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其他
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そのた
ふりがな文庫
“
其他
(
そのた
)” の例文
恋には人間の真髄が動く、とか聴かされて、又感服した。
其他
(
そのた
)
まだ
種々
(
いろいろ
)
聴かされて一々感服したが、
此様
(
こん
)
な事は皆
愚言
(
たわごと
)
だ、
世迷言
(
よまいごと
)
だ。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
二人
(
ふたり
)
は
呉服屋
(
ごふくや
)
の
反物
(
たんもの
)
を
買
(
か
)
つて
着
(
き
)
た。
米屋
(
こめや
)
から
米
(
こめ
)
を
取
(
と
)
つて
食
(
く
)
つた。けれども
其他
(
そのた
)
には
一般
(
いつぱん
)
の
社會
(
しやくわい
)
に
待
(
ま
)
つ
所
(
ところ
)
の
極
(
きは
)
めて
少
(
すく
)
ない
人間
(
にんげん
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
不知庵主人
(
フチアンシユジン
)
の
譯
(
やく
)
に
成
(
な
)
りし
罪
(
つみ
)
と
罰
(
ばつ
)
に
對
(
たい
)
する
批評
(
ひゝやう
)
仲々
(
なか/\
)
に
盛
(
さかん
)
なりとは
聞
(
きゝ
)
けるが、
病氣
(
びやうき
)
其他
(
そのた
)
の
事
(
こと
)
ありて
余
(
よ
)
が
今日
(
こんにち
)
までに
見
(
み
)
たるは
僅
(
わづか
)
に
四五種
(
しごしゆ
)
のみ
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
かゝる
恐
(
おそ
)
ろしい
現象
(
げんしよう
)
はこれ
迄
(
まで
)
右
(
みぎ
)
のプレー
噴火
(
ふんか
)
に
經驗
(
けいけん
)
せられたのみであつて、
其他
(
そのた
)
の
火山
(
かざん
)
に
於
(
おい
)
ては
未
(
いま
)
だかつて
經驗
(
けいけん
)
されたことがない。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
其
(
その
)
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
を
飛揚
(
ひやう
)
して、
誰
(
だれ
)
か一二
名
(
めい
)
、
印度
(
インド
)
のコロンボ
市
(
し
)
か
其他
(
そのた
)
の
大陸地方
(
たいりくちほう
)
の
都邑
(
とゆう
)
に
達
(
たつ
)
し、
其處
(
そこ
)
で、
電光艇
(
でんくわうてい
)
が
要
(
えう
)
する十二
種
(
しゆ
)
の
藥液
(
やくえき
)
を
買整
(
かひとゝの
)
へ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
路上の男女数名即死重軽傷——十数間を隔てた十字路を整理中の交通巡査も打倒されて人事不省——電柱
其他
(
そのた
)
附近の店頭メチャメチャ——
ココナットの実
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
其他
(
そのた
)
阿片
(
あへん
)
にしろ
大麻
(
だいま
)
にしろ何れも麻酔作用を有するものであつて、大麻の
如
(
ごと
)
きは古来印度の僧侶が「
定
(
じやう
)
」に入るときに用ひたものである。
毒と迷信
(新字旧仮名)
/
小酒井不木
(著)
標本棚、外科器械棚などが如何にも
贅沢
(
ぜいたく
)
に並び、
其他
(
そのた
)
、人間が入れそうなタンクのような訳のわからぬ装置が二つも三つも置かれてあった。
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
芋蟲
(
いもむし
)
は
腕
(
うで
)
を
組
(
く
)
んで
其頂
(
そのいたゞ
)
きに
坐
(
すわ
)
り、
悠々
(
いう/\
)
と
長
(
なが
)
い
水煙草
(
みづたばこ
)
の
煙管
(
きせる
)
を
喫
(
ふか
)
してゐて、
愛
(
あい
)
ちやんや
其他
(
そのた
)
の
物
(
もの
)
にも
一切
(
いつさい
)
眼
(
め
)
をくれませんでした。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
