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國
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くに
ふりがな文庫
“
國
(
くに
)” の例文
新字:
国
日本
(
にほん
)
が
化物
(
ばけもの
)
の
貧弱
(
ひんじやく
)
なのに
對
(
たい
)
して、
支那
(
しな
)
に
入
(
い
)
ると
全
(
まつた
)
く
異
(
ことな
)
る、
支那
(
しな
)
はあの
通
(
とほ
)
り
尨大
(
ぼうだい
)
な
國
(
くに
)
であつて、
西
(
にし
)
には
崑崙雪山
(
こんろんせつざん
)
の
諸峰
(
しよぼう
)
が
際涯
(
はてし
)
なく
連
(
つらな
)
り
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
宜
(
よ
)
きことにして
金
(
かね
)
やらん
妾
(
せう
)
になれ
行々
(
ゆく/\
)
は
妻
(
つま
)
にもせんと
口惜
(
くちを
)
しき
事
(
こと
)
の
限
(
かぎ
)
り
聞
(
き
)
くにつけても
君
(
きみ
)
さまのことが
懷
(
なつ
)
かしく
或
(
あ
)
る
夜
(
よ
)
にまぎれて
國
(
くに
)
を
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
雨
(
あめ
)
の
日
(
ひ
)
のつれ/″\に、
佛
(
ほとけ
)
、
教
(
をし
)
へてのたまはく、
昔
(
むかし
)
某
(
それ
)
の
國
(
くに
)
に
一婦
(
いつぷ
)
ありて
女
(
ぢよ
)
を
生
(
う
)
めり。
此
(
こ
)
の
婦
(
をんな
)
恰
(
あたか
)
も
弱竹
(
なよたけ
)
の
如
(
ごと
)
くにして、
生
(
うま
)
れし
女
(
むすめ
)
玉
(
たま
)
の
如
(
ごと
)
し。
妙齢
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
わが
國
(
くに
)
に
於
(
お
)
ける
三階建
(
さんがいだて
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
二階建
(
にかいだて
)
も
大抵
(
たいてい
)
各階
(
かくかい
)
の
柱
(
はしら
)
が
床
(
とこ
)
の
部分
(
ぶぶん
)
に
於
(
おい
)
て
繼
(
つ
)
がれてある。
即
(
すなは
)
ち
通
(
とほ
)
し
柱
(
はしら
)
を
用
(
もち
)
ひないで
大神樂造
(
だいかぐらづく
)
りにしてある。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
然
(
しか
)
るも
我國
(
わがくに
)
の
財源
(
ざいげん
)
には
限
(
かぎり
)
あり、
兵船
(
へいせん
)
の
増加
(
ぞうか
)
にも
限度
(
げんど
)
あり、
國
(
くに
)
を
思
(
おも
)
ふの
士
(
し
)
は
日夜
(
にちや
)
此事
(
このこと
)
に
憂慮
(
ゆうりよ
)
し、
絶
(
た
)
えず
此點
(
このてん
)
に
向
(
むか
)
つて
策
(
さく
)
を
講
(
こう
)
じて
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
ここに
出雲
(
いづも
)
の
國
(
くに
)
の
造
(
みやつこ
)
の祖、名は
岐比佐都美
(
きひさつみ
)
、青葉の山を
餝
(
かざ
)
りて、その河下に立てて、
大御食
(
おほみあへ
)
獻らむとする時に、その御子詔りたまはく
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
大和
(
やまと
)
の
國
(
くに
)
のある
山寺
(
やまでら
)
の
賓頭廬樣
(
びんずるさま
)
の
前
(
まへ
)
に
置
(
お
)
いてある
石
(
いし
)
の
鉢
(
はち
)
の
眞黒
(
まつくろ
)
に
煤
(
すゝ
)
けたのを、もったいらしく
錦
(
にしき
)
の
袋
(
ふくろ
)
に
入
(
い
)
れて
姫
(
ひめ
)
のもとにさし
出
(
だ
)
しました。
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
父
(
とう
)
さんの
生
(
うま
)
れた
田舍
(
ゐなか
)
は
美濃
(
みの
)
の
方
(
はう
)
へ
降
(
お
)
りようとする
峠
(
たうげ
)
の
上
(
うへ
)
にありましたから、お
家
(
うち
)
のお
座敷
(
ざしき
)
からでもお
隣
(
となり
)
の
國
(
くに
)
が
山
(
やま
)
の
向
(
むか
)
ふの
方
(
はう
)
に
見
(
み
)
えました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
『——でも
私
(
わたし
)
