-
トップ
>
-
其頂
読み方 | 割合 |
そのいたゞき | 66.7% |
そのいたゞ | 33.3% |
海岸に
近き
山、
山には
松柏茂り、
其頂には
古城の
石垣を
殘したる、
其麓の
小高き
處に
立つて
居るのが
大島小學校であります。
一巾あかるくなつたなかにこの
身躰が
包まれたので、ほつといきをつくと、
山の
端が
遠く
見えて
私のからだは
地を
放れて
其頂より
上の
処に
冷いものに
抱へられて
居たやうで、
大きなうつくしい
眼が
芋蟲は
腕を
組んで
其頂きに
坐り、
悠々と
長い
水煙草の
煙管を
喫してゐて、
愛ちやんや
其他の
物にも
一切眼をくれませんでした。
所が
不圖傍を
見ると
自分の
身長くらゐもある
大きな
菌が
出て
居るのに
氣がつくや、
早速其兩面と
後ろとを
見終つたので、
次には
其頂きに
何があるかを
能く
檢査する
必要が
起つて
來ました。