“近:ちか” の例文
“近:ちか”を含む作品の著者(上位)作品数
小川未明145
泉鏡花37
泉鏡太郎26
楠山正雄14
樋口一葉6
“近:ちか”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)21.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.3%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そこまでたどって行って見ると、半蔵は新しき古を人智のますます進み行く「ちか」に結びつけて考えることもできた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかし、夫人ふじんしづめて、ちかくにゐる同志どうし婦人達ふじんたちあつめた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
なかにもやまちかいのが、美女たをやめざうひたひかざつてかゞやいたのである。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あねは、なんとおもったか、足音あしおとのしないようにしずかに、その子供こどものそばにちかづきました。
灰色の姉と桃色の妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しばらくすると、こんどは、あちらから、こちらへ、カッポ、カッポとちかづくひづめのおとこえました。
赤い姫と黒い皇子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
つづいて見当けんとうのつかぬみょうなものが……それは、ちかづくとおおきなたけかごだとわかったのでした。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
次第しだいみなみきた兩極りようきよくちかづくにしたがつて、くさすくなくなり
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
その意味から言っても、国学はちかの学問の一つで、何もそうにわかに時世おくれとされるいわれはないのであった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
おつぎはほりちかくへたがやしてときると與吉よきち竿さをいとがとれてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
またそのしつ兩側りようがはかべちかくには、幾百いくひやくといふおほくのしがあつて
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
やがてそのこえはだんだんちかくなって、ついくともなしに、みみにはいってきたのは、こういううたでした。
鬼六 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
代目だいめ瀬川菊之丞せがわきくのじょうほうぜられたのは、そのがたちかくだった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
博士が透明人間とうめいにんげんに言って、ドアをしめようとすると、きゅうにナイト・ガウンがすーっとちかづいてきて、
さきに秋冷しうれい相催あひもよほし、次第しだい朝夕あさゆふさむさとり、やがてくれちかづくと
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たかやまはいり、ついで、いろいろの建物たてものはいるようにちかづきました。
消えた美しい不思議なにじ (新字新仮名) / 小川未明(著)
小太郎こたろうふえくと、そのかげは、うごいてだんだんこっちにちかづいてくるようであります。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし、おもいなしか、だんだん、そのちいさなおとは、こちらへちかづいてくるようながされたのです。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
「お染は覺悟の以前まへ剃刀かみそり、おゝ」なゞと始めると、歸りかゝつたちかまはりの村々の男女までが引き返して來て
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
用心深ようじんぶかく、をこらしてちかづくと、ながあしがあって、二つのひかっています。
真昼のお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
みちさか一つ、ながれちかく、がけぶちの捨石すていしに、竹杖たけづゑを、ひよろ/\と
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いや、それよりも、たうげ屋根やねちかかつた、あの可恐おそろしくもみね宛然そつくりであります。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
しばらくして、彼方かなた波上はじやうから、ひと呼聲よびごゑと、オールとがちかづいて
砲門ほうもんをならべ、とほ一碧いつぺき水天すいてんのぞみ、ちか破浪はらうおときつゝ
ある友伯父ともをじさんはうら木小屋きごやちかくにあるふるいけかへるをつかまへました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ちょうどむかうのほうに、なんだか、ちかよつてきたいこゝろおこさせる、加古川かこかはくち
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ひめさまは、おりから、あやしげなようすをしたおんながこちらにちかづいてくるのをごらんになりました。
お姫さまと乞食の女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すると、あちらからもえてくると、こちらからもえていくとだんだんちかづいて、どこかであうだろう。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、ちかくにせまるふか溪谷けいこくからは、けむりのように、しろきりがたちのぼっていました。
雲のわくころ (新字新仮名) / 小川未明(著)
これをた、清吉せいきちは、なにごとだろうとおもい、できるだけはやく、そこへとちかづいたのでした。
戦争はぼくをおとなにした (新字新仮名) / 小川未明(著)
すると、今度こんどは、まえよりも、もっとちかく、あかぼうこえがきこえてきたのです。
犬と古洋傘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
大陸たいりくまたはそのちかくにある火山かざんからさんするものは、流動性りゆうどうせいともしく
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
もつて、このあたりすで樹木じゆもくしげれることおもふべし。焼山やけやまちかい。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とほくよりおとしてあゆるやうなるあめちか板戸いたどうちつけのさわがしさ
