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類
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るゐ
ふりがな文庫
“
類
(
るゐ
)” の例文
芝生の上へ円形に
其
(
その
)
花を落すサンバ
樹
(
じゆ
)
などの蔭を踏むと、極楽鳥と云ふ
類
(
るゐ
)
の美しい鳥が𤍠帯に棲んで居るのも不思議でない気がする。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
みゝづくで
食
(
しよく
)
を
論
(
ろん
)
ずるあんまは、
容體
(
ようだい
)
倨然
(
きよぜん
)
として、
金貸
(
かねかし
)
に
類
(
るゐ
)
して、
借家
(
しやくや
)
の
周旋
(
しうせん
)
を
強要
(
きやうえう
)
する……どうやら
小金
(
こがね
)
でその
新築
(
しんちく
)
をしたらしい。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
神事
(
かみごと
)
はすべて
児戯
(
じぎ
)
に
似
(
に
)
たること多し、しかれども
凡慮
(
ぼんりよ
)
を以て
量識
(
はかりしる
)
べからず。此堂押に
類
(
るゐ
)
せし事他国にもあるべし、
姑
(
しばらく
)
記
(
しる
)
して
類
(
るゐ
)
を
示
(
しめ
)
す。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
面附
(
つらつき
)
こそは
誰
(
た
)
れよりも
見
(
み
)
よけれ、
脛附
(
すねつき
)
が十
人並
(
にんなみ
)
以上
(
いじゃう
)
ぢゃ、それから
手
(
て
)
や
足
(
あし
)
や
胴
(
どう
)
やは
彼
(
か
)
れ
此
(
こ
)
れ
言
(
い
)
ふが
程
(
ほど
)
も
無
(
な
)
いが、
外
(
ほか
)
には、ま、
類
(
るゐ
)
が
無
(
な
)
い。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
姓
(
せい
)
は
元來
(
ぐわんらい
)
身分
(
みぶん
)
の
分類
(
ぶんるゐ
)
で、
例
(
たと
)
へば
臣
(
おみ
)
、
連
(
むらじ
)
、
宿禰
(
すくね
)
、
朝臣
(
あそん
)
などの
類
(
るゐ
)
であり、
氏
(
うぢ
)
は
家系
(
かけい
)
の
分類
(
ぶんるゐ
)
で、
例
(
たと
)
へば
藤原
(
ふじはら
)
、
源
(
みなもと
)
、
平
(
たひら
)
、
菅原
(
すがはら
)
、
紀
(
き
)
などの
類
(
るゐ
)
である。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
▼ もっと見る
A いよ/\
馬鹿
(
ばか
)
だなア
此奴
(
こいつ
)
は。
凡
(
およ
)
そ、
洒落
(
しやれ
)
、
皮肉
(
ひにく
)
、
諷刺
(
ふうし
)
の
類
(
るゐ
)
を
説明
(
せつめい
)
して
何
(
なん
)
になる。
刺身
(
さしみ
)
にワサビを
附
(
つ
)
けて
煮
(
に
)
て
食
(
く
)
ふ
樣
(
やう
)
なもんぢやないか。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
夥
(
おびたゞ
)
しい庭石や
石燈籠
(
いしどうろう
)
の
類
(
るゐ
)
を積んだ大きな荷車を、
逞
(
たく
)
ましい雄牛に曳かして來るのにも逢つた。牛の口からは、だら/\と
涎
(
よだれ
)
が流れてゐた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
〔譯〕
遠方
(
えんぱう
)
に歩を
試
(
こゝろ
)
むる者、往往にして
正路
(
せいろ
)
を
舍
(
すて
)
て、
捷徑
(
せうけい
)
に
※
(
はし
)
り、或は
繆
(
あやま
)
つて
林※
(
りんまう
)
に入る、
嗤
(
わら
)
ふ可きなり。人事多く此に
類
(
るゐ
)
す。
特
(
