“現(あらは)” の例文
津浪(つなみ)とは津(つ)の浪(なみ)、即(すなは)ち港(みなと)に現(あらは)れる大津浪(おほつなみ)であつて、暴風(ぼうふう)など氣象上(きしようじよう)の變調(へんちよう)から起(おこ)ることもあるが、最(もつと)も恐(おそ)ろしいのは地震津浪(ぢしんつなみ)である。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
いかにもねばり強(づよ)い、あきらめにくい悲(かな)しみの心(こゝろ)が、ものゝ纏(まと)ひついたように、くね/\した調子(ちようし)の現(あらは)れてゐるのが感(かん)じられませう。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
と云ひつ放(ぱな)して、それなり消えて仕舞つた。すると、次(つぎ)の時間に又何処(どこ)からか現(あらは)れた。今度(こんど)は何と思つたか、講義の最中(さいちう)に、突然
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
是等(これら)の隆まりにて界されたる中に兩眼(りやうがん)と鼻と口との存するを見れば、土偶は頭巾(づきん)の前部より面の現(あらは)れたる形に作(つく)られ有るが如し。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
六箇月(かげつ)足(た)らずの短時日(たんじじつ)に於(おい)て斯(かく)の如(ごと)く目(め)の前(まへ)に好結果(かうけつくわ)を現(あらは)したと云(い)ふことを考(かんが)へると、國民自體(こくみんじたい)も非常(ひじやう)に喜(よろこ)んで宜(よ)いことであらうと考(かんが)へる。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
勿論(もちろん)、外形(ぐわいけい)に現(あらは)れても何(なに)も審(いぶか)しい點(てん)はないが、少(すこ)しく私(わたくし)の眼(め)に異樣(ゐやう)に覺(おぼ)えたのは、總(さう)噸數(とんすう)一千噸(とん)位(くらゐ)にしては其(その)構造(かうざう)の餘(あま)りに堅固(けんご)らしいのと
これはたゞあの埴輪(はにわ)の家(いへ)や、そのほかの品物(しなもの)に現(あらは)れてゐる家(いへ)の形(かたち)と、歴史(れきし)や歌(うた)の書物(しよもつ)に書(か)いてあるところで想像(そう/″\)するほかには
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
見合せ一聲(せい)叫(さけ)んで肩先より乳の下まで一刀に切放せば茂助はウンとばかりに其儘(そのまゝ)死(しゝ)たる處へ以前の曲者(くせもの)石塔(せきたふ)の蔭(かげ)より現(あらは)れ出るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
本堂の中にと消えた若い芸者の姿(すがた)は再び階段の下に現(あらは)れて仁王門(にわうもん)の方(はう)へと、素足(すあし)の指先(ゆびさき)に突掛(つゝか)けた吾妻下駄(あづまげた)を内輪(うちわ)に軽く踏みながら歩いて行(ゆ)く。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
僅(わづか)な餅(もち)はさういふことで幾(いく)らも減(へ)らないのに時間(じかん)が經(た)つて、寒冷(かんれい)な空氣(くうき)の爲(ため)に陸稻(をかぼ)の特色(とくしよく)を現(あらは)して切口(きりくち)から忽(たちま)ちに罅割(ひゞわ)れになつて堅(かた)く乾燥(かんそう)した。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
爾來(じらい)日本建築(にほんけんちく)は漸次(ぜんじ)に進歩(しんぽ)して堅牢(けんらう)精巧(せいかう)なものを生(しやう)ずるに至(いた)つたが、これは高級建築(かうきふけんちく)の必然的條件(ひつぜんてきでうけん)として現(あらは)れたので、地震(ぢしん)を考慮(かうりよ)したためではない。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
この帶(たい)は日本(につぽん)の諸高山(しよこうざん)では大概(たいがい)山(やま)の頂(いたゞ)きに近(ちか)いところに現(あらは)れてゐて、高(たか)さは八九千尺(はちくせんじやく)から一萬尺(いちまんじやく)に及(およ)んでゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