雨の夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
分間ふんかん停車ていしやいて、昇降口しようかうぐちを、たうげ棧橋かけはしのやうな、くもちか
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とうさんがはじめてあがつた小學校せうがくかうも、この和尚をしやうさんのむおてらちかくにありました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
天狗てんぐなかのごくごく上等じょうとうのもののみが人間にんげんちか姿すがたをしてりますようで……。
すゝむるうちに、ちかづく人聲ひとごゑわれらおどろ逃出にげいでましたが、絶望ぜつばうあまりにや
戸口とぐちちかく、通路とほりみち人民じんみんどもが、きふくさめをしはじめたので
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
たく横浜よこはま尾上町をのへちやうです、弁天通べんてんどほりと羽衣町はごろもちやうちかいから
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
毎夜まいよもりや、はやしや、うえちかくさまよって、このおほしさまは、なにかたずねています。
めくら星 (新字新仮名) / 小川未明(著)
するどけんち、おそろしいかおをして、だんだん子供こどもからだちかづくのでした。
雲と子守歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ラジオは、天気予報てんきよほう時間じかんに、台風たいふうちかづいたことを警告けいこくしていました。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるよるのこと、すぐちかくにみずみずしいえた魔物まもののような燈火あかりがついたのです。
縛られたあひる (新字新仮名) / 小川未明(著)
父君ちヽぎみとてもなりかし、とほはなれて面影おもかげをしのばヽ、ちかきには十ばいまして
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
半蔵らに言わせると、あのすずおきなこそ、「ちか」の人の父とも呼ばるべき人であった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
まことのちかを開くために生まれて来たような本居宣長の生涯なぞがこんな時に顧みられようはずもなかった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
壽永三年三月の末、夕暮ゆふぐれちかき頃、紀州きしゆう高野山をのぼり行く二人の旅人たびびとありけり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
からりとしたあをそらえて自分じぶん蒲團ふとんちかくまでつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
まづ今日こんにちから七八千年しちはつせんねん乃至ないし一萬年いちまんねんちか以前いぜんであらうといふことです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
おにしまちかくなって、もうかたいわたたんだおにのおしろえました。
桃太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
わたしをおそばへおちかづけになってから、いんさまは始終しじゅうおもいおやまいにおなやみになるようになりました。
殺生石 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「これは四や五ちかいところへやったのではだめだ。百も二百とおいところへやらなければだめだ。」
海へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
するといままで、見慣みなれないとりちかくにやってきたので、よわいはとは、一さわぎたてました。
馬を殺したからす (新字新仮名) / 小川未明(著)
このは、とおくでやまばとがき、ちかくのむらでは、かっこうとうぐいすがいていました。
谷間のしじゅうから (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いえ、じきちかいのです。ぼくいそいでってきますから。」といって、はししました。
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
このとき、あわいもやのかかっているうちから、ちいさなくろかげあらわれて、こちらへちかづいてきました。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
少年しょうねんは、ふるさとにちかまち道具屋どうぐやは一けんのこらずにきいてあるきました。
海のかなた (新字新仮名) / 小川未明(著)
ちかいうちに、このいえてんから子供こども一人ひとりよこそうとおもうのですが、心配しんぱいでなりません。
いいおじいさんの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いざるのさけごえをききつけて、すぐにやってきたのは、ちかくのくるみののぼっていたりすであります。
深山の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あま昨今さくこんいまはしいことはれると死期しきちかよつたかと取越とりこ苦勞ぐらうをやつてな
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大輪たいりんはなをつけたぼたんのはちが、金魚鉢きんぎょばちにほどちか庭石にわいしうえにのせてあつた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
あのはんのきのくろ木立こだちがぢきちかくにえてゐて、そこまでもどるぐらゐ、なんのことでもないやうでした。
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
花筒はなづつ腐水くされみづほしうつるのをのぞいたり、漫歩そゞろあるきをしてたが、やぶちか
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
わたくしはすぐ耳元みみもとちかづいて、『わたくしでございます……』ともうしましたが、人間同志にんげんどうし
そして、ほんとうの敍景詩じよけいしといふものが出來上できあがるのは、奈良朝ならちようちかくなつてからのことであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
このとき、うつくしいおんなは、けしのいているはたけなかはしって小太郎こたろうちかづきました。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
皇子おうじとおひめさまの、約束やくそく結婚けっこんが、いよいよちかづいてまいりました。
