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か
ふりがな文庫
“
書
(
か
)” の例文
花
(
はな
)
が
終
(
お
)
わったとき、
子供
(
こども
)
らは、その
根
(
ね
)
を
乾
(
ほ
)
してから、これを
袋
(
ふくろ
)
の
中
(
なか
)
へ
入
(
い
)
れて、その
上
(
うえ
)
に「アネモネ」と
書
(
か
)
いて、しまっておきました。
花と人の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あの『
幼
(
をさな
)
きものに』と
同
(
おな
)
じやうに、
今度
(
こんど
)
の
本
(
ほん
)
も
太郎
(
たらう
)
や
次郎
(
じらう
)
などに
話
(
はな
)
し
聞
(
き
)
かせるつもりで
書
(
か
)
きました。それがこの『ふるさと』です。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
御主
(
おんあるじ
)
耶蘇様
(
イエスさま
)
は
百合
(
ゆり
)
のやうにお
白
(
しろ
)
かつたが、
御血
(
おんち
)
の
色
(
いろ
)
は
真紅
(
しんく
)
である。はて、
何故
(
なぜ
)
だらう。
解
(
わか
)
らない。きつと
何
(
なに
)
かの
巻物
(
まきもの
)
に
書
(
か
)
いてある
筈
(
はず
)
だ。
浮浪学生の話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
子供
(
こども
)
には、
話
(
はな
)
した
跡
(
あと
)
でいろ/\の
事
(
こと
)
を
問
(
と
)
はれて、
私
(
わたくし
)
は
又
(
また
)
已
(
や
)
むことを
得
(
え
)
ずに、いろ/\な
事
(
こと
)
を
答
(
こた
)
へたが、それを
悉
(
こと/″\
)
く
書
(
か
)
くことは
出來
(
でき
)
ない。
寒山拾得縁起
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「
御米
(
およね
)
、
近來
(
きんらい
)
の
近
(
きん
)
の
字
(
じ
)
はどう
書
(
か
)
いたつけね」と
尋
(
たづ
)
ねた。
細君
(
さいくん
)
は
別
(
べつ
)
に
呆
(
あき
)
れた
樣子
(
やうす
)
もなく、
若
(
わか
)
い
女
(
をんな
)
に
特有
(
とくいう
)
なけたゝましい
笑聲
(
わらひごゑ
)
も
立
(
た
)
てず
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
B
又
(
また
)
俳句
(
はいく
)
だらう。
先年
(
せんねん
)
電車
(
でんしや
)
のストライキのあつた
時
(
とき
)
、あれは
何
(
なん
)
とか
云
(
い
)
つたつけな、
妙
(
めう
)
な
俳句
(
はいく
)
の
樣
(
やう
)
なものを
書
(
か
)
いてよこしたぢやないか。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
それは
丁度
(
ちやうど
)
日本
(
にほん
)
の
國號
(
こくがう
)
を
外人
(
ぐわいじん
)
が
何
(
なん
)
と
呼
(
よ
)
び
何
(
なん
)
と
書
(
か
)
かうとも、
吾人
(
ごじん
)
は
必
(
かなら
)
ず
常
(
つね
)
に
日本
(
にほん
)
と
呼
(
よ
)
び
日本
(
にほん
)
と
書
(
か
)
かねばならぬのと
同
(
おな
)
じ
理窟
(
りくつ
)
である。(完)
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
書
(
か
)
き
物
(
もの
)
があまりなかつたり、またまったくない
古
(
ふる
)
い
時代
(
じだい
)
になりますと、どうしても
遺物
(
いぶつ
)
ばかりで
研究
(
けんきゆう
)
をするほか
方法
(
ほう/\
)
はありません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「そんだが、
旦那
(
だんな
)
はたいしたもんでがすね、
旦那
(
だんな
)
書
(
か
)
いたんだつて
云
(
ゆ
)
つたらなあ」と
彼
(
かれ
)
は
更
(
さら
)
に
跟
(
つ
)
いて
行
(
い
)
つた
近所
(
きんじよ
)
の
者
(
もの
)
を
顧
(
かへり
)
みていつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
家
(
いへ
)
は
小路
(
せうぢ
)
へ
引込
(
ひつこ
)
んで、
通
(
とほ
)
りの
角
(
かど
)
に「
蒲燒
(
かばやき
)
」と
書
(
か
)
いた
行燈
(
あんどう
)
ばかりあり。
氣
(
き
)
の
疾
(
はや
)
い
奴
(
やつ
)
がむやみと
飛込
(
とびこ
)
むと
仕立屋
(
したてや
)
なりしぞ
不思議
(
ふしぎ
)
なる。
神楽坂七不思議
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼女
(
かのぢよ
)
は
喜
(
よろこ
)
びも
心配
(
しんぱい
)
も、たゞそのためにのみして
書
(
か
)
き
入
(
い
)
れた
努力
(
どりよく
)
の
頁
(
ページ
)
をあらためて
繰
(
く
)
つてみて
密
(
ひそ
)
かに
矜
(
ほこ
)
りなきを
得
(
え
)
ないのであつた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
そしてしばしば、ゴットフリートがどう
思
(
おも
)
うだろうかと考えると、はずかしくなって、
書
(
か
)
いたものを
破
(
やぶ
)
いてしまうこともあった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
今
(
いま
)
も
其最中
(
そのさいちゆう
)
なの!