或る日の午(ご)後縁側(えんがは)に坐(すわ)らせた學校友達(たち)の一人を寫(うつ)してみた乾(かん)板に遂(つひ)にうつすりとそれらしい影像(えいぞう)が現(あらは)れた。
一ト廻(まは)りして愛(あい)ちやんが他(ほか)の方(はう)へ現(あらは)れた時(とき)に、犬(いぬ)ころはモ一度(ど)枝(えだ)を目蒐(めが)けて跳(と)びかゝり、それに掴(つか)まらうとして餘(あま)り急(いそ)いだ爲(た)め、過(あやま)つて筋斗返(とんぼがへ)りを打(う)ちました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
その時いづくよりとも知らず、緋(ひ)の袍(ころも)をまとうた学匠(がくしやう)が、忽然(こつねん)と姿を現(あらは)いて、やさしげに問ひかけたは
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
夢(ゆめ)に一個(ひとり)の風采(ふうさい)堂々(だう/\)たる丈夫(ますらを)が現(あらは)れて、自分は石清虚(せきせいきよ)といふものである、決(けつ)して心配(しんぱい)なさるな、君と別(わか)れて居るのは一年許(ばかり)のことで、明年八月二日、朝(あさ)早(はや)く海岱門(かいたいもん)に詣(まう)で見給(みたま)へ
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
人(ひと)は怪(あや)しがりて病(やま)ひの故(せい)かと危(あや)ぶむも有(あ)れども母親(はゝおや)一人(ひとり)ほゝ笑(ゑ)みては、今(いま)にお侠(きやん)の本性(ほんしよう)は現(あらは)れまする、これは中休(なかやす)みと子細(わけ)ありげに言(い)はれて、知(し)らぬ者(もの)には何(なん)の事(こと)とも思(おも)はれず
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
下札(さげふだ)は今(いま)誂(あつらへ)にやつてある、まだ出来(でき)て来(こ)んが蝋色(ろいろ)にして金蒔絵(きんまきゑ)で文字(もじ)を現(あらは)し、裏表(うらおもて)とも懸(か)けられるやうな工合(ぐあひ)に、少し気取(きどつ)て注文をしたもんぢやから、手間(てま)が取れてまだ出来(でき)ぬが
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
今日(けふ)を嬉(うれ)しい、かたじけないと思(おも)ふ心(こゝろ)が予(わし)と同(おな)じに滿腔(いっぱい)なら、しかもそれを現(あらは)す力(ちから)が予(わし)よりも多(おほ)いなら、今日(けふ)の出會(であひ)で二人(ふたり)が感(かん)ずる此(この)夢(ゆめ)のやうな嬉(うれ)しさを、床(ゆか)しい天樂(てんがく)のやうな卿(そもじ)の聲(こゑ)で
ポセードーンはこれがため現(あらは)の救助さし扣(ひか)へ
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
見ようつそ身に現(あらは)れて
泣けよ恋人 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
この頃(ころ)の人(ひと)はすべて、あまり自分(じぶん)の生活(せいかつ)が歌(うた)に現(あらは)れるといふことを嫌(きら)つたので、さういふふうなのを無風流(ぶふうりゆう)だとしりぞけてゐました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
土偶(どぐう)の用は信仰上(しんこうじやう)に關係(くわんけい)有りと假定するも、尚ほ實在(じつざい)の人の形を現(あらは)したる物か、想像上(そうぞうじやう)の神の形を示したる物かとの疑問(ぎもん)有らん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
宗助(そうすけ)は浴衣(ゆかた)の後影(うしろかげ)が、裏口(うらぐち)へ出(で)る所(ところ)で消(き)へてなくなる迄(まで)其處(そこ)に立(た)つてゐた。それから格子(かうし)を開(あ)けた。玄關(げんくわん)へは安井(やすゐ)自身(じしん)が現(あらは)れた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それと同時(どうじ)に地震波(ぢしんぱ)は地球内部(ちきゆうないぶ)の方向(ほうこう)にも進行(しんこう)して反對(はんたい)の方面(ほうめん)に現(あらは)れ、場合(ばあひ)によつては地球(ちきゆう)の表面(ひようめん)で反射(はんしや)して再(ふたゝ)び他(た)の方面(ほうめん)に向(むか)うのもある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