赤い姫と黒い皇子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたりはなしながら、いいおとのするほうへ、土手どてのぼってちかづいてきました。
クラリネットを吹く男 (新字新仮名) / 小川未明(著)
食物しよくもつおも野鼠のねずみですが、人家じんかちかいところではにはとりなどをかすめることもあります。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
備中びつちうおどろたんじ、無事ぶじわたてた按摩あんまを、床几しやうぎちか召寄めしよせて、
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はう自然しぜんで、変化へんげ座頭ざとうだけに、観音堂くわんおんだうちかところ
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もつとちかきはまへに、春日野峠かすがのたうげひかへたれば、いたゞきくもまゆおほうて
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とあるかへで杜蔭もりかげに、れば、其樣そん早朝あさまだきに、御子息ごしそくあるいてござる、ちかづけば
ちかところへは車夫しやふつとめた、下男げなん兼帯けんたい熊蔵くまざうといふ、其頃そのころ二十四五さい
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あしのちかづくと、またこの長汀ちやうていかぜさわやかに吹通ふきとほして、人影ひとかげのないものしづかさ。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あねは、なんとおもったか、そのおんなのそばにちかづいて、ひとみなかをのぞきました。
灰色の姉と桃色の妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
やがて、なつすえちかづくと、太陽たいようはふたたびくさうえあらわれました。
小さな草と太陽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ひとちかづくと、そのしろいねこはえたように、マントのしたかくれてしまいました。
白い影 (新字新仮名) / 小川未明(著)
が、時節じせつがきた時分じぶんに、だんだんはなわりにちかづいておとろえてゆきました。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そらほしひかりが、だんだんえて、まちなかでも、あきちかづいたのが、わかるようになりました。
海へ帰るおじさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
それでも、なるたけ危険きけんおかして、ちかくまでいって火事かじるのがきであった。
火事 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あきちかづくと、いろいろのわたどりんできて、そののいただきへとまりました。
高い木とからす (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そうだ、わたしちかいうちに、みなみくにたびだつが、あのうおたちは、そのどうしているだろうか。」
つばめと魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ここからはえきちかく、えず電車でんしゃや、汽車きしゃふえおとがしていました。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたり少年しょうねんは、いしへこしかけて、あきちかづいたそらをながめていました。
はたらく二少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
また、幾日いくにちぎて、そらも、だんだんとあかるくなって、ふゆわりにちかづいた時分じぶんでした。
奥さまと女乞食 (新字新仮名) / 小川未明(著)
頂上ちようじようちかくに茶店ちやみせ宿屋やどや數軒すうけんあり、冬季とうきでも登攀とうはん不可能ふかのうでない。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
「なんだろうな?」と、かれは、もっとちかづいてよくると、ながいひげがあって、それはまちがいなく、えびでありました。
真昼のお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
性情行径こうけいあいちかし、俳徊はいかい感慨、まことにあたわざるものありしならん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
麻野あさの萱原かやはら青薄あをすゝき刈萱かるかやあきちかきにも、くさいきれくもるまで
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
障子しやうじはひつて、やつこちか土間どま床几しやうぎにかけて、……二包ふたつゝみあつらへた。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こんなふうにして、一月ひとつきもかかって、やっとのことで、京都きょうとちか鳥羽とばというところきました。
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
になるとかれしづか厨房くりやちかづいて咳拂せきばらひをしてふ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
になるとかれしずか厨房くりやちかづいて咳払せきばらいをしてう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
すると、おおかみは、もうすぐそこまでちかづいて、ゆきうえくだ足音あしおとすらこえたのであります。
おおかみと人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
はじめてたびをしてったのであるが、世間せけんというところは、こんなにちかしいものどうしのあつまりだろうか。
汽車は走る (新字新仮名) / 小川未明(著)
大人おとなも、子供こどもも、どうしたららえられようかと、ちかくへあつまりました。
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
游泳ゆうえいおもふようにかないけれども、港灣こうわん兩翼端りようよくたんちかくにてはかようなことがないから
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
そのあいだに、ふねは、ますますちかく、なみって、しまちかづいてきました。
幽霊船 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まくらちか一脚いつきやくつくゑゑたるは、をりふし硯々すゞり/\
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)