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御教
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みおしえ
ふりがな文庫
“
御教
(
みおしえ
)” の例文
徳川の御代はすでに
万代不易
(
まんだいふえき
)
の
礎
(
いしずえ
)
も定まり、この先望むところは只御仁政一つあるのみじゃ。ましてや天台の教えは仏法八宗第一の尊い
御教
(
みおしえ
)
じゃ。
旗本退屈男:09 第九話 江戸に帰った退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
やがてはまた、今夜の闇討が縁となって、その方どもが摩利の
御教
(
みおしえ
)
に帰依し奉る時も参るであろう。じゃによってその時が参るまでは、
一先
(
ひとまず
)
この場を退散致したが
好
(
よ
)
い。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
仏様の
御教
(
みおしえ
)
は何事に対しても執着心を持つなとあるのだが、今こうして心静かに楽しく住み得るこの山の中の草庵を愛することさえ一つの執着心の現れで罪悪なのである。
現代語訳 方丈記
(新字新仮名)
/
鴨長明
(著)
されば
DS
(
でうす
)
が大慈大悲の泉源たるとうらうえにて、「じゃぼ」は一切諸悪の根本なれば、いやしくも天主の
御教
(
みおしえ
)
を奉ずるものは、かりそめにもその
爪牙
(
そうが
)
に近づくべからず。
るしへる
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
が、予は姫君が恋しゅうて、
御意
(
ぎょい
)
得たいと申すのではない。予の
業欲
(
ごうよく
)
に憧るる心は、
一度唐土
(
ひとたびもろこし
)
にさすらって、紅毛碧眼の
胡僧
(
こそう
)
の口から、天上皇帝の
御教
(
みおしえ
)
を
聴聞
(
ちょうもん
)
すると共に、滅びてしもうた。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
たとい
今生
(
こんじょう
)
では、いかなる
栄華
(
えいが
)
を極めようとも、天上皇帝の
御教
(
みおしえ
)
に
悖
(
もと
)
るものは、一旦
命終
(
めいしゅう
)
の時に及んで、たちまち
阿鼻叫喚
(
あびきょうかん
)
の地獄に
堕
(
お
)
ち、不断の
業火
(
ごうか
)
に皮肉を焼かれて、
尽未来
(
じんみらい
)
まで吠え居ろうぞ。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
教
常用漢字
小2
部首:⽁
11画
“御教”で始まる語句
御教書
御教化
御教誨