とく
)
に之を
記
(
しる
)
す。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
第三
酒
(
さけ
)
茶
(
ちや
)
菓子
(
かし
)
の
類
(
るゐ
)
は
食時
(
しよくじ
)
の
節
(
せつ
)
少々
(
せう/\
)
用
(
もち
)
ゐて
飮食
(
いんしよく
)
の
消化
(
せうくわ
)
を
扶
(
たす
)
くるは
害
(
がい
)
なしと
雖
(
いへど
)
も、その
時限
(
じげん
)
の
外
(
ほか
)
退屈
(
たいくつ
)
の
時
(
とき
)
用
(
もちゆ
)
る
等
(
とう
)
は
害
(
がい
)
ある
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
店臺
(
みせだい
)
へは
暑
(
あつ
)
い
頃
(
ころ
)
には
蟻
(
あり
)
の
襲
(
おそ
)
ふのを
厭
(
いと
)
うて四つの
足
(
あし
)
へ
皿
(
さら
)
や
丼
(
どんぶり
)
の
類
(
るゐ
)
を
穿
(
は
)
かせて
始終
(
しじう
)
水
(
みづ
)
を
湛
(
たゝ
)
へて
置
(
お
)
くことを
怠
(
おこた
)
らないのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
習
(
なら
)
はせんと思へども然るべき
師匠
(
ししやう
)
なきにより江戸
兩國
(
りやうごく
)
横山町
(
よこやまちやう
)
三丁目
角
(
かど
)
にて
折廻
(
をりまは
)
し間口奧行拾三間づつ
穀物
(
こくもつ
)
乾物
(
かんぶつ
)
類
(
るゐ
)
を
商
(
あきな
)
ひ則ち古河の吉右衞門が出店なるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
何
(
ど
)
うかすると、お客さまに
腰
(
こし
)
の
物
(
もの
)
を出されるかも知れねえ、
然
(
さ
)
うしたら
私
(
わたくし
)
は
小道具
(
こだうぐ
)
の
方
(
はう
)
とは違ひますゆゑ
刀剣
(
たうけん
)
の
類
(
るゐ
)
は
流違
(
りうちが
)
ひでございますから
心得
(
こゝろえ
)
ませんが
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
朝鮮
(
てうせん
)
及
(
および
)
臺灣等
(
たいわんとう
)
の
分
(
ぶん
)
を
加
(
くは
)
へても一
億
(
おく
)
七千
萬圓
(
まんゑん
)
餘
(
よ
)
であつて、
大正
(
たいしやう
)
八
年
(
ねん
)
に
略
(
ほゞ
)
同額
(
どうがく
)
の
輸入超過
(
ゆにふてうくわ
)
であつた
以外
(
いぐわい
)
は
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
く
少額
(
せうがく
)
で
濟
(
す
)
んだことは
近年
(
きんねん
)
類
(
るゐ
)
のないことである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
導
(
みちび
)
かるゝまゝに
入込
(
いりこ
)
んだのは、
階上
(
にかい
)
の
南端
(
なんたん
)
の
一室
(
ひとま
)
で、十
疊
(
じやう
)
位
(
ぐら
)
いの
部室
(
へや
)
、
中央
(
ちうわう
)
の
床
(
ゆか
)
には
圓形
(
えんけい
)
のテーブルが
据
(
す
)
へられ、
卓上
(
たくじやう
)
には、
地球儀
(
ちきゆうぎ
)
や
磁石
(
じしやく
)
の
類
(
るゐ
)
が
配置
(
はいち
)
され
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
何時
(
いつ
)
ぞやわたしが
捉
(
とら
)
へ
損
(
そん
)
じた
時
(
とき
)
にも、やはりこの
紺
(
こん
)
の
水干
(
すいかん
)
に、
打出
(
うちだ
)
しの
太刀
(
たち
)
を
佩
(
は
)
いて
居
(
を
)
りました。
唯今
(
ただいま
)
はその