又ベツクリン
其他
(
そのた
)
独逸
(
ドイツ
)
近代の大家の作品は
其
(
その
)
理想主義と云ひ
其
(
その
)
手法と云ひ自分には李太白の詩を読む心地で遠い世界へ引入れられる感がした。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
川村にしても、高橋にしても、斎藤にしても、小野にしても、
其他
(
そのた
)
十数人の、彼を支持する有力な子分は、皆組合の手に奪われてしまったのだ。
眼
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
扨
(
さ
)
て
其他
(
そのた
)
には、
彼
(
か
)
の
第
(
だい
)
一の
穴
(
あな
)
にもある
如
(
ごと
)
く、
周圍
(
しうゐ
)
と
中央
(
ちうわう
)
とに、
幅
(
はゞ
)
四五
寸
(
すん
)
の
溝
(
みぞ
)
が
穿
(
うが
)
つてあるが、
彼
(
か
)
の
如
(
ごど
)
く
床壇
(
ゆかだん
)
は
設
(
もう
)
けて
無
(
な
)
い。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
いや
私
(
わたくし
)
の
知
(
し
)
らうと
思
(
おも
)
ふのは、
何
(
なん
)
の
爲
(
ため
)
に
貴方
(
あなた
)
が
解悟
(
かいご
)
だの、
苦痛
(
くつう
)
だの、
其
(
そ
)
れに
對
(
たい
)
する
輕蔑
(
けいべつ
)
だの、
其他
(
そのた
)
の
事
(
こと
)
に
就
(
つ
)
いて
自
(
みづか
)
ら
精通家
(
せいつうか
)
と
認
(
みと
)
めてお
出
(
いで
)
なのですか。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
第四
長日
(
ちやうじつ
)
の
間
(
あひだ
)
は、
午後一時
(
ごゞいちじ
)
の
頃
(
ころ
)
半時計
(
はんじばかり
)
の
晝眠
(
ひるね
)
は
養
(
やしなひ
)
の
扶
(
たすけ
)
となることあれども、
其他
(
そのた
)
は
决
(
けつ
)
して
日中
(
につちゆう
)
睡臥
(
すゐぐわ
)
を
禁
(
きん
)
ず
可
(
べ
)
き
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
十四
日
(
か
)
の
朝
(
あさ
)
僕
(
ぼく
)
は
支度
(
したく
)
も
匆々
(
そこ/\
)
に
宿
(
やど
)
を
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
した。
銀座
(
ぎんざ
)
で
半襟
(
はんえり
)
、
簪
(
かんざし
)
、
其他
(
そのた
)
娘
(
むすめ
)
が
喜
(
よろこ
)
びさうな
品
(
しな
)
を
買
(
か
)
ひ
整
(
とゝの
)
へて
汽車
(
きしや
)
に
乘
(
の
)
つた。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
お杉は
南向
(
みなみむき
)
の縁側に
横
(
よこた
)
えられた。市郎の人工呼吸
其他
(
そのた
)
の応急手当が効を奏して、
彼女
(
かれ
)
は間もなく息を吹き返した。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
此時
(
このとき
)
、
領主
(
りゃうしゅ
)
公爵
(
こうしゃく
)
、
多勢
(
おほぜい
)
の
從者
(
じゅうしゃ
)
を
引連
(
ひきつ
)
れて出る。モンタギュー
長者夫婦
(
ちゃうじゃふうふ
)
、カピューレット
長者夫婦
(
ちゃうじゃふうふ
)
、
其他
(
そのた
)
多勢
(
おほぜい
)
出る。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
其他
(
そのた
)
兇器に使われ
得
(
う
)
る様な品物は
勿論
(
もちろん
)
、疑うべき何物をも見出すことは出来なかった。
夢遊病者の死
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
其他
(
そのた
)
裁判官
(
さいばんくわん
)
も有る、会社員も有る、鉄道の駅長も有る、
中
(
なか
)
には
行方不明
(
ゆくへふめい
)
なのも有る、
物故
(
ぶつこ
)
したのも有る、で、
銘々
(
めい/\
)
業
(
げふ
)
が
違
(