は
其
(
その
)
國
(
くに
)
が
何
(
なん
)
といふ
國
(
くに
)
だか
其
(
その
)
人達
(
ひとたち
)
に
訊
(
き
)
いてやりたいわ。ねえ
阿母
(
おかア
)
さん、ニューズィーランドでせう、それともオーストレリア?』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
現在
(
げんざい
)
わが
國
(
くに
)
にある
博物館
(
はくぶつかん
)
はその
數
(
すう
)
が
少
(
すくな
)
いばかりでなく、
殘念
(
ざんねん
)
ながら
世界
(
せかい
)
に
押
(
お
)
し
出
(
だ
)
して
優
(
すぐ
)
れた
博物館
(
はくぶつかん
)
とは
申
(
まを
)
すことが
出來
(
でき
)
ません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「
是
(
これ
)
は
甲斐
(
かひ
)
の
國
(
くに
)
から
反物
(
たんもの
)
を
脊負
(
しよ
)
つてわざ/\
東京
(
とうきやう
)
迄
(
まで
)
出
(
で
)
て
來
(
く
)
る
男
(
をとこ
)
なんです」と
坂井
(
さかゐ
)
の
主人
(
しゆじん
)
が
紹介
(
せうかい
)
すると、
男
(
をとこ
)
は
宗助
(
そうすけ
)
の
方
(
はう
)
を
向
(
む
)
いて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
士卒
(
しそつ
)
未
(
いま
)
だ
附
(
つ
)
かず、百
姓
(
せい
)
信
(
しん
)
ぜず。
人
(
ひと
)
微
(
び
)
にして
權
(
けん
)
輕
(
かろ
)
し。
願
(
ねが
)
はくは
君
(
きみ
)
の
寵臣
(
ちようしん
)
・
國
(
くに
)
の
尊
(
たつと
)
ぶ
所
(
ところ
)
を
得
(
え
)
て
以
(
もつ
)
て
軍
(
ぐん
)
を
監
(
かん
)
せしめば、
乃
(
すなは
)
ち
可
(
か
)
ならん
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
日本
(
にほん
)
の
金解禁
(
きんかいきん
)
は
如何
(
いか
)
なる
用意
(
ようい
)
を
以
(
もつ
)
てするかは
可
(
か
)
なり
注目
(
ちうもく
)
されて
居
(
ゐ
)
る
爲
(
ため
)
に、
金解禁
(
きんかいきん
)
は
國
(
くに
)
の
内外
(
ないぐわい
)
に
於
(
おい
)
て
大問題
(
だいもんだい
)
であつたのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
「
蛙君
(
かへるくん
)
、きみはまあ
何
(
なに
)
をゆつてるんだ。
星
(
ほし
)
の
國
(
くに
)
は、こうした
樹
(
き
)
の
上
(
うへ
)
の、そのもつと
高
(
たか
)
いたかあいところにある
天空
(
そら
)
なんだよ」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
この
人
(
ひと
)
は、この
山
(
やま
)
を
甲斐
(
かひ
)
の
國
(
くに
)
乘鞍山
(
のりくらやま
)
と
書
(
か
)
いてゐるが、これはやはり
只今
(
たゞいま
)
の
飛騨山脈
(
ひださんみやく
)
(
日本
(
につぽん
)
アルプス)の
中
(
なか
)
のあの
山
(
やま
)
でせう。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
B うゝ、それはマア
双方
(
さうはう
)
の
間
(
あひだ
)
にキナ
臭
(
くさ
)
い
匂
(
にほ
)
ひぐらゐしてゐたのだらう。
其中
(
そのうち
)
、
女
(
をんな
)
が
國
(
くに
)
に
歸
(
かへ
)
つて、
暫
(
しばら
)
くしてから
其
(
そ
)
の
手紙
(
てがみ
)
をよこしたんだ、さうだ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
「お
國
(
くに
)
のお
母
(
つか
)
さんが贈つて下すつたものをあなたは今召し上つたんですよ。」と、
些
(
ちよ
)
つと
揶揄氣味
(
からかひぎみ
)
で云つた。
母と子
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
煤
(
すゝ
)
け
切
(
き
)
つた
佛壇
(
ぶつだん
)
の
菜種油
(
なたねあぶら
)
の
明
(
あか
)
りは
遠
(
とほ
)
い
國
(
くに
)
からでも
光
(
ひか
)
つて
來
(
く
)
るやうにぽつちりと
微
(
かす
)
かに
見
(
み
)
えた。お
袋
(
ふくろ
)
のよりも
先
(
ま
)
づ
白木
(
しらき
)
の
儘
(
まゝ
)
のお
品
(
しな
)
の
位牌
(
ゐはい
)
に
心
(
こゝろ
)
からの
線香
(
せんかう
)
の
煙
(
けぶり
)
が
靡
(
