“中休”の読み方と例文
読み方割合
なかやす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顔をげて、中休なかやすみに、館内を見廻すと、流石さすがに図書館丈あつて静かなものである。しかも人が沢山ゐる。さうして向ふのはづれにゐる人のあたまが黒く見える。眼口めくちは判然しない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ひとあやしがりてやまひのせいかとあやぶむもれども母親はゝおや一人ひとりほゝみては、いまにおきやん本性ほんしようあらはれまする、これは中休なかやすみと子細わけありげにはれて、らぬものにはなんことともおもはれず
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)