屹度
(
きつと
)
私
(
わたし
)
の
事
(
こと
)
を
書
(
か
)
いた
本
(
ほん
)
が
出來
(
でき
)
るわ、
屹度
(
きつと
)
!
私
(
わたし
)
が
大
(
おほ
)
きくなつたら
一
(
ひと
)
つ
書
(
か
)
いてやらう——けど、
今
(
いま
)
最早
(
もう
)
大
(
おほ
)
きくなつたんだわね
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
もし
今後
(
こんご
)
中央公論
(
ちゅうおうこうろん
)
の
編輯
(
へんしゅう
)
を
誰
(
たれ
)
かに
譲
(
ゆず
)
って
閑
(
ひま
)
な
時
(
とき
)
が
来
(
く
)
るとしたら、それらの
追憶録
(
ついおくろく
)
を
書
(
か
)
かれると
非常
(
ひじょう
)
に
面白
(
おもしろ
)
いと
思
(
おも
)
っていました。
夏目先生と滝田さん
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
原稿
(
げんかう
)
を
書
(
か
)
く、
氣
(
き
)
もちよく
筆
(
ふで
)
が
運
(
はこ
)
ぶので
夢中
(
むちう
)
になつた、その
夢中
(
むちう
)
を
覺
(
さ
)
ました
聲
(
こゑ
)
は
猫
(
ねこ
)
である、あら
座蒲團
(
ざぶとん
)
に
座
(
すは
)
つて、すましてゐる。
ねこ
(旧字旧仮名)
/
北村兼子
(著)
東京
(
とうきやう
)
に
出
(
で
)
てから、
自分
(
じぶん
)
は
畫
(
ゑ
)
を
思
(
おも
)
ひつゝも
畫
(
ゑ
)
を
自
(
みづか
)
ら
書
(
か
)
かなくなり、たゞ
都會
(
とくわい
)
の
大家
(
たいか
)
の
名作
(
めいさく
)
を
見
(
み
)
て、
僅
(
わづか
)
に
自分
(
じぶん
)
の
畫心
(
ゑごころ
)
を
滿足
(
まんぞく
)
さして
居
(
ゐ
)
たのである。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
私
(
わたし
)
がI
子
(
こ
)
との
事件
(
じけん
)
でM、H
氏
(
し
)
に
攻撃
(
こうげき
)
されたことを、
私
(
わたし
)
が
悲観
(
ひかん
)
してゐるやうなことを、
私
(
わたし
)
は
私
(
わたし
)
の
最近
(
さいきん
)
の
作品
(
さくひん
)
で
書
(
か
)
いたりしたので
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「それでも
兄
(
にい
)
さんは、ただの二
字
(
じ
)
でも三
字
(
じ
)
でも、あたしの
書
(
か
)
いた
文
(
ふみ
)
さえ
持
(
も
)
って
行
(
い
)
けば、お
金
(
かね
)
は
右
(
みぎ
)
から
左
(
ひだり
)
とのことでござんした」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
おぢさんは、みんなが
大
(
たい
)
へん
可愛
(
かあい
)
い。この
本
(
ほん
)
は
君
(
きみ
)
たちに
讀
(
よ
)
んでもらひ、
歌
(
うた
)
つてもらうために
書
(
か
)
いたのだ。
金持
(
かねもち
)
の
子供
(
こども
)
なんか
讀
(
よ
)
まなくたつていい。
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
しかし、ここでは、
一休
(
いっきゅう
)
さんの
頓智
(
とんち
)
を、こどもたちにもおもしろくて、ためになる、ということにおきかえて
書
(
か
)
きました。
先生と父兄の皆さまへ
(新字新仮名)
/
五十公野清一
(著)
手
(
て
)
ならひが
能
(
よ
)
く
出來
(
でき
)
たれば
此次
(
このつぎ
)
には
文
(
ふみ
)
を
書
(
か
)
きて
見
(
み
)
せ給へと
勿体
(
もつたい
)
ない
奉書
(
ほうしよう
)
の
繪
(
ゑ
)
半切
(
はんき
)
れを
手遊
(
おもちや
)
に
下
(
くだ
)
された
事
(
こと
)
忘
(
わす
)
れはなさるまい
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
この
人
(
ひと
)
は、この
山
(
やま
)
を
甲斐
(
かひ
)
の
國
(
くに
)
乘鞍山
(
のりくらやま
)
と
書
(
か
)
いてゐるが、これはやはり
只今
(
たゞいま