なび
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
かっこうはほとゝぎすの
類
(
るい
)
で
𤍠帶
(
ねつたい
)
に
棲
(
す
)
むものですが、
夏
(
なつ
)
になると
北方
(
ほつぽう
)
の
涼
(
すゞ
)
しい
地方
(
ちほう
)
へやつてくるのです。
中
(
なか
)
には
日本
(
につぽん
)
を
通
(
とほ
)
り
過
(
す
)
ぎて、もっと
北
(
きた
)
の
國
(
くに
)
へまで
行
(
ゆ
)
くのもあります。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
爾來
(
じらい
)
數年
(
すねん
)
、
志村
(
しむら
)
は
故
(
ゆゑ
)
ありて
中學校
(
ちゆうがくかう
)
を
退
(
しりぞ
)
いて
村落
(
そんらく
)
に
歸
(
かへ
)
り、
自分
(
じぶん
)
は
國
(
くに
)
を
去
(
さ
)
つて
東京
(
とうきやう
)
に
遊學
(
いうがく
)
することゝなり、いつしか
二人
(
ふたり
)
の
間
(
あひだ
)
には
音信
(
おんしん
)
もなくなつて、
忽
(
たちま
)
ち又四五年
經
(
た
)
つてしまつた。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
お
國
(
くに
)
と申す女中がございまして、器量人並に
勝
(
すぐ
)
れ、
殊
(
こと
)
に
起居周旋
(
たちいとりまわし
)
に
如才
(
じょさい
)
なければ、殿様にも
独寝
(
ひとりね
)
の
閨
(
ねや
)
淋しいところから
早晩
(
いつか
)
此のお國にお手がつき、お國は
到頭
(
とうとう
)
お
妾
(
めかけ
)
となり済しましたが
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それにさすがは
文學
(
ぶんがく
)
の
國
(
くに
)
支那
(
しな
)
の
遊
(
あそ
)
びで、
役
(
やく
)
の
名
(
な
)
に
清一色
(
チンイイソオ
)
とか、
國士無雙
(
コオシフウサン
)
とか、
海底撈月
(
ハイチイラオイエ
)
とか、
嶺上開花
(
リンシヤンカイホウ
)
とか、
四喜臨門
(
スウシイリンメン
)
とかいふやうな
如何
(
いか
)
にも
詩味
(
しみ
)
のある
字句
(
じく
)
を
使
(
つか
)
つてあるのも
面白
(
おもしろ
)
い。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
此度
(
このたび
)
大陰暦
(
たいゝんれき
)
を
止
(
やめ
)
て
大陽暦
(
たいやうれき
)
となし、明治五年十二月三日を明治六年一月一日と
定
(
さだ
)
めたるは一年
俄
(
にはか
)
に二十七日の
相違
(
さうゐ
)
にて
世間
(
せけん
)
にこれを
怪
(
あやし
)
む
者
(
もの
)
も
多
(
おほ
)
からんと
思
(
おも
)
ひ、
西洋
(
せいやう
)
の
書
(
しよ
)
を
調
(
しらべ
)
て
彼
(
か
)
の
國
(
くに
)
に
行
(
おこな
)
はるゝ
大陽暦
(
たいやうれき
)
と
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
も折々誘引せしかど市之丞夫婦は
素
(
もと
)
より僅の
貯
(
たくは
)
へにて
國
(
くに
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
國
(
くに
)
の
兄姫
(
えびめ
)
の
長
(
たけ
)
すがた、
富士
(
ふじ
)
こそ
問
(
と
)
へれ
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
言
(
こと
)
依
(
よ
)
さす
中
(
なか
)
つ
國
(
くに
)
、
大八洲
(
おほやしま
)
この
國土
(
くにつち
)
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「
國
(
くに
)
ではどうしてるべ。」
防雪林
(旧字旧仮名)
/
小林多喜二
(著)
土の
香
(
か
)
ぞ、
國
(
くに
)
の
御魂
(
みたま
)
ぞ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
日
(
ひ
)
は
麗
(
うら
)
らかに
志摩
(
しま
)
の
國
(
くに
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
ここに
國
(
くに
)
するよろこび
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
近來
(
きんらい
)
世界
(
せかい
)
の
文運
(
ぶんうん
)
が
急激
(
きふげき
)
に
進展
(
しんてん
)
したのと、
國際的交渉
(
こくさいてきかうせふ
)
が
忙
(
いそが
)