又(また)此國債(このこくさい)が一般(ぱん)會計(くわいけい)に年々(ねん/\)巨額(きよがく)な國債(こくさい)を計上(けいじやう)することから殖(ふ)えるのであるとすると、國(くに)の財政(ざいせい)の不健全(ふけんぜん)な結果(けつくわ)が國債(こくさい)の不整理(ふせいり)となつて現(あらは)れる。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
それはオウストリヤのハルスタットといふ所(ところ)の古墳(こふん)から掘(ほ)り出(だ)された鐵器(てつき)が、よくその特徴(とくちよう)を現(あらは)してゐたので、さういふ名(な)をつけたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
其(そ)れにも係(かゝは)らず、自分の母親のお豊(とよ)はあまり好(よ)くは思つてゐない様子(やうす)で、盆暮(ぼんくれ)の挨拶(あいさつ)もほんの義理一遍(ぺん)らしい事を構(かま)はず素振(そぶり)に現(あらは)してゐた事さへあつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
勘次(かんじ)は假令(たとひ)什麽(どんな)ことがあつても面(まのあた)り卯平(うへい)に向(むか)つて一言(ごん)でも呟(つぶや)いたことがないのみでなく、只管(ひたすら)或(ある)物(もの)を隱蔽(いんぺい)しようとするやうな恐怖(きようふ)の状態(じやうたい)を現(あらは)して居(ゐ)ながら
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
われ/\の遠(とほ)い/\最初(さいしよ)の祖先(そせん)が、はじめてこの地球上(ちきゆうじよう)に現(あらは)れたころには、森林(しんりん)は、そのまゝ人間(にんげん)の住(す)みかでもあり、また食(た)べ物(もの)の出(で)どころでもありました。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
例(たと)へば天狗(てんぐ)にしても、印度(いんど)、支那(しな)、日本(にほん)皆(みな)其(その)現(あら)はし方(かた)が異(こと)なつて居(ゐ)る。龍(りう)なども、西洋(せいやう)のドラゴンと、印度(いんど)のナーガーと、支那(しな)の龍(りう)とは非常(ひぜう)に現(あらは)し方(かた)が違(ちが)ふ。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
然(しか)しただ一人久保田さんが纎細(せんさい)緻密(みつ)な作品(さくひん)を書く人でありながら球突(たまつき)ではひどく不器用(ぶきよう)なのを除(のぞ)けばそれぞれに球突(たまつき)の中にも作品(さくひん)の感(かん)じが現(あらは)れてくるから面(おも)白い。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
察(み)る時は必ず其眞僞(しんぎ)現(あらは)るゝと宜(むべ)なる哉然れ共萬一(もし)庸人(ようじん)の奉行となりて強情(がうじやう)奸曲(かんきよく)の者を調べるに於てを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
加(くは)ふるに前檣々頭(ぜんしやうしやうとう)に一點(いつてん)の白燈(はくとう)と、左舷(さげん)の紅燈(こうとう)は見(み)えで、右舷(うげん)に毒蛇(どくじや)の巨眼(まなこ)の如(ごと)き緑色(りよくしよく)の舷燈(げんとう)を現(あらは)せる他(ほか)は、船橋(せんけう)にも、甲板(かんぱん)にも、舷窓(げんさう)からも、一個(いつこ)の火影(ほかげ)を見(み)せぬかの船(ふね)は
日(ひ)は暮(く)れかゝつて雨(あめ)は益〻(ます/\)強(つよ)くなつた。山々(やま/\)は悉(こと/″\)く雲(くも)に埋(うも)れて僅(わづ)かに其麓(そのふもと)を現(あらは)すばかり。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
東京の冬は何よりも漬(つ)け菜(な)の茎の色に現(あらは)れてゐる。殊に場末(ばすゑ)の町々では。
都会で (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ヂュリエット又(また)階上(かいぢゃう)に現(あらは)れて、窃(そっ)と口笛(くちぶえ)を鳴(な)らす。
さうして、神樣(かみさま)の言葉(ことば)すらも、やはり、歌(うた)で現(あらは)されることになりました。それは大方(おほかた)、三(みつ)つの句(く)の形(かたち)になつたものらしく考(かんが)へられます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
