“兵船”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょうせん50.0%
へいせん25.0%
へうせん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれ、あの向うに……松林の薄黒う見ゆるは……文字ヶ関から大里だいりの浜、あれをうしろにして味方の兵船ひょうせんはおよそ五百艘、さながら大鳥がつばさをひろげたように、左右に開いて陣取っていたのじゃ。
平家蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかるも我國わがくに財源ざいげんにはかぎりあり、兵船へいせん増加ぞうかにも限度げんどあり、くにおもふの日夜にちや此事このこと憂慮ゆうりよし、えず此點このてんむかつてさくこうじてる。
山かと高き兵船へうせん
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)