
)
の
軸
(
ぢく
)
で
吹
(
ふ
)
いて
御覽
(
ごらん
)
と
教
(
をし
)
へて
呉
(
く
)
れました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
我
(
わ
)
が
通
(
つう
)
仕込
(
じこみ
)
の
御
(
おん
)
作者
(
さくしや
)
様方
(
さまがた
)
を
尊崇
(
そんすう
)
し其
利益
(
りやく
)
のいやちこなるを
欽仰
(
きんぎやう
)
し、其
職分
(
しよくぶん
)
をもて
重
(
おも
)
く
且
(
か
)
つ
大
(
だい
)
なりとなすは
能
(
よ
)
く
俗物
(
ぞくぶつ
)
を
教
(
をし
)
え
能
(
よ
)
く
俗物
(
ぞくぶつ
)
に
渇仰
(
かつがう
)
せらるゝが
故
(
ゆゑ
)
なり
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
私
(
わつち
)
アお
前
(
めえ
)
にりん
病
(
びやう
)
が
起
(
おこ
)
つても
直
(
ぢき
)
に
療
(
なほ
)
る
禁厭
(
まじなひ
)
を
教
(
をし
)
へて
遣
(
や
)
らう、
縄
(
なは
)
を持つて
来
(
き
)
な、
直
(
ぢき
)
に
療
(
なほ
)
らア。主人「はてな…へえゝ。弥「
痳病
(
りんびやう
)
(
尋常
(
じんじやう
)
)に
縄
(
なわ
)
にかゝれと
云
(
い
)
ふのだ。 ...
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
稻草
(
いなぐさ
)
を
以
(
もつ
)
て
田
(
た
)
の
空地
(
くうち
)
を
埋
(
うづ
)
めることが一
日
(
にち
)
でも
速
(
すみや
)
かなればそれだけ
餘計
(
よけい
)
な
報酬
(
はうしう
)
を
晩秋
(
ばんしう
)
の
收穫
(
しうくわく
)
に
於
(
おい
)
て
與
(
あた
)
へるからと
教
(
をし
)
へて
自然
(
しぜん
)
は
百姓
(
ひやくしやう
)
の
體力
(
たいりよく
)
の
及
(
およ
)
ぶ
限
(
かき
)
り
活動
(
くわつどう
)
せしめる。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
旦那
(
だんな
)
さまの
思
(
おも
)
ひも、
私
(
わたし
)
の
思
(
おも
)
ひも
同
(
おな
)
じであるといふ
事
(
こと
)
は
此子
(
これ
)
が
抑
(
そもそ
)
も
教
(
をし
)
へて
呉
(
く
)
れたので、
私
(
わたし
)
が
此子
(
これ
)
をば
抱
(
だ
)
きしめて、
坊
(
ばう
)
は
父樣
(
とうさま
)
の
物
(
もの
)
ぢやあ
無
(
な
)
い、お
前
(
まへ
)
は
母樣
(
かあさま
)
一人
(
ひとり
)
のだよ
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
これなどはいかにも、
旅行中
(
りよこうちゆう
)
の
新室
(
にひむろ
)
の
宴
(
えん
)
らしく、
明
(
あか
)
るくてゆったりとした、よいお
歌
(
うた
)
であります。
現在
(
げんざい
)
かやが、
向
(
むか
)
うに
生
(
は
)
えてゐる、と
教
(
をし
)
へてゐられるのではありません。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
口惜
(
くや
)
しかつたら
出
(
で
)
て
來
(
き
)
て
不足
(
ふそく
)
を
云
(
い
)
ひたまへ。それともこの
文章
(
ぶんしやう
)
を
僕
(
ぼく
)
は
今夜
(
こんや
)
枕
(
まくら
)
もとへ
置
(
お
)
いて
置
(
お
)
くから、これで
惡
(
わる
)
かつたら、どう
書
(
か
)
いたがいいか、
來
(
き
)
て
一
(
ひと
)
つそれを
僕
(
ぼく
)
に
教
(
をし
)
へてくれたまへ。
「三つの宝」序に代へて
(旧字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
そのためにどうでせう、
妾
(
わたし
)
や
子
(
こ
)
ども
等
(
ら
)
は
年
(
ねん
)
が
年中
(
ねんぢう
)
、
食
(
く
)
ふや
食
(
く
)
はずなんです。
神樣
(
かみさま
)
、なんとか
仰
(
おつしや
)
つてくれませんか。どうしてあなたはあんな
酒
(
さけ
)
の
造
(
つく
)
り
方
(
かた
)
なんか
人間
(
にんげん
)
にお
教
(
をし
)
えになつたんです。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
人
(
ひと
)
或
(
ある
)
ひはわが
輩
(
はい
)
のこの
意見
(
いけん
)
を
以
(
もつ
)
て、つまらぬ
些事
(
さじ
)
に
拘泥
(
こうでい
)
するものとし
或
(
ある
)
ひは
時勢
(
じせい
)
に
通
(
つう
)
ぜざる
固陋
(
ころう
)
の
僻見
(
へきけん
)
とするものあらば、わが
輩
(
はい
)
は
甘
(
あま
)
んじてその
譏
(
そしり
)
を
受
(
う
)
けたい。そして
謹
(
つゝし
)
んでその
教
(
をし
)
へを
受
(
う
)
けたい。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
ですから
貴方
(
あなた
)
が
私
(
わたくし
)
に
教
(
をし
)
へると
云
(
い
)
ふ
場合
(
ばあひ
)
で
無
(
な
)
いのです。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
(だが
経験
(
けいけん
)
は
中国
(
ちうごく
)
の
民衆
(
みんしう
)
を
教
(
をし
)
へた!)