)
の
飛騨山脈
(
ひださんみやく
)
(
日本
(
につぽん
)
アルプス)の
中
(
なか
)
のあの
山
(
やま
)
でせう。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
と、
美
(
うつく
)
しい
文字
(
もんじ
)
でさらさらと
書
(
か
)
いて
出
(
だ
)
しました。みんなは「あッ」といって、それなりもうだまり
込
(
こ
)
んでしまいました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
高
(
たか
)
が
大家
(
たいか
)
と云はれて
見
(
み
)
たさに
無暗
(
むやみ
)
に
原稿紙
(
げんかうし
)
を
書
(
か
)
きちらしては
屑屋
(
くづや
)
に
忠義
(
ちうぎ
)
を
尽
(
つく
)
すを
手柄
(
てがら
)
とは
心得
(
こころえ
)
るお
目出
(
めで
)
たき
商売
(
しやうばい
)
なり。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
日本
(
にほん
)
の
文藝的作品
(
ぶんげいてきさくひん
)
に
麻雀
(
マアジヤン
)
のことが
書
(
か
)
かれたのは
恐
(
おそ
)
らく
夏目漱石
(
なつめさうせき
)
の「
滿韓
(
まんかん
)
ところどころ」の一
節
(
せつ
)
が
初
(
はじ
)
めてかも
知
(
し
)
れない。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
……(下人に)やい、
汝
(
そち
)
はヹローナ
中
(
ぢゅう
)
を
駈𢌞
(
かけまは
)
って(書附を渡し)
爰
(
こゝ
)
に
名前
(
なまへ
)
の
書
(
か
)
いてある
人達
(
ひとたち
)
を
見附
(
みつ
)
けて、
今宵
(
こよひ
)
我
(
わが
)
邸
(
やしき
)
で
懇
(
ねんごろ
)
に
御入來
(
ごじゅらい
)
をお
待
(
ま
)
ち
申
(
まう
)
すと
言
(
い
)
へ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
『
左樣
(
さやう
)
さ、
不幸
(
ふかう
)
な
町
(
まち
)
です。』と、イワン、デミトリチは
溜息
(
ためいき
)
して
笑
(
わら
)
ふ。『
然
(
しか
)
し一
般
(
ぱん
)
には
奈何
(
どう
)
です、
新聞
(
しんぶん
)
や、
雜誌
(
ざつし
)
は
奈何云
(
どうい
)
ふ
事
(
こと
)
が
書
(
か
)
いてありますか?』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
王 下手な文句を
書
(
か
)
い連ねた腹立たしく拙い手紙ほど紙数は多いものじゃが、まあ、ざっとかいつまんで申せばの。
胚胎
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
例の
歓迎会
(
かんげいかい
)
の
案内
(
あんない
)
である。ミサ子やマスノの名も
書
(
か
)
いてあったが、早苗の字なのは、はじめからわかっていた。読みおわった先生は、勝子にむかって
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
君
(
きみ
)
の
遺族
(
いぞく
)
や
小穴君
(
をあなくん
)
などがそれを
求
(
もと
)
めるけれど、
君
(
きみ
)
の
本
(
ほん
)
を
飾
(
かざ
)
れるやうなことが
僕
(
ぼく
)
に
書
(
か
)
けるものか。でも
僕
(
ぼく
)
はこの
本
(
ほん
)
のためにたつた
一
(
ひと
)
つだけは
手柄
(
てがら
)
をしたよ。
「三つの宝」序に代へて
(旧字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
帰る時、「それじゃ毎月七八円ずつ損するつもりなら大丈夫だねえ。原稿料は出さなくったって
書
(
か
)
き手はたくさんあるし、それに二三十部は売れるアね」
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
ところで、このごんごろ
鐘
(
がね
)
を
献納
(
けんのう
)
するとなると、
僕
(
ぼく
)
はだいぶん
書
(
か
)
きとめておかねばならないことがあるのだ。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
墨
(
すみ
)
黒々
(
