“一巾”の読み方と例文
読み方割合
ひとはゞ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
途端(とたん)に又(また)指(ゆび)を立(た)てつゝ、足(あし)を一巾(ひとはゞ)、坊主(ばうず)が退(さが)つた。孰(いづれ)も首垂(うなだ)れた二人(ふたり)の中(なか)へ、草(くさ)に甲(かう)をつけて、あはれや、其(それ)でも媚(なまめ)かしい、優(やさ)しい腕(かひな)が仰向(あふむ)けに落(お)ちた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
一巾(ひとはゞ)あかるくなつたなかにこの身躰(からだ)が包(つゝ)まれたので、ほつといきをつくと、山(やま)の端(は)が遠(とほ)く見(み)えて私(わたし)のからだは地(つち)を放(はな)れて其頂(そのいたゞき)より上(うへ)の処(ところ)に冷(つめた)いものに抱(かゝ)へられて居(ゐ)たやうで、大(おほ)きなうつくしい眼(め)が
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)