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
格納庫
(
かくなふこ
)
の右
端
(
はし
)
だと
教
(
をし
)
へてくれたよ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
教
(
をし
)
へずして
自
(
おのづか
)
ら
法
(
はふ
)
を
得
(
え
)
たり
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
『
義勇奉公
(
ぎゆうほうこう
)
』と
教
(
をし
)
へてた
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
雨
(
あめ
)
の
日
(
ひ
)
のつれ/″\に、
佛
(
ほとけ
)
、
教
(
をし
)
へてのたまはく、
昔
(
むかし
)
某
(
それ
)
の
國
(
くに
)
に
一婦
(
いつぷ
)
ありて
女
(
ぢよ
)
を
生
(
う
)
めり。
此
(
こ
)
の
婦
(
をんな
)
恰
(
あたか
)
も
弱竹
(
なよたけ
)
の
如
(
ごと
)
くにして、
生
(
うま
)
れし
女
(
むすめ
)
玉
(
たま
)
の
如
(
ごと
)
し。
妙齢
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
『まァ、
大層
(
たいそう
)
悦
(
よろこ
)
んでること』
愛
(
あい
)
ちやんは
然
(
さ
)
う
思
(
おも
)
つて
猶
(
な
)
ほも
言
(
い
)
ひ
續
(
つゞ
)
けました。『
教
(
をし
)
へて
頂戴
(
てうだい
)
な、ね、
私
(
わたし
)
は
此處
(
こゝ
)
から
何方
(
どつち
)
へ
行
(
い
)
けば
可
(
い
)
いの?』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
けれども、
先生
(
せんせい
)
のように
親切
(
しんせつ
)
に
教
(
をし
)
へて
下
(
くだ
)
さる
人
(
ひと
)
はなく、
休
(
やす
)
みの
時間
(
じかん
)
にお
友達
(
ともだち
)
と
面白
(
おもしろ
)
く
遊
(
あそ
)
ぶことが
出來
(
でき
)
ないから、
時
(
とき
)
には
退屈
(
たいくつ
)
することもありませう。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
御主意
(
ごしゆい
)
御尤
(
ごもつとも
)
に
候
(
さふらふ
)
。
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
唱歌
(
しやうか
)
は
思
(
おも
)
ひ
止
(
と
)
まり
候
(
さふらふ
)
。
淺
(
あさ
)
ましい
哉
(
かな
)
。
教室
(
けうしつ
)
に
慣
(
な
)
れ
候
(
さふらふ
)
に
從
(
した
)
がつて
心
(
こゝろ
)
よりも
形
(
かたち
)
を
教
(
をし
)
へたく
相成
(
あひな
)
る
傾
(
かたむ
)
き
有之
(
これあり
)
、
以後
(
いご
)
も
御注意
(
ごちゆうい
)
願上候
(
ねがひあげさふらふ
)
。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
助け申さん何事も我に任せ給へと
頓
(
やが
)
てお梅に
駈込訴訟
(
かけこみそしよう
)
の仕樣を
教
(
をし
)
へ願書を認め是を以て
奉行所
(
ぶぎやうしよ
)
の門を入り右の方の訴へ所へ行き
斯々
(
かう/\
)
致すべし
然
(
さ
)
れど主人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ある
朝
(
あさ
)
、
爺
(
ぢい
)
やが
父
(
とう
)
さんに『さあ
早
(
はや
)
く
拾
(
ひろ
)
ひにお
出
(
いで
)
なさい、
丁度好
(
ちやうどい
)
い
時
(
とき
)
が
來
(
き
)
ました。』と
教
(
をし
)
へました。その
朝
(
あさ
)
は
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
いて、
榎木
(
えのき
)
の
枝
(
えだ
)
が
搖
(
ゆ
)
れるやうな
日
(
ひ
)
でした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
又
(
また
)
どう
云
(
い
)
ふ
筋
(
すぢ
)
を
通
(
とほ
)
れば、
馬鹿
