“御教”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みおしえ30.8%
みをしへ23.1%
みおし15.4%
おをしへ7.7%
おんおしえ7.7%
おんをしへ7.7%
みさとし7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳川の御代はすでに万代不易まんだいふえきいしずえも定まり、この先望むところは只御仁政一つあるのみじゃ。ましてや天台の教えは仏法八宗第一の尊い御教みおしえじゃ。
でいゆすの御教みをしへこの国に入りてより、未だもなき事なれば、無智盲昧まうまい蒼民たみくさの疑ひ怪しむそれ故に、心にもなき大罪に陥らむを憐み、それがし祈念をこらしたれば彼の罪も許されたのぢや。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
その御教みおしえは、幾度かうかがって、自分では解っている気がしながら、時折、また同じような疑いにまどうのでござります、おそらくこれは私一人の疑いとは覚えませぬ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
義理だつても私口惜貴女/\はなぜ、御教おをしへもうしたやうに御父樣や御兄樣におつしやらなかつたので御座升よお孃樣、唯心で涙をこぼしていらつしやる柄猶御病氣も重り升わと
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
「今日などは侍が二三人、一度に御教おんおしえ帰依きえしましたよ。」
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
致されよと言ければ三吉納得なつとくなし先以御教おんをしへ忝けなししかし如何いたして誣頼ねだり申べきやと聞に小猿夫は豫々かね/″\出入は申すまじと堅く申合せし事なれ共斯樣々々のわけにて詮方せんかたなく參りたりと申されよと言含いひふくめしかば三吉は委細ゐさい承知しようちして立歸り翌日本郷六丁目へ尋ね行て表より甲州屋仁左衞門殿とは此方にて候やと申入ければ番頭は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と、のりたまひき。かれその御教みさとしのまにまに、その八咫烏の後よりでまししかば、吉野えしの河の河尻に到りましき。時にうへをうちて取る人あり。