しくなつたのとで、わが
國
(
くに
)
においても
舊來
(
きうらい
)
の
言語
(
げんご
)
だけでは
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
はなくなつた。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
同
(
おな
)
じ
時
(
とき
)
、
賈雍將軍
(
かようしやうぐん
)
は
蒼梧
(
さうご
)
の
人
(
ひと
)
、
豫章
(
よしやう
)
の
太守
(
たいしゆ
)
として
國
(
くに
)
の
境
(
さかひ
)
を
出
(
い
)
で、
夷賊
(
いぞく
)
の
寇
(
あだ
)
するを
討
(
たう
)
じて
戰
(
たゝかひ
)
に
勝
(
か
)
たず。
遂
(
つひ
)
に
蠻軍
(
ばんぐん
)
のために
殺
(
ころ
)
され
頭
(
かうべ
)
を
奪
(
うば
)
はる。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それやこれやの
關係
(
かんけい
)
で、
日本
(
につぽん
)
は
地震學
(
ぢしんがく
)
開發
(
かいはつ
)
の
國
(
くに
)
といはれてゐるのであるが、
然
(
しか
)
し
其開發者
(
そのかいはつしや
)
の
重
(
おも
)
な
人々
(
じんこう
)
は
外國人
(
がいこくじん
)
、
特
(
とく
)
にイギリス
人
(
じん
)
であつた。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
丁度
(
ちやうど
)
、お
隣
(
とな
)
りで
美濃
(
みの
)
の
國
(
くに
)
の
方
(
はう
)
から
木曽路
(
きそぢ
)
へ
入
(
はひ
)
らうとする
旅人
(
たびびと
)
のためには、
一番
(
いちばん
)
最初
(
さいしよ
)
の
入口
(
いりぐち
)
のステエシヨンにあたつて
居
(
ゐ
)
たのが
馬籠驛
(
まごめえき
)
です。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
問ひて曰はく、「今天つ日高の御子虚空つ日高、
上
(
うは
)
つ
國
(
くに
)
一九
に
幸
(
い
)
でまさむとす。誰は幾日に送りまつりて、
覆
(
かへりごと
)
奏
(
まを
)
さむ」と問ひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
冬
(
ふゆ
)
は
何事
(
なにごと
)
もなく
北風
(
きたかぜ
)
を
寒
(
さむ
)
い
國
(
くに
)
へ
吹
(
ふ
)
き
遣
(
や
)
つた。
山
(
やま
)
の
上
(
うへ
)
を
明
(
あき
)
らかにした
斑
(
まだら
)
な
雪
(
ゆき
)
が
次第
(
しだい
)
に
落
(
お
)
ちて、
後
(
あと
)
から
青
(
あを
)
い
色
(
いろ
)
が
一度
(
いちど
)
に
芽
(
め
)
を
吹
(
ふ
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
又
(
また
)
此國債
(
このこくさい
)
が一
般
(
ぱん
)
會計
(
くわいけい
)
に
年々
(
ねん/\
)
巨額
(
きよがく
)
な
國債
(
こくさい
)
を
計上
(
けいじやう
)
することから
殖
(
ふ
)
えるのであるとすると、
國
(
くに
)
の
財政
(
ざいせい
)
の
不健全
(
ふけんぜん
)
な
結果
(
けつくわ
)
が
國債
(
こくさい
)
の
不整理
(
ふせいり
)
となつて
現
(
あらは
)
れる。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
出雲
(
いづも
)
の
國
(
くに
)
あたりから
出
(
で
)
る
碧玉
(
へきぎよく
)
といふ
青黒
(
あをぐろ
)
い
石
(
いし
)
が
用
(
もち
)
ひられ、さらに
後
(
のち
)
になると、
赤
(
あか
)
い
瑪瑙
(
めのう
)
が
普通
(
ふつう
)
に
使
(
つか
)
はれるようになりました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「
私
(
わたし
)
がこの
國
(
くに
)
で
生
(
うま
)
れたものでありますならば、お
宮仕
(
みやづか
)
へも
致
(
いた
)
しませうけれど、さうではございませんから、お
連
(
つ
)
れになることはかなひますまい」
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
私
(
わたくし
)
は
今
(
いま
)
やまた
軍艦
(
ぐんかん
)
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
のみならず
一度
(
いちど
)
喪
(
うしな
)
つたと
思
(
おも
)
つた
日出雄
(
ひでを
)
をも
國
(
くに
)
に
獻
(
さゝ
)
ぐる
事
(
こと
)
の
出來