(
ばか
)
な
目
(
め
)
に
逢
(
あ
)
はないで
濟
(
す
)
むといふ
手續
(
てつゞき
)
を
教
(
をし
)
へて
呉
(
く
)
れるものもなかつた。
宗助
(
そうすけ
)
は
矢張
(
やつぱり
)
横町
(
よこちやう
)
の
道具屋
(
だうぐや
)
に
屏風
(
びやうぶ
)
を
賣
(
う
)
るより
外
(
ほか
)
に
仕方
(
しかた
)
がなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
たとへには
三歳兒
(
みつご
)
に
淺瀬
(
あさせ
)
と
言
(
い
)
ひますけれど、
私
(
わたし
)
の
身
(
み
)
の
一生
(
いつしやう
)
を
教
(
をし
)
へたのはまだ
物
(
もの
)
を
言
(
い
)
はない
赤
(
あか
)
ん
坊
(
ばう
)
でした。
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
乳母 ほんに、
巧
(
うま
)
いことを
被言
(
おっしゃ
)
る。
事壞
(
ことこは
)
しの
爲
(
ため
)
に
出來
(
でき
)
た
人
(
ひと
)
ぢゃといの! あの、
殿方
(
とのがた
)
え、ロミオの
若樣
(
わかさま
)
には
何處
(
どこ
)
へゐたら
逢
(
あ
)
はれうかの、
御存
(
ごぞん
)
じなら
教
(
をし
)
へて
下
(
くだ
)
され。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
マア
続
(
つゞ
)
いた事は西洋のお話もいたしましたが、まだ
落話
(
おとしばなし
)
はいたしませんと
申
(
まう
)
したら、
落話
(
おとしばなし
)
で
極
(
ごく
)
面白
(
おもしろ
)
い事があるから一
席
(
せき
)
教
(
をし
)
へて
上
(
あ
)
げようといふので、
教
(
をそ
)
はり
立
(
たて
)
のお話しでございます
西洋の丁稚
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わたくし
)
の
考
(
かんがへ
)
では
今日
(
こんにち
)
學生
(
がくせい
)
に
物
(
もの
)
を
教
(
をし
)
ゆるにしても、一
度
(
ど
)
教
(
をし
)
へて
忘
(
わす
)
れた
處
(
ところ
)
があれば、
再度
(
さいど
)
教
(
をし
)
へる、
又
(
また
)
忘
(
わす
)
れた
所
(
ところ
)
があれば
又
(
また
)
教
(
をし
)
へるといふやうな
教授法
(
けうじゆはふ
)
では
中々
(
なか/\
)
其
(
そ
)
の
成効
(
せいかう
)
が
覺束
(
おぼつか
)
ないと
思
(
おも
)
ひます。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
彼
(
かれ
)
は
標準
(
へうじゆん
)
として
教
(
をし
)
へられた
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
を
外
(
はづ
)
すことなく
麥
(
むぎ
)
は
蒔
(
ま
)
かねばならぬものと
覺悟
(
かくご
)
をして
居
(
ゐ
)
るのである。それと
共
(
とも
)
に一
日
(
にち
)
でも
斯
(
か
)
うして
時間
(
じかん
)
を
空費
(
くうひ
)
する
自分
(
じぶん
)
の
瘡痍
(
きず
)
に
就
(
つ
)
いて
彼
(
かれ
)
は
深
(
ふか
)
く
悲
(
かな
)
しんだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
俗人
(
ぞくじん
)
を
教
(
をし
)
ふる
功徳
(
くどく
)
の
甚深
(
じんしん
)
広大
(
くわうだい
)
にしてしかも其
勢力
(
せいりよく
)
の
強盛
(
きやうせい
)
宏偉
(
くわうゐ
)
なるは
熊肝
(
くまのゐ
)
宝丹
(
はうたん
)
の
販路
(
はんろ
)
広
(
ひろ
)
きをもて
知
(
し
)
らる。
洞簫
(
どうせう
)
の
声
(
こゑ
)
は
嚠喨
(
りうりやう
)
として
蘇子
(
そし
)
の
膓
(
はらわた
)
を
断
(
ちぎ
)
りたれど
終
(
つひ
)
にトテンチンツトンの
上調子
(
うはでうし
)
仇
(
あだ
)
つぽきに
如
(
し
)
かず。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
然
(
さ
)
うだらう。
日本橋
(
にほんばし
)
の
砂糖問屋
(