ちが
)
ふからして
自
(
おのづ
)
から
疎遠
(
そゑん
)
に
成
(
な
)
る、長い月日には四
方
(
はう
)
に
散
(
さん
)
じて
了
(
しま
)
つて
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
予
(
よ
)
はいよ/\
嬉
(
うれ
)
しくて
堪
(
たま
)
らず、
川面
(
かわづら
)
は水も見えぬまで、
端艇
(
ボート
)
其他
(
そのた
)
の
船
(
ふね
)
並
(
なら
)
びて
其
(
そ
)
が
漕開
(
こぎひら
)
き、
漕
(
こ
)
ぎ
廻
(
まは
)
る
有様
(
ありさま
)
、
屏風
(
びやうぶ
)
の
絵
(
ゑ
)
に見たる
屋島
(
やしま
)
壇
(
だん
)
の
浦
(
うら
)
の
合戦
(
かつせん
)
にも
似
(
に
)
て勇ましゝ、
大尉
(
たいゐ
)
が
大拍手
(
だいはくしゆ
)
大喝采
(
だいかつさい
)
の
間
(
あひだ
)
に
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
其他
(
そのた
)
には
薩摩琵琶歌
(
さつまびはうた
)
だの漢詩
朗吟
(
らうぎん
)
なぞも存在しているが、此れも同じく色彩の極めて単純な日本特有の背景と一致した場合、初歩期の単調が、ある
粗朴
(
そぼく
)
な悲哀の美感を
催
(
もよほ
)
させるばかりである。
黄昏の地中海
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
其
(
それ
)
より
御國許
(
おくにもと
)
へ
飛脚
(
ひきやく
)
を
飛
(
とば
)
して、
御用
(
ごよう
)
の
儀
(
ぎ
)
これあり、
諸役人
(
しよやくにん
)
ども
月番
(
つきばん
)
の
者
(
もの
)
一名宛
(
いちめいづゝ
)
殘止
(
のこりとゞ
)
まり、
其他
(
そのた
)
は
恩田杢
(
おんだもく
)
同道
(
どうだう
)
にて
急々
(
きふ/\
)
出府
(
しゆつぷ
)
仕
(
つかまつ
)
るべし、と
命
(
めい
)
じ
給
(
たま
)
ひければ、こはそも
如何
(
いか
)
なる
大事
(
だいじ
)
の
出來
(
でき
)
つらむと
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
... 八
代目
(
だいめ
)
団
(
だん
)
十
郎
(
らう
)
や
市村羽左衛門
(
いちむらうざゑもん
)
の
怪談
(
くわいだん
)
、
沢村宗
(
さはむらそう
)
十
郎
(
らう
)
の
御殿女中
(
ごでんぢよちう
)
の
怪談
(
くわいだん
)
、
岩井半
(
いはゐはん
)
四
郎
(
らう
)
の
怪談
(
くわいだん
)
、
其他
(
そのた
)
聞いた事見た事を
種々
(
いろ/\
)
集めてゐるんですが」と
云
(
い
)
ふと、
是真翁
(
ぜしんをう
)
が「
円朝
(
ゑんてう
)
さん、
妙
(
めう
)
な
怪談
(
くわいだん
)
の
種子
(
たね
)
がある。 ...
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其他
(
そのた
)
御尋ねに従い各位様の御嗜好に
相叶
(
あいかな
)
い候御料理色々御紹介
可申上
(
もうしあぐべく
)
候
踊る地平線:03 黄と白の群像
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
(南路志
其他
(
そのた
)
。高知県高岡郡黒岩村)
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
嘆
(
なげ
)
き江戸表へ奉公に出でたることより憑司が
悴
(
せがれ
)
昌次郎に金子
騙取
(
かたりと
)
られしこと
其他
(
そのた
)
ありし
始末
(
しまつ
)
委細申ければ公用人は
篤
(
とく
)
と聞き終り如何にも
訴
(
うつた
)
への趣き道理の樣には聞ゆれ共
片口
(
かたぐち
)
にては定め難し何れ主人へも申上べき間
旅宿
(
はたごや
)
へ下り明朝
罷
(
まか
)
り出よとお專與惣次は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
とに
角
(
かく
)
、
初期微動繼續時間
(
しよきびどうけいぞくじかん
)
を
始
(
はじ
)
めとして、
發震時
(
はつしんじ
)
其他
(
そのた
)
に
關
(
かん
)
する
値
(
あたひ
)
を
計測
(
けいそく
)
し、これを
