“下:した” の例文
“下:した”を含む作品の著者(上位)作品数
小川未明213
泉鏡花53
泉鏡太郎30
芥川竜之介19
吉川英治13
“下:した”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)33.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
『オヤおきぬ!』とおももなくくるまぶ、三にんたちままどしたた。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
実は平岡が東京へ着いた時から、いつか此問題に出逢ふ事だらうと思つて、半意識はんいしきしたで覚悟してゐたのである。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
セルの単衣ひとへしたに襦袢をかさねて、に大きな白い百合ゆりはなを三本ばかりげてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ふゆのことでしたが、おかみさんはこのしたで、林檎りんごかわいていました。
垣根かきねそとしたで、晝中ひるなかおびいたわ、と村中むらぢう是沙汰これざた
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
泣粧きふしやうしたにのみうす白粉おしろい一刷ひとはけして、ぐいとぬぐく。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
した床張ゆかばり、突當つきあたりがガラスはきだしまどで、そこが裏山うらやまむかつたから
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
彼女かのじょはまた、そのいえまどしたにきて、いしうえってなかをのぞいてみました。
青い時計台 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ふゆ季節きせつでありましたけれど、はやししたには、みどりくさが一めんにしげっていました。
金の魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いいえ、すぐにつかってよ。」と、むすめは、わらいながらいってしたいてあるいてゆきました。
気まぐれの人形師 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれは、さくしたからあたまっこんで、はらばいになって、そのはなろうとしました。
青い草 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ちょうど、おかしたは、むぎばたけでした。ふさふさしたが、かぜのために、波打なみうっていました。
戦争はぼくをおとなにした (新字新仮名) / 小川未明(著)
がずたずたにれて、やんまは、やっとんでいくことができたし、くもはちぢこまってしたちました。
二百十日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、いっしょにしたしずんでしまうと、今度こんどは、自分じぶんからだかしにかかったのです。
風船虫 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そんなにあかくなかった。」といいながら、清次せいじは、みょうがのけて、したをのぞいていました。
僕のかきの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、もよくききましたから、二人ふたりが、まどしたている雑誌ざっしもわかりました。
小鳥と兄妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
またそここゝの灌木かんぼくしたには、ぎにいふ高山植物こうざんしよくぶつ可愛かわいえてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
あめしたは広うございますが、かように盗人どもを御供に御つれ遊ばしたのは、まず若殿様のほかにはございますまい。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ゆかした……板縁いたえんうらところで、がさ/\がさ/\とおと發出しだした……彼方あつち
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その取巻やした、現に自分のところへ、親玉を置いてた時分に、よく秘密の使者にやって来た若いのも、現在ここにいる。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
誰方どなたもしばらく。……あゝ、野山のやまえ、かはわたり、つるぎした往來わうらいした。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
秋山あきやましたがくりみづわれこそさめ御思みおもひよりは 〔巻二・九二〕 鏡王女
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そしてしたにいる瓜子姫子うりこひめこには、たねや、へたばかりげつけて、一つもとしてはくれません。
瓜子姫子 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
煙草入たばこいれ根附ねつけきしんでこしほねいたいまで、したぱらちから
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……おびのあたりが、薄青うすあをみづつて、ゆら/\とながれるやうな、したすそつて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
人形といふのに何の無理があらう、皆は人形のやうに、したぱらを押へると、空腹ひもじさうな声を出しさうに思はれた。
したぱらといへば、つい五六日前までは「武士道」と「孟子」との相住居あひずまゐをしてゐた大事な場所であつた。
勝手元かってもとでは、しきりにばたばたと七りんしたあおぐ、団扇うちわおときこえていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
小泉徳次君は、鎌倉ゆきしたに住み、鎌倉彫りの方をやっている。この人は私が猿を彫った時分にいた弟子の一人です。
悪体あくたいをつきながら穏坊をんばうそでした掻潜かいくゞつてスーツと駈出かけだしてきました。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
したにはまどがあって、一つのガラスまどなかには、それはうつくしいものばかりがならべてありました。
青い時計台 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるとしはる長閑のどかのこと、はなしたにあめりが屋台やたいろしていました。
犬と人と花 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ちょうどそのうえへきかかったわしは、くわえているはまぐりをはるかしたいわかってとしました。
北海の白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのうちに、かぜくと、ちょうのからだは、ふかいがけのしたころがりちてしまいました。
小さな赤い花 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あねしろはなしたで、なにかふかく、みみましてかんがえていました。
灰色の姉と桃色の妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「もう、あのたかい、いただきまでのぼったろうね。」と、したでは、子供こどもらがはなしをしていました。
木に上った子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いっそんでしまおうかしらんとかんがえながら、かれは、したいてとぼとぼとあるいてきました。
石をのせた車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
やはり、したいてあるいていますと、まえあるいているものが、なにかみちとしました。
石をのせた車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おばあさんには、心配しんぱいがありましたから、とぼとぼとしたいてあるいて、元気げんきがなかったのです。
千代紙の春 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あつい でした。しょうちゃんは あおぎりの の したで、すべりだいに のって あそんで いました。
しゃしんやさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
いままでいていたとりこえはやんで、同時どうじに、なにか、ぱたりとしたちたのでありました。
すずめを打つ (新字新仮名) / 小川未明(著)
さびしくなって、うちへはいると、おかあさんは、ひとり燈火ともしびしたで、お仕事しごとをしていられました。
夢のような昼と晩 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「白状しますが、実は、仲間ちゅうげん部屋や船番ふなばんしたが、こッそり夜遊びに出る抜け道が一つあるんで」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夕方ゆうがたになると、父親ちちおや子供こどもとは、ひのきのしたに、どこからかかえってきました。
あらしの前の木と鳥の会話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
またしたにはかげへるえてゐるほかに蘚苔類こけるい澤山たくさんえてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
區役所くやくしよがよひの腰辨當こしべんたうかましたきつけてくれるのとはかくちが
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「浅ましい。御父子のおん仲に、左様な弓矢が交わされてよいものか。あめした鳥獣とりけものたぐいすらだに」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みなつきたいものばかりなので、吉彦よしひこさんはみんなを鐘楼しゅろうしたに一れつ励行れいこうさせた。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさ指揮しきしたに、いで製造せいざうされつゝあるのであるが
翩飜へんぽんひるがへ艦尾かんび帝國軍艦旗ていこくぐんかんきしたひざんで、シヤシヤン
義母おつかさんいましもしたむい蒲鉾かまぼこいでらるゝところであつた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