“其頂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのいたゞき66.7%
そのいたゞ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海岸かいがんちかやまやまには松柏しようはくしげり、其頂そのいたゞきには古城こじやう石垣いしがきのこしたる、其麓そのふもと小高こだかところつてるのが大島小學校おほしませうがくかうであります。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
一巾ひとはゞあかるくなつたなかにこの身躰からだつゝまれたので、ほつといきをつくと、やまとほえてわたしのからだはつちはなれて其頂そのいたゞきよりうへところつめたいものにかゝへられてたやうで、おほきなうつくしい
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
芋蟲いもむしうでんで其頂そのいたゞきにすわり、悠々いう/\なが水煙草みづたばこ煙管きせるふかしてゐて、あいちやんや其他そのたものにも一切いつさいをくれませんでした。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
ところ不圖ふとわきると自分じぶん身長せいくらゐもあるおほきなきのこるのにがつくや、早速さつそく其兩面そのりやうめんうしろとを見終みをはつたので、つぎには其頂そのいたゞきになにがあるかを檢査けんさする必要ひつえうおこつてました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)