器械觀測
(
きかいかんそく
)
の
結果
(
けつか
)
に
比較
(
ひかく
)
する
事
(
こと
)
は
頗
(
すこぶ
)
る
興味
(
きようみ
)
多
(
おほ
)
いことである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
日本娼婦の稼ぎ高は
全
(
まつた
)
く
抱主
(
かゝへぬし
)
と折半で、衣類を除いた外食物
其他
(
そのた
)
一切の雑費は
抱主
(
かゝへぬし
)
の負担であり、
此
(
この
)
外内地と
異
(
ちが
)
つて
纒頭
(
てんとう
)
の所得が多いと云ふ事だ。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
その
脊中
(
せなか
)
の
模樣
(
もやう
)
が
一組
(
ひとくみ
)
の
其他
(
そのた
)
のものと
同
(
おな
)
じことであつて、
女王樣
(
ぢよわうさま
)
には
何
(
ど
)
れが、
園丁
(
えんてい
)
か、
兵士
(
へいし
)
か、
朝臣
(
てうしん
)
か、
又
(
また
)
御自分
(
ごじぶん
)
のお
子供衆
(
こどもしゆう
)
のお
三方
(
さんかた
)
であつたかを
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
其他
(
そのた
)
利己心
(
りこしん
)
多
(
おほ
)
き
人々
(
ひと/″\
)
の
覬覦
(
きゆ
)
から、
完全
(
くわんぜん
)
に
其
(
その
)
秘密
(
ひみつ
)
を
保
(
たも
)
たんが
爲
(
た
)
めに、
自
(
みづか
)
ら
此樣
(
こん
)
な
孤島
(
はなれじま
)
に
身
(
み
)
を
忍
(
しの
)
ばせて、
其
(
その
)
製造
(
せいぞう
)
をも
極
(
きわ
)
めて
内密
(
ないみつ
)
にして
居
(
を
)
る
次第
(
しだい
)
だが——。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
此所
(
こゝ
)
は
先年
(
せんねん
)
、
幻翁
(
げんおう
)
が、
香爐形
(
こうろがた
)
其他
(
そのた
)
の
大珍品
(
だいちんぴん
)
を
出
(
だ
)
した
遺跡
(
ゐせき
)
の
續
(
つゞ
)
きなので、
如何
(
いか
)
にも
有望
(
ゆうぼう
)
らしく
考
(
かんが
)
へられたのである。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
万一
之
(
これ
)
に一発の
弾
(
たま
)
を与えたならば、熱病
其他
(
そのた
)
の怖るべき
祟
(
たたり
)
を
蒙
(
こうむ
)
って、一家は
根絶
(
ねだや
)
しになると信じられている。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其他
(
そのた
)
には、
嫁
(
よめ
)
の
里
(
さと
)
がある
會社員
(
くわいしやゐん
)
で、
有福
(
いうふく
)
な
生計
(
くらし
)
をしてゐる
事
(
こと
)
と、
其
(
その
)
學校
(
がくかう
)
が
女學館
(
ぢよがくくわん
)
であるといふ
事
(
こと
)
と、
兄弟
(
きやうだい
)
が
澤山
(
たくさん
)
あると
云
(
い
)
ふ
事丈
(
ことだけ
)
を、
同
(
おな
)
じく
小六
(
ころく
)
を
通
(
つう
)
じて
耳
(
みゝ
)
にした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
この
少年
(
せうねん
)
は
數學
(
すうがく
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
其他
(
そのた
)
の
學力
(
がくりよく
)
も
全校
(
ぜんかう
)
生徒中
(
せいとちゆう
)
、
第
(
だい
)
二
流
(
りう
)
以下
(
いか
)
であるが、
畫
(
ゑ
)
の
天才
(
てんさい
)
に
至
(
いた
)
つては
全
(
まつた
)
く
並
(
なら
)
ぶものがないので、
僅
(
わづか
)
に
壘
(
るゐ
)
を
摩
(
ま
)
さうかとも
言
(
い
)
はれる
者
(
もの
)
は
自分
(
じぶん
)
一
人
(
にん
)
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
讀者
(
とくしや
)
余
(
よ
)
が
言
(
げん
)
を
信
(
しん