外
(
ほか
)
にも
御覽
(
ごらん
)
の
通
(
とほ
)
り、
弓矢
(
ゆみや
)
の
類
(
るゐ
)
さへ
携
(
たずさ
)
へて
居
(
を
)
ります。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
兄樣此字は何と讀みますると御本を前にかしこまりしお姿が見えます筈、何と無
類
(
るゐ
)
にお嬉しかろと、言ひ終りておほゝと笑へば、馬鹿なと一言くるしげに笑ふ。
花ごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
余
(
よ
)
の
發見
(
はつけん
)
したのは
此
(
この
)
三
種
(
しゆ
)
の
例外
(
れいぐわい
)
で、
突起
(
つまみ
)
の
無
(
な
)
いのである。
其代
(
そのかは
)
り、
兩端
(
りやうたん
)
に
二箇宛
(
ふたつづゞ
)
の
小孔
(
せうこう
)
が
穿
(
うが
)
つてある。
紐
(
ひも
)
に
類
(
るゐ
)
した
物
(
もの
)
を
通
(
とほ
)
して、それを
抓
(
つま
)
む
樣
(
やう
)
にしたのかも
知
(
し
)
れぬ。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
清養寺の飯炊きのお
類
(
るゐ
)
が女巾着切のお兼の世を忍ぶ姿と解つただけで、三千兩の
行方
(
ゆくへ
)
は一向解りません。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
石橋
(
いしばし
)
と
私
(
わたし
)
とが
交
(
かは
)
る/″\
詰
(
つ
)
める事にして、
別
(
べつ
)
に
会計掛
(
くわいけいがゝり
)
を置き、
留守居
(
るすゐ
)
を置き、
市内
(
しない
)
を
卸売
(
おろしうり
)
に
行
(
ある
)
く者を
傭
(
やと
)
ひ
其
(
その
)
勢
(
いきほひ
)
旭
(
あさひ
)
の
昇
(
のぼ
)
るが
如
(
ごと
)
しでした、
外
(
ほか
)
に
類
(
るゐ
)
が無かつたのか雑誌も
能
(
よ
)
く売れました
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
『
啄
(
つツつ
)
くわ』と、
愛
(
あい
)
ちやんは
注意
(
ちうい
)
したものゝ、
全
(
まつた
)
く
試
(
ため
)
しても
關
(
かま
)
はないと
云
(
い
)
ふ
風
(
ふう
)
で。『
然
(
さ
)
う/\』
云
(
い
)
つて
公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
は、
紅鶴
(
べにづる
)
と
芥子菜
(
からしな
)
とは
何方
(
どちら
)
もつッつく。
其
(
そ
)
れの
徳義
(
とくぎ
)
は——『
類
(
るゐ
)
を
以
(
もつ
)
て
集
(
あつ
)
まる ...
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
會毎
(
くわいごと
)
に
三人
(
さんにん
)
は
相談
(
さうだん
)
して
必
(
かなら
)
ず
月
(
つき
)
に
一度
(
いちど
)
の
贈品
(
ぞうひん
)
を
大島小學校
(
おほしませうがくかう
)
に
送
(
おく
)
る、それが
必
(
かなら
)
ずしも
立派
(
りつぱ
)
な
物
(
もの
)
ばかりではない、
筆墨
(
ひつぼく
)
の
類
(
るゐ
)
、
書籍
(
しよせき
)
圖畫
(
づぐわ
)
の
類
(
るゐ
)
などで、オルガン
一臺
(
いちだい
)
を
寄送
(
きそう
)
したのが
一番
(
いちばん
)
金目
(
かねめ
)
の
物
(
もの
)
であつた。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
然
(
しか
)
れども
善
(
よ
)
く
(二五)
書
(
しよ
)
を
屬
(
しよく
)
し
辭
(
じ
)
を
離
(
つら
)
ね、
事
(
こと
)
を
指
(
さ
)
し
情
(
じやう
)
を
類
(
るゐ
)
