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一巾
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ひとはゞ
ふりがな文庫
“
一巾
(
ひとはゞ
)” の例文
途端
(
とたん
)
に
又
(
また
)
指
(
ゆび
)
を
立
(
た
)
てつゝ、
足
(
あし
)
を
一巾
(
ひとはゞ
)
、
坊主
(
ばうず
)
が
退
(
さが
)
つた。
孰
(
いづれ
)
も
首垂
(
うなだ
)
れた
二人
(
ふたり
)
の
中
(
なか
)
へ、
草
(
くさ
)
に
甲
(
かう
)
をつけて、あはれや、
其
(
それ
)
でも
媚
(
なまめ
)
かしい、
優
(
やさ
)
しい
腕
(
かひな
)
が
仰向
(
あふむ
)
けに
落
(
お
)
ちた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一巾
(
ひとはゞ
)
あかるくなつたなかにこの
身躰
(
からだ
)
が
包
(
つゝ
)
まれたので、ほつといきをつくと、
山
(
やま
)
の
端
(
は
)
が
遠
(
とほ
)
く
見
(
み
)
えて
私
(
わたし
)
のからだは
地
(
つち
)
を
放
(
はな
)
れて
其頂
(
そのいたゞき
)
より
上
(
うへ
)
の
処
(
ところ
)
に
冷
(
つめた
)
いものに
抱
(
かゝ
)
へられて
居
(
ゐ
)
たやうで、
大
(
おほ
)
きなうつくしい
眼
(
め
)
が
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
巾
常用漢字
中学
部首:⼱
3画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