くろ/″\
)
と
書
(
か
)
かれた『
多田院御用
(
ただのゐんごよう
)
』の
木札
(
きふだ
)
を
立
(
た
)
てて
來
(
こ
)
られると、
船頭
(
せんどう
)
はまた
舟
(
ふね
)
を
返
(
かへ
)
さないわけに
行
(
ゆ
)
かなかつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
而
(
しか
)
して
後
(
のち
)
に
或
(
ある
)
義士
(
ぎし
)
の
一撃
(
いちげき
)
に
斃
(
たほ
)
れたりと
書
(
か
)
かば
事理分明
(
じりぶんめい
)
にして
面白
(
おもしろ
)
かるべしと
雖
(
いへども
)
、
罪
(
つみ
)
と
罰
(
ばつ
)
の
殺人罪
(
さつじんざい
)
は、この
規矩
(
きく
)
には
外
(
はづ
)
れながら、なほ
幾倍
(
いくばい
)
の
面白味
(
おもしろみ
)
を
備
(
そな
)
へてあるなり。
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
そこで、法師をはだかにして、ありがたい、はんにゃしんきょうの
経文
(
きょうもん
)
を、
頭
(
あたま
)
から
胸
(
むね
)
、
胴
(
どう
)
から
背
(
せ
)
、
手
(
て
)
から
足
(
あし
)
、はては、
足
(
あし
)
のうらまで一
面
(
めん
)
に
墨
(
すみ
)
くろぐろと
書
(
か
)
きつけました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
地震波
(
ぢしんぱ
)
の
偵察
(
ていさつ
)
した
結果
(
けつか
)
を
書
(
か
)
き
取
(
と
)
る
器械
(
きかい
)
、これを
地震計
(
ぢしんけい
)
と
名
(
な
)
づける。
前
(
まへ
)
にユーイング
教授
(
きようじゆ
)
が
地震計
(
ぢしんけい
)
を
發明
(
はつめい
)
したことを
述
(
の
)
べたが、これは
實
(
じつ
)
に
容易
(
ようい
)
ならざる
發明
(
はつめい
)
であつたのである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
真鳥
(
まとり
)
住
(
す
)
む
卯名手
(
うなて
)
の
神社
(
もり
)
の
菅
(
すが
)
のみ(本文は
根
(
ね
)
とある)を
衣
(
きぬ
)
に
書
(
か
)
き
付
(
つ
)
け
服
(
き
)
せむ
児
(
こ
)
(
女
(
をんな
)
)もがも
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
いんきんだむしの
附着
(
くつゝ
)
いてる箱は
川原崎
(
かはらさき
)
権
(
ごん
)
十
郎
(
らう
)
の
書
(
か
)
いたてえ……えゝ
辷
(
すべ
)
つて
転
(
ころ
)
んだので忘れちまつた、
醋吸
(
すすひ
)
の三
聖
(
せい
)
格子
(
かうし
)
に
障子
(
しやうじ
)
に……
簾
(
すだれ
)
アハヽヽヽ、おい
何
(
ど
)
うした、
確
(
しつ
)
かりしねえ。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
或
(
あ
)
る
日
(
ひ
)
、
夫婦
(
ふうふ
)
して
仲睦
(
なかむつま
)
じくお
茶
(
ちや
)
をのんでゐると、そこへ
雉
(
きじ
)
の
子
(
こ
)
が
木
(
き
)
の
葉
(
は
)
を一つ
葉
(
ぱ
)
、
啣
(
くわ
)
えてきて、おいて
行
(
ゆ
)
きました。それは
裏山
(
うらやま
)
の
神樣
(
かみさま
)
からでした。
何
(
なに
)
か
書
(
か
)
いてありました。みると
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
その
方
(
かた
)
は
生前
(
せいぜん
)
私
(
わたくし
)
と
大
(
たい
)
へんに
仲
(
なか
)
の
良
(
よ
)
かったお
友達
(
ともだち
)
の
一人
(
ひとり
)
で、
名前
(
なまえ
)
は
敦子
(
あつこ
)
……あの
敦盛
(
あつもり
)
の
敦
(
あつ
)
という
字
(
じ
)
を
書
(
か
)
くのでございます。
生家
(
せいか
)
は
畠山
(
はたけやま
)
と
言
(
い
)
って、
大
(
たい
)
そう
由緒
(
ゆいしょ
)
ある
家柄
(
いえがら
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
