“書机”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
デスク42.9%
しょき14.3%
しょづくえ14.3%
ライティング・テーブル14.3%
ライティング・デスク14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで、それは書机デスクなんてものじゃない。まるで、城のように、絶壁のようにそそり立って、冷然とキャラコさんを見おろしている。
キャラコさん:06 ぬすびと (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
毎夜十二時まで俺を書机しょきの前にひき据え、すこしでも懈怠の色が見えると、刀槍をもって威嚇するという具合だッたから、俺の少年時代は困死せんばかりの苦楚辛痛のうちに過ぎた。
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
三方は書物を立て並べられ、書机しょづくえは普通の窓に向って置かれ、そこから庭園は見渡されるのであった。まず我々は第一に、この不幸な田園紳士の死体を検べた。
僕は、彼の近くにある大きな書机ライティング・テーブルにとくに注意を向けた。その上には、一つ二つの楽器や何冊かの本とともに、いろいろな手紙とその他の書類とが乱雑にのせてあった。
やがて彼は上衣うわぎのポケットから紙入れを取り出して、例の紙をそのなかへ丁寧にしまいこみ、それを書机ライティング・デスクのなかに入れて、錠をかけた。彼の態度は今度はだんだん落ちついてきた。
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)