さたうどんや
)
の
令孃
(
れいぢやう
)
が、
圓髷
(
まるまげ
)
に
結
(
ゆ
)
つて、あなたや……
鰺
(
あぢ
)
の
新
(
しん
)
ぎれと、
夜行
(
やかう
)
の
鮭
(
さけ
)
を
教
(
をし
)
へたのである。
糠鰊
(
こぬかにしん
)
がうまいものか。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
私
(
わたし
)
は一
度
(
ど
)
も
其
(
そ
)
の
先生
(
せんせい
)
の
所
(
ところ
)
へ
行
(
ゆ
)
きませんでした』と
云
(
い
)
つて
海龜
(
うみがめ
)
は
長太息
(
ためいき
)
し、『その
先生
(
せんせい
)
は
笑
(
わら
)
ふことゝ
悲
(
かな
)
しむことゝを
教
(
をし
)
へてゐたさうです』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
立て何國へ參り候や存て有ば
教
(
をし
)
へられよと云に亭主暫く考へて何國と申す先は存ねども
出立
(
しゆつたつ
)
の時大津へ出る道を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
私
(
わたし
)
なども
中學生
(
ちゆうがくせい
)
の
時分
(
じぶん
)
から、
坪井先生
(
つぼゐせんせい
)
の
教
(
をし
)
へを
受
(
う
)
け、それから
一
(
いつ
)
そうこの
學問
(
がくもん
)
が
好
(
す
)
きになつたのであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「
夫
(
それ
)
で
何處
(
どこ
)
に」と
宗助
(
そうすけ
)
が
聞
(
き
)
いたとき、
彼
(
かれ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
今
(
いま
)
泊
(
とま
)
つてゐる
宿屋
(
やどや
)
の
名前
(
なまへ
)
を、
宗助
(
そうすけ
)
に
教
(
をし
)
へた。それは
三條
(
さんでう
)
邊
(
へん
)
の三
流位
(
りうぐらゐ
)
の
家
(
いへ
)
であつた。
宗助
(
そうすけ
)
は
其
(
その
)
名前
(
なまへ
)
を
知
(
し
)
つてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
祖父
(
おぢい
)
さんは
學問
(
がくもん
)
の
人
(
ひと
)
でしたから、『
三字文
(
さんもじ
)
』だの『
勸學篇
(
くわんがくへん
)
』だのといふものを
自分
(
じぶん
)
で
書
(
か
)
いて、それを
少年
(
せうねん
)
の
讀本
(
とくほん
)
のやうにして、
幼少
(
ちひさ
)
な
時分
(
じぶん
)
の
父
(
とう
)
さんに
教
(
をし
)
へて
呉
(
く
)
れました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
さア、
來
(
き
)
やれ、
夜
(
よる
)
よ、
黒
(
くろ
)
づくめの
服
(
きもの
)
を
被
(
き
)
た、
見
(
み
)
るから
眞面目
(
まじめ
)
な、
嚴格
(
いかめ
)
しい
老女
(
らうぢょ
)
どの、
速
(
はや
)
う
來
(
き
)
て
教
(
をし
)
へてたも、
清淨無垢
(
しゃうじゃうむく
)
の
操
(
みさを
)
を
二
(
ふた
)
つ
賭
(
か
)
けた
此
(
この
)
勝負
(
しょうぶ
)
に
負
(
ま
)
ける
工夫
(
くふう
)
を
教
(
をし
)
へてたも。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
一
見
(
けん
)
自分
(
じぶん
)
は
先
(
ま
)
づ
荒膽
(
あらぎも
)
を
拔
(
ぬ
)
かれてしまつた。
志村
(
しむら
)
の
畫題
(
ぐわだい
)
はコロンブスの
肖像
(
せうざう
)
ならんとは!
而
(
しか
)
もチヨークで
書
(
か
)
いてある。
元來
(
ぐわんらい
)
學校
(
がくかう
)
では
鉛筆畫
(
えんぴつぐわ
)
ばかりで、チヨーク
畫
(
ぐわ
)
は
教
(
をし
)
へない。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
教
常用漢字
小2
部首:⽁
11画
“教”を含む語句
教育
宗教
教訓
教唆
教会
教化
御教
基督教徒
教師
教授
教父
清教徒
宗教上
基督教
耶蘇教
宣教師
説教
女教師
教鞭
教室
...