それがぱく/\開(ひら)いたり閉(と)ぢたりするので、偶(たま/\)これに陷(おちい)つた人畜(じんちく)は忽(たちま)ち見(み)えなくなり、再(ふたゝ)びその姿(すがた)を現(あらは)すことは出來(でき)なかつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
中央(ちうあう)及(および)地方(ちはう)の財政(ざいせい)の整理緊縮(せいりきんしゆく)、國債(こくさい)の整理(せいり)、國民(こくみん)の消費節約(せうひせつやく)とが相俟(あひま)つて其效果(そのかうくわ)が最(もつと)も能(よ)く國際貸借(こくさいたいしやく)の上(うへ)に現(あらは)れたのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
代助は此前(このまへ)平岡の訪問を受けてから、心待(こゝろまち)に、後(あと)から三千代の来(く)るのを待(ま)つてゐた。けれども、平岡(ひらをか)の言葉(ことば)は遂(つい)に事実として現(あらは)れて来(こ)なかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そして日本(につぽん)は歴史(れきし)のある時代(じだい)にはひつて、われ/\の祖先(そせん)の遺(のこ)した品物(しなもの)が、だん/\と現(あらは)れて來(く)るのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
山麓(さんろく)から頂上(ちようじよう)までの間(あひだ)にいろ/\模樣(もよう)の變(かは)つた幾(いく)つかの森林帶(しんりんたい)がかさなつてゐるわけです このように土地(とち)の高低(こうてい)によつて現(あらは)れる森林帶(しんりんたい)のことを『垂直的森林帶(すいちよくてきしんりんたい)』
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
其(その)扱(こ)きあげられた肩(かた)は衣物(きもの)の皴(しわ)で少(すこ)し張(は)つて身體(からだ)を確乎(しつか)とさせて見(み)せる。現(あらは)れた腕(うで)には紺(こん)の手刺(てさし)が穿(うが)たれてある。漸(やうや)く暑(あつ)い日(ひ)を厭(いと)うておつぎは白(しろ)い菅笠(すげがさ)を戴(いたゞ)いた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
球(たま)の突(つ)き振(ふり)に作品(さくひん)の感(かん)じが現(あらは)れるといへば、實(じつ)に私(わたし)にとつて忘(わす)れ難(かた)いのは亡き岩野泡鳴さんだつた。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
彼女が靴足袋(くつたび)したる両足をば膝の上までも現(あらは)し、其の片足を片膝の上に組み載せ、下衣(したぎ)の胸ひろく、乳を見せたる半身を後(うしろ)に反(そら)し、あらはなる腕を上げて両手に後頭部を支へ
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
晃々(くわう/\)とさし昇(のぼ)り最早夜の亥刻(よつ)時分共思ふ頃良(やゝ)原中(はらなか)まで來りしに最前より待設けたる雲助共松の蔭(かげ)より前後左右に破落々々(ばら/\)と現(あらは)れ出でヤイ/\小童子(こわつぱ)待(まて)先刻(さつき)松の尾の酒屋では能(よう)も/\我等を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
爾來(じらい)地震(ぢしん)の記事(きじ)は、かなり詳細(せうさい)に文献(ぶんけん)に現(あらは)れてをり、その慘害(さんがい)の状(じやう)も想像(さうざう)されるが、これを建築發達史(けんちくはつたつし)から見(み)て、地震(ぢしん)のために如何(いか)なる程度(ていど)において、構造上(こうざうぜう)に考慮(かうりよ)が加(くは)へられたかは疑問(ぎもん)である。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
とかうする程に、再(ふたたび)火の前に群つた人々が、一度にどつとどよめくかと見れば、髪をふり乱いた「ろおれんぞ」が、もろ手に幼子をかい抱いて、乱れとぶ焔の中から、天(あま)くだるやうに姿を現(あらは)いた。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ロミオとヂュリエットと樓上(ろうじゃう)の窓口(まどぐち)に現(あらは)るゝ。