“御魂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みたま70.6%
ミタマ29.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神職 や、このよこしまを、このけがれを、おとりいれにあい成りまするか。その御霊ごりょう御魂みたま、御神体は、いかなる、いずれより、天降あまくだらせます。……
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かれ、水底に沈み居たまふ時の名をそこドク御魂みたまといひつ。その海水のツブ立つ時の名をツブ立つ御魂といひつ、そのあわさく時の名を泡サク御魂といひき
殊に其中の「あがヌシ御魂ミタマたまひて、春さらば、奈良の都に喚上メサげたまはね」とある一首は、よごととしての特色を見せてゐる。
藤原南家郎女の御魂ミタマ。……
『死者の書』 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)