し、
用
(
もつ
)
て
(二六)
儒
(
じゆ
)
・
墨
(
ぼく
)
を
剽剥
(
へうはく
)
す。
當世
(
たうせい
)
の
(二七)
宿學
(
しゆくがく
)
と
雖
(
いへど
)
も
(二八)
自
(
みづか
)
ら
解免
(
かいめん
)
すること
能
(
あた
)
はざる
也
(
なり
)
其言
(
そのげん
)
(二九)
洸洋自恣
(
くわうやうじし
)
以
(
もつ
)
て
己
(
おのれ
)
に
適
(
かな
)
ふ。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
後徐々に
手持砥石
(
てもちといし
)
の
類
(
るゐ
)
にて磨き上げしものなるべし。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
音色
(
ねいろ
)
ならば笛の
類
(
るゐ
)
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
神事
(
かみごと
)
はすべて
児戯
(
じぎ
)
に
似
(
に
)
たること多し、しかれども
凡慮
(
ぼんりよ
)
を以て
量識
(
はかりしる
)
べからず。此堂押に
類
(
るゐ
)
せし事他国にもあるべし、
姑
(
しばらく
)
記
(
しる
)
して
類
(
るゐ
)
を
示
(
しめ
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
詩人
(
しじん
)
も
此
(
これ
)
では、
鍛冶屋
(
かじや
)
の
職人
(
しよくにん
)
に
宛如
(
さながら
)
だ。が、
其
(
そに
)
の
煮
(
に
)
る、
鋳
(
い
)
る、
錬
(
ね
)
りつゝあるは
何
(
なん
)
であらう。
没薬
(
もつやく
)
、
丹
(
たん
)
、
朱
(
しゆ
)
、
香
(
かう
)
、
玉
(
ぎよく
)
、
砂金
(
さきん
)
の
類
(
るゐ
)
ではない。
蝦蟇
(
がま
)
の
膏
(
あぶら
)
でもない。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
云ひ聞せければ長八は大いに悦こび成程
夫
(
それ
)
にて
解
(
わか
)
りしなりと是より紙屑は
勿論
(
もちろん
)
帶
(
おび
)
腹掛
(
はらかけ
)
古鐵
(
ふるかね
)
の
類
(
るゐ
)
何にても
買込
(
かひこみ
)
賣買を
精出
(
せいだ
)
しけるゆゑ長八は段々と
繁昌
(
はんじやう
)
して大いに
工面
(
くめん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
苗字
(
めうじ
)
は
個人
(
こじん
)
の
家
(
いへ
)
の
名
(
な
)
で、
多
(
おほ
)
くは
土地
(
とち
)
の
名
(
な
)
を
取
(
と
)
つたものである。
例
(
たと
)
へば那須の
與
(
よ
)
一、熊谷の
直實
(
なほざね
)
、秩父の
重忠
(
しげたゞ
)
、鎌倉の
權
(
ごん
)
五
郎
(
らう
)
、三浦の
大介
(
おほすけ
)
、佐野の
源左衛門
(
げんざゑもん
)
といふの
類
(
るゐ
)
である。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
何
(
なん
)
ぞ
落語
(
はなし
)
の
種子
(
たね
)
にでもなるであらうと
存
(
ぞん
)
じまして、
門内
(
なか
)
へ
這入
(
はい
)
つて見ましたが、一
向
(
かう
)
汁粉店
(
しるこや
)
らしい
結構
(
かゝり
)
がない、
玄関正面
(
げんくわんしやうめん
)
には
鞘形
(
さやがた
)
の
襖
(
ふすま
)
が
建
(
たて
)
てありまして、
欄間
(
らんま
)
には
槍
(
やり
)
薙刀
(
なぎなた
)
の
類
(
るゐ
)
が
掛
(
かゝつ
)
て
居
(
を
)
り
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
穴の中で見付けた手紙も、この男が書いてお兼のお
類
(
るゐ
)
に渡したに相違ありませんが、平次はそれと感付きながら、わざと