)
ぜずば罪と罰に
就
(
つ
)
きて、
更
(
さら
)
に
其他
(
そのた
)
の
記事
(
きじ
)
を
精讀
(
せいどく
)
せられよ、
思
(
おも
)
ひ
盖
(
けだ
)
し
半
(
なかば
)
に
過
(
す
)
ぎんか。
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
三十七
年
(
ねん
)
一
月
(
げつ
)
大雪
(
おほゆき
)
の
害
(
がい
)
と、
其
(
その
)
七月
(
しちぐわつ
)
疫疾
(
えきしつ
)
の
爲
(
ため
)
に、
牛馬
(
ぎうば
)
其
(
その
)
半
(
なかば
)
を
失
(
うしな
)
ひたるの
災厄
(
さいやく
)
あり。
其他
(
そのた
)
天災
(
てんさい
)
人害
(
じんがい
)
蝟集
(
ゐしふ
)
し
來
(
きた
)
り、
損害
(
そんがい
)
を
蒙
(
かうむ
)
る
事
(
こと
)
夥
(
おびたゞ
)
しく、
余
(
よ
)
が
心
(
こゝろ
)
を
惱
(
なやま
)
したる
事
(
こと
)
實
(
じつ
)
に
尠
(
すくな
)
からざるなり。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
其頃の事を
誰
(
たれ
)
に聞いても、皆
阿母
(
おっか
)
さんは能く辛抱なすったとばかりで、
其他
(
そのた
)
に何も言わぬから、私の記憶に残る其時分の母は、
何時迄
(
いつまで
)
経
(
た
)
っても
矢張
(
やっぱ
)
り手拭を
姉様冠
(
あねさまかぶ
)
りにして
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
其他
(
そのた
)
の所員たちも多勢駈けつけたが、ミチ子ばかりはどうしたものか
却々
(
なかなか
)
影をみせなかった。
階段
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
生來
(
せいらい
)
貴方
(
あなた
)
は
怠惰者
(
なまけもの
)
で、
嚴格
(
げんかく
)
で
無
(
な
)
い
人間
(
にんげん
)
、
其故
(
それゆゑ
)
貴方
(
あなた
)
は
何
(
な
)
んでも
自分
(
じぶん
)
に
面倒
(
めんだう
)
でないやう、
働
(
はたら
)
かなくとも
濟
(
す
)
むやうと
計
(
ばか
)
り
心掛
(
こゝろが
)
けてゐる、
事業
(
じげふ
)
は
代診
(
だいしん
)
や、
其他
(
そのた
)
のやくざものに
任
(
まか
)
せ
切
(
き
)
り
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
生きながら葬られるということは、
嘗
(
かつ
)
て人類の運命に落ち
来
(
きた
)
った、これらの極端な不幸(バーソロミュウの大虐殺
其他
(
そのた
)
の歴史上の戦慄すべき事件)の内で、
疑
(
うたがい
)
なく最も恐しきものである。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
黙阿弥の劇中に見られるやうな毒婦は近松にも西鶴にも
春水
(
しゆんすゐ
)
にも
見出
(
みいだ
)
されない。
馬琴
(
ばきん
)
に至つて初めて「
船虫
(
ふなむし
)
」を発見し得るが、講談としては已に
鬼神
(
きじん
)
お
松
(
まつ
)
其他
(
そのた
)
に多くの類例を挙げ得るであらう。
虫干
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
今
(
いま
)
ではそんな
楽
(
たの
)
しい、うつくしい、
花園
(
はなぞの
)
がないかはり、
前
(
まへ
)
に
橋銭
(
はしせん
)
を
受取
(
うけと
)
る
笊
(
ざる
)
の
置
(
お
)
いてある、この
小
(
ちい
)
さな
窓
(
まど
)
から
風
(
ふう
)
がはりな
猪
(
いぬしゝ
)
だの、
奇躰
(
きたい
)
な
簟
(
きのこ
)
だの、
不思議
(
ふしぎ
)
な
猿
(
さる
)
だの、まだ
其他
(
そのた
)
に
人
(
ひと
)
の
顔
(
かほ
)
をした
鳥
(
とり
)
だの
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
夜番
(
よばん
)
の
者
(
もの
)
甲
(
かふ
)
、
乙
(
おつ
)
、
丙
(
へい
)
、
其他
(
そのた
)
多勢
(
おほぜい
)
パリスの
侍童
(
こわらは
)
を
案内者
(
