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ひとはゞ
ふりがな文庫
“ひとはゞ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
一巾
50.0%
一幅
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一巾
(逆引き)
途端
(
とたん
)
に
又
(
また
)
指
(
ゆび
)
を
立
(
た
)
てつゝ、
足
(
あし
)
を
一巾
(
ひとはゞ
)
、
坊主
(
ばうず
)
が
退
(
さが
)
つた。
孰
(
いづれ
)
も
首垂
(
うなだ
)
れた
二人
(
ふたり
)
の
中
(
なか
)
へ、
草
(
くさ
)
に
甲
(
かう
)
をつけて、あはれや、
其
(
それ
)
でも
媚
(
なまめ
)
かしい、
優
(
やさ
)
しい
腕
(
かひな
)
が
仰向
(
あふむ
)
けに
落
(
お
)
ちた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一巾
(
ひとはゞ
)
あかるくなつたなかにこの
身躰
(
からだ
)
が
包
(
つゝ
)
まれたので、ほつといきをつくと、
山
(
やま
)
の
端
(
は
)
が
遠
(
とほ
)
く
見
(
み
)
えて
私
(
わたし
)
のからだは
地
(
つち
)
を
放
(
はな
)
れて
其頂
(
そのいたゞき
)
より
上
(
うへ
)
の
処
(
ところ
)
に
冷
(
つめた
)
いものに
抱
(
かゝ
)
へられて
居
(
ゐ
)
たやうで、
大
(
おほ
)
きなうつくしい
眼
(
め
)
が
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひとはゞ(一巾)の例文をもっと
(2作品)
見る
一幅
(逆引き)
彼
(
かれ
)
は
慌
(
あわたゞ
)
しく
窓
(
まど
)
を
開
(
ひら
)
いて、
呼吸
(
いき
)
のありたけを
口
(
くち
)
から
吐出
(
はきだ
)
すが
如
(
ごと
)
くに
月
(
つき
)
を
仰
(
あふ
)
ぐ、と
澄切
(
すみき
)
つた
山
(
やま
)
の
腰
(
こし
)
に、
一幅
(
ひとはゞ
)
のむら
尾花
(
をばな
)
を
殘
(
のこ
)
して、
室内
(
しつない
)
の
煙
(
けむり
)
が
透
(
す
)
く。それが
岩
(
いは
)
に
浸込
(
しみこ
)
んで
次第
(
しだい
)
に
消
(
き
)
える。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
裾の長きを引上げて
一幅
(
ひとはゞ
)
の縮緬にて腰を
緊
(
し
)
め、然る後に
衣紋
(
えもん
)
を直し、
胸襟
(
きようきん
)
を整ふ、この時用ゐるを腰帯といふ、勿論外形にあらわれざる処、色は紅白、人の好に因る、
価値
(
あたひ
)
の低きはめりんすもあり。
当世女装一斑
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひとはゞ(一幅)の例文をもっと
(2作品)
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