假名
(
かな
)
を書かせて、
窮屈
(
きうくつ
)
さうに手筋を變へて書く源助の樣子を觀察したのでした。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
申分
(
まうしぶん
)
には
候
(
さふら
)
へども、
類
(
るゐ
)
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
趙
(
てう
)
の
恵王
(
けいわう
)
が夜光の玉を、
秦
(
しん
)
の
照
(
せう
)
王が
城
(
しろ
)
十五を以て
易
(
かへ
)
んといひしは、加嶋屋が北国の
明玉
(
めいぎよく
)
を
身上
(
しんしやう
)
尽
(
つく
)
して
買
(
かは
)
んと
約
(
やく
)
せしに
類
(
るゐ
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
おしろは
後
(
うしろ
)
のなまりと
知
(
し
)
るべし。
此
(
こ
)
の
類
(
るゐ
)
あまたあり。
茸狩
(
たけが
)
りの
唄
(
うた
)
に、(
松
(
まつ
)
みゝ、
松
(
まつ
)
みゝ、
親
(
おや
)
に
孝行
(
かうかう
)
なもんに
當
(
あた
)
れ。)
此
(
こ
)
の
松
(
まつ
)
みゝに
又
(
また
)
註
(
ちう
)
して、
松茸
(
まつたけ
)
とあり。
飛
(
と
)
んだ
間違
(
まちがひ
)
なり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
バウル・ゴーガンなどの
類
(
るゐ
)
で、
前名
(
ぜんみやう
)
は
即
(
すなは
)
ち
個人
(
こじん
)
のキリスト
教名
(
けうめい
)
後名
(
こうめい
)
は
即
(
すなは
)
ち
家族名
(
かぞくめい
)
である。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
商
(
あきな
)
ひ仕つり候と申立るを大岡殿季節の商賣と云ふは何を
賣
(
うり
)
て渡世に致候やと申されしかば夏は
瓜
(
うり
)
西瓜
(
すゐくわ
)
桃
(
もゝ
)
の
實
(
み
)
の
類
(
るゐ
)
秋
(
あき
)
は
梨子
(
なし
)
柿
(
かき
)
の類など商賣仕つると申せども
自然
(
おのづから
)
言語
(
ごんご
)
濁
(
にごる
)
故
(
ゆゑ
)
イヤ其方家内を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
趙
(
てう
)
の
恵王
(
けいわう
)
が夜光の玉を、
秦
(
しん
)
の
照
(
せう
)
王が
城
(
しろ
)
十五を以て
易
(
かへ
)
んといひしは、加嶋屋が北国の
明玉
(
めいぎよく
)
を
身上
(
しんしやう
)
尽
(
つく
)
して
買
(
かは
)
んと
約
(
やく
)
せしに
類
(
るゐ
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
予は
茫然
(
ばうぜん
)
として立ちたりけるが、想ふに藪の中に
住居
(
すま
)
へるは、狐か狸か其
類
(
るゐ
)
ならむ。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
印度教
(
いんどけう
)
に
出
(
で
)
て
來
(
く
)
るものは、
何
(
いづ
)
れも
不思議
(
ふしぎ
)
千
萬
(
ばん
)
なものばかり、三
面
(
めん
)
六
臂
(
ぴ
)
とか
顏
(
かほ
)
や
手足
(
てあし
)
の
無數
(
むすう
)
なものとか、
半人
(
はんにん
)
半獸
(
はんじう
)
、
半人
(
はんにん
)
半鳥
(
はんてう
)
などの
類
(
るゐ
)
が
澤山
(
たくさん
)
ある。
佛教
(
ぶつけう
)
の五
大
(
だい
)
明王等
(
めうわうとう
)
も
印度教
(
いんどけう
)
から
來
(
き
)
て
居
(
ゐ
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
さればこそ
命
(
