“木曽路”のいろいろな読み方と例文
旧字:木曾路
読み方割合
きそじ80.0%
きそぢ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大納言は即座に立ちあがると、「信濃にあんなる木曽路きそじ川」という今様の文句を、「信濃にあった木曽路川」と、自分が見てきたところだけに当意即妙に歌いあげた。
中央線で松本の方へ、或は塩尻から木曽路きそじへ、春夏秋と、いくたびか出かけるようになった。
丁度ちやうど、おとなりで美濃みのくにはうから木曽路きそぢはひらうとする旅人たびびとのためには、一番いちばん最初さいしよ入口いりぐちのステエシヨンにあたつてたのが馬籠驛まごめえきです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
やがてとうさんは伯父をぢさんのあといて、めづらしい初旅はつたびのぼりました。とうさんがあるいてみち木曽路きそぢとも、木曾街道きそかいだうともいふみちでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)