あんないじゃ
)
にして出る。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
其他
(
そのた
)
新
(
あら
)
たに
温泉
(
おんせん
)
や
冷泉
(
れいせん
)
が
湧
(
わ
)
き
始
(
はじ
)
めることもあり、
又
(
また
)
炭酸瓦斯
(
たんさんがす
)
や
其他
(
そのた
)
の
瓦斯
(
がす
)
を
土地
(
とち
)
の
裂
(
さ
)
け
目
(
め
)
から
出
(
だ
)
して、
鳥
(
とり
)
の
地獄
(
じごく
)
や
蟲
(
むし
)
の
地獄
(
じごく
)
を
作
(
つく
)
ることもある。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
東京の
路
(
みち
)
の様で無く、目まぐるしい程自動車や
其他
(
そのた
)
雑多な車の
行交
(
ゆきか
)
ふ
巴里
(
パリイ
)
の
大道
(
だいだう
)
を
巧
(
たくみ
)
に縫つて自動車を駆る滋野君の手腕は感服すべき物であつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
大佐
(
たいさ
)
ばかりでない、
快活
(
くわいくわつ
)
なる
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
も、
其他
(
そのた
)
の
水兵等
(
すいへいら
)
も、
電光艇
(
でんくわうてい
)
より
上陸
(
じやうりく
)
した
一同
(
いちどう
)
は、
悉
(
こと/″\
)
く
色蒼
(
いろあほ
)
ざめ、
頭
(
かうべ
)
を
垂
(
た
)
れて、
何事
(
なにごと
)
をか
深
(
ふか
)
く
考
(
かんが
)
へて
居
(
を
)
る
樣子
(
やうす
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
それから
殘
(
のこ
)
りの
斷面貝層
(
だんめんかひそう
)
(一
丈餘
(
じやうよ
)
)三
方
(
ぱう
)
を
隈
(
くま
)
なく
見廻
(
みまは
)
つたが、
何處
(
どこ
)
に一
片
(
ぺん
)
の
土器破片
(
どきはへん
)
、
其他
(
そのた
)
を
見出
(
みいだ
)
さなかつた。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
産婆
(
さんば
)
も
緩
(
ゆつ
)
くり
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
ふし、
脱脂綿
(
だつしめん
)
其他
(
そのた
)
の
準備
(
じゆんび
)
も
悉
(
こと/″\
)
く
不足
(
ふそく
)
なく
取
(
と
)
り
揃
(
そろ
)
へてあつた。
産
(
さん
)
も
案外
(
あんぐわい
)
輕
(
かる
)
かつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
起
(
お
)
きよ!』
女王樣
(
ぢよわうさま
)
が
鋭
(
するど
)
い
大
(
おほ
)
きな
聲
(
こゑ
)
で
申
(
まを
)
されました。三
人
(
にん
)
の
園丁等
(
えんていら
)
は
直
(
たゞ
)
ちに
跳
(
と
)
び
起
(
お
)
き、
王樣
(
わうさま
)
と、
女王樣
(
ぢちわうさま
)
と、
皇子方
(
わうじがた
)
と、それから
其他
(
そのた
)
の
者
(
もの
)
とに、
各々
(
おの/\
)
お
辭儀
(
じぎ
)
をし
初
(
はじ
)
めました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
今
(
いま
)
では
腹部截開
(
ふくぶせつかい
)
の百
度
(
たび
)
の
中
(
うち
)
、
死
(
し
)
を
見
(
み
)
ることは一
度位
(
どぐらゐ
)
なものである。
梅毒
(
ばいどく
)
も
根治
(
こんぢ
)
される、
其他
(
そのた
)
遺傳論
(
ゐでんろん
)
、
催眠術
(
さいみんじゆつ
)
、パステルや、コツホなどの
發見
(
はつけん
)
、
衞生學
(
ゑいせいがく
)
、
統計學
(
とうけいがく
)
などは
奈何
(
どう
)
であらう……。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
他
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“其他”で始まる語句
其他皆以梅爲名