私
(
わたくし
)
も
少年
(
せうねん
)
も、
今猶
(
いまな
)
ほ十
數日
(
すうにち
)
以來
(
いらい
)
の
疲勞
(
つかれ
)
を
感
(
かん
)
じて
居
(
を
)
るので、
其樣
(
そんな
)
に
高歩
(
たかある
)
きする
氣遣
(
きづかひ
)
はないが、まして
此
(
この
)
注意
(
ちうゐ
)
があつたので、
一層
(
いつそう
)
心
(
こゝろ
)
を
配
(
くば
)
り、
食後
(
しよくご
)
は、
日記
(
につき
)
を
書
(
か
)
いたり、
少年
(
せうねん
)
と
二人
(
ふたり
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そして、まいねん、
夏休
(
なつやす
)
みに、みよこの家へ
書
(
か
)
きものをしにくる
東京
(
とうきょう
)
の
大学
(
だいがく
)
の先生で、いのきちもよくしっているやまもと先生に、
手紙
(
てがみ
)
をだしてくれたのだった。すると、先生からすぐに
ラクダイ横町
(新字新仮名)
/
岡本良雄
(著)
彼は、
詩
(
し
)
、
小説
(
しょうせつ
)
、
戯曲
(
ぎきょく
)
、
評論
(
ひょうろん
)
、
伝記
(
でんき
)
、その
他
(
た
)
いろいろなものを
書
(
か
)
きましたが、すべて、
立派
(
りっぱ
)
な作品として長く
残
(
のこ
)
るようなものが多く、中でも、小説と
随筆
(
ずいひつ
)
とには、
世界的
(
せかいてき
)
な
傑作
(
けっさく
)
が少なくありません。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
翁
(
おきな
)
が
留
(
と
)
めようとあがくのを
姫
(
ひめ
)
は
靜
(
しづ
)
かにおさへて、
形見
(
かたみ
)
の
文
(
ふみ
)
を
書
(
か
)
いて
翁
(
おきな
)
に
渡
(
わた
)
し、また
帝
(
みかど
)
にさし
上
(
あ
)
げる
別
(
べつ
)
の
手紙
(
てがみ
)
を
書
(
か
)
いて、それに
月
(
つき
)
の
人々
(
ひと/″\
)
の
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
た
不死
(
ふし
)
の
藥
(
くすり
)
一壺
(
ひとつぼ
)
を
添
(
そ
)
へて
勅使
(
ちよくし
)
に
渡
(
わた
)
し、
天
(
あま
)
の
羽衣
(
はごろも
)
を
着
(
き
)
て
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
広沢は五十幅目を
書
(
か
)
き
畢
(
をは
)
ると、
草臥
(
くたび
)
れたやうに筆を投げ出した。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
のことばが、ラテン
語
(
ご
)
で
書
(
か
)
かれています。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
恁う
書
(
か
)
いてあつた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
大五
(
だいご
)
と
書
(
か
)
け
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そんなうそは、いったってさしつかえない。
小説
(
しょうせつ
)
でも、
文章
(
ぶんしょう
)
でも、みんな、うそのことを
真実
(
しんじつ
)
らしく
書
(
か
)
いてあるのじゃないか……。」
その日から正直になった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
然
(
しか
)
し
今更
(
いまさら
)
、
何
(
なん
)
とか
斯
(
か
)
とか
長文句
(
ながもんく
)
の
手紙
(
てがみ
)
も
書
(
か
)
けないものだから、『
承諾
(
しようだく
)
、
直
(
す
)
ぐ
來
(
こ
)
い』と
書
(
か
)
いた
電報
(
でんぱう
)
の
樣
(
やう
)
な
葉書
(
はがき
)
を
出
(
だ
)
したんだ、さうだ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“書”を含む語句
文書
添書
書籍
表書
艶書
遺書
上書
書状
筋書
書物
口書
能書
書記
読書
書面
草書
御書
手書
願書
書机
...