“精出”の読み方と例文
読み方割合
せいだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生徒せいとさん、今日けふ學校がくかうですか。このさむいのに、よくおかよひですね。毎日々々まいにち/\さうして精出せいだしてくださると、このおばあさんも御褒美ごほうびをあげますよ。』
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
云ひ聞せければ長八は大いに悦こび成程それにてわかりしなりと是より紙屑は勿論もちろんおび腹掛はらかけ古鐵ふるかねるゐ何にても買込かひこみ賣買を精出せいだしけるゆゑ長八は段々と繁昌はんじやうして大いに工面くめん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
……案内者あんないしややとはれるものが、なにらないまへ道案内みちあんないたとふもなにかのえんおもふ。人一倍ひといちばい精出せいだしてさがさうからしづかにやすめ、と頼母たのもしくつて、すぐにまた下階したりた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)