みこと
)
もこゝに
垂跡
(
すゐしやく
)
まし/\たれ。此御神の
縁起
(
えんぎ
)
或
(
あるひ
)
は
灵験
(
れいげん
)
神宝
(
じんはう
)
の
類
(
るゐ
)
記すべき㕝あまたあれども
姑
(
しばらく
)
こゝに
省
(
はぶく
)
。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
蛇
(
くちなは
)
の
料理
(
れうり
)
鹽梅
(
あんばい
)
を
潛
(
ひそ
)
かに
見
(
み
)
たる
人
(
ひと
)
の
語
(
かた
)
りけるは、(
應
(
おう
)
)が
常住
(
じやうぢう
)
の
居所
(
ゐどころ
)
なる、
屋根
(
やね
)
なき
褥
(
しとね
)
なき
郷
(
がう
)
屋敷田畝
(
やしきたんぼ
)
の
眞中
(
まんなか
)
に、
銅
(
あかゞね
)
にて
鑄
(
い
)
たる
鼎
(
かなへ
)
(に
類
(
るゐ
)
す)を
裾
(
す
)
ゑ、
先
(
ま
)
づ
河水
(
かはみづ
)
を
汲
(
く
)
み
入
(
い
)
るゝこと
八分目
(
はちぶんめ
)
餘
(
よ
)
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さればこそ
命
(
みこと
)
もこゝに
垂跡
(
すゐしやく
)
まし/\たれ。此御神の
縁起
(
えんぎ
)
或
(
あるひ
)
は
灵験
(
れいげん
)
神宝
(
じんはう
)
の
類
(
るゐ
)
記すべき㕝あまたあれども
姑
(
しばらく
)
こゝに
省
(
はぶく
)
。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此
(
こ
)
の
山里
(
やまざと
)
を、
汽車
(
きしや
)
の
中
(
なか
)
で、
殆
(
ほとん
)
ど
鳥
(
とり
)
の
聲
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
かなかつた
彼
(
かれ
)
は、
何故
(
なぜ
)
か、
谷筋
(
たにすぢ
)
にあらゆる
小禽
(
せうきん
)
の
類
(
るゐ
)
が、
此
(
こ
)
の
巨
(
おほき
)
な
手
(
て
)
の
獵人
(
かりうど
)
のために
狩盡
(
かりつく
)
されるやうな
思
(
おも
)
ひして、
何
(
なん
)
となく
悚然
(
ぞつ
)
とした。
其
(
それ
)
も
瞬時
(
しゆんじ
)
で。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これは
界隈
(
かいわい
)
の
貧民
(
ひんみん
)
の
兒
(
こ
)
で、つい
此
(
こ
)
の
茗荷谷
(
みやうがだに
)
の
上
(
うへ
)
に
在
(
あ
)
る、
補育院
(
ほいくゐん
)
と
稱
(
とな
)
へて
月謝
(
げつしや
)
を
取
(
と
)
らず、
時
(
とき
)
とすると、
讀本
(
とくほん
)
、
墨
(
すみ
)
の
類
(
るゐ
)
が
施
(
ほどこし
)
に
出
(
で
)
て、
其上
(
そのうへ
)
、
通學
(
つうがく
)
する
兒
(
こ
)
の、
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
暮
(
ぐら
)
しの
親達
(
おやたち
)
、
父親
(
ちゝおや
)
なり、
母親
(
はゝおや
)
なり
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
爺
(
ぢゞ
)
や
茶屋
(
ぢやや
)
は、
翁
(
おきな
)
ひとり
居
(
ゐ
)
て、
燒酎
(
せうちう
)
、
油
(
あぶら
)
、
蚊遣
(
かやり
)
の
類
(
るゐ
)
を
鬻
(
ひさ
)
ぐ、
故
(
ゆゑ
)
に
云
(
い
)
ふ。
逗子だより
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
類
常用漢字
小4
部首:⾴
18画
“類”を含む語句
衣類
種類
魚類
獸類
親類
人類
類型
生類
書類
類似
比類
縁類
此類
類人猿
爬虫類
類稀
同類
鳥類
着類
肉類
...