(
でき
)
るやうになつた
事
(
こと
)
を
感謝
(
かんしや
)
します。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
吉備
(
きび
)
の
國
(
くに
)
の
中山
(
なかやま
)
——
美作
(
みまさか
)
にある——よ。それが
腰
(
こし
)
のひきまはしにしてゐる、
細谷川
(
ほそたにがは
)
の
音
(
おと
)
の
澄
(
す
)
んで
聞
(
きこ
)
えることよ。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「ほんとに
情無
(
なさけね
)
えよ。わしあ。
國
(
くに
)
には
親兄弟
(
おやけうだい
)
もあるんだが、
父親
(
おやぢ
)
はもう
年老
(
としより
)
だつたから、
死
(
し
)
んだかも
知
(
し
)
れねえ」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
國
(
くに
)
を
出
(
いづ
)
るまでは
左
(
さ
)
まで
不運
(
ふうん
)
の
縁
(
ゑん
)
とも
思
(
おも
)
はざりしが、
今日
(
けふ
)
この
頃
(
ごろ
)
は
送
(
おく
)
りこしたる
寫眞
(
しやしん
)
をさへ
見
(
み
)
るに
物
(
もの
)
うく
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
(一三)
區區
(
くく
)
の
齊
(
せい
)
を
以
(
もつ
)
て、
(一四)
海濱
(
かいひん
)
に
在
(
あ
)
り、
(一五)
貨
(
くわ
)
を
通
(
つう
)
じ
財
(
ざい
)
を
積
(
つ
)
み、
國
(
くに
)
を
富
(
と
)
まし
兵
(
へい
)
を
彊
(
つよ
)
うし、
(一六)
俗
(
ぞく
)
と
好惡
(
かうを
)
を
同
(
おな
)
じうす
故
(
ゆゑ
)
に
(一七)
其稱
(
そのしよう
)
に
曰
(
いは
)
く、
(一八)
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
以上
(
いじよう
)
のわけで
一國
(
いつこく
)
の
山
(
やま
)
全部
(
ぜんぶ
)
が
青々
(
あを/\
)
としてゐる
間
(
あひだ
)
はその
國
(
くに
)
は
盛
(
さか
)
んになるのですが、
反對
(
はんたい
)
に、いくら、
必要
(
ひつよう
)
だからと
言
(
い
)
つて、やたらに
樹木
(
じゆもく
)
を
伐
(
き
)
るばかりで、
荒
(
あら
)
しつくしてしまへば
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
亞弗利加洲
(
アフリカしう
)
にアルゼリヤといふ
國
(
くに
)
がある、凡そ
世界中
(
せかいぢゆう
)
此國
(
このくに
)
の
人
(
ひと
)
ほど
怠惰者
(
なまけもの
)
はないので、それといふのも
畢竟
(
ひつきやう
)
は
熱帶地方
(
ねつたいちはう
)
のことゆえ
檸檬
(
れもん
)
や、
橙
(
だい/\
)
の
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き亂れて
其
(
その
)
得
(
え
)
ならぬ
香
(
かほり
)
四方
(
よも
)
に
立
(
た
)
ちこめ
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
B まだ
斯
(
か
)
ういふのがあるよ。
矢張
(
やは
)
り
僕
(
ぼく
)
の
友人
(
いうじん
)
だが、
國
(
くに
)
の
母親
(
はゝおや
)
がひとりで
寂
(
さび
)
しがつてゐると
云
(
い
)
つて、
毎日
(
まいにち
)
一
枚
(
まい
)
づつ
繪葉書
(
ゑはがき
)
を
出
(
だ
)
してゐるが、モウそれを三四
年間
(
ねんかん
)
一
日
(
にち
)
も
缺
(
か
)
かさずやつてるから
感心
(
かんしん
)
だらう。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
下
(
した
)
なる
國
(
くに
)
の
暗谷
(
くらだに
)
につくばひ
居
(
ゐ
)
るや。
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
國
(
くに
)
ありき、綿津見の
潮
(
しほ
)
と
稚
(
わか
)
く
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
津
(
つ
)
の
國
(
くに
)
屋
(
や
)
お
菊
(
きく
)
一件
(
いつけん
)
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
國
部首:⼞
11画
“國”を含む語句
何國
大國
英國
本國
外國
國土
外國人
國府
國中
國境
國家
生國
北國
天國
國主
佛國
西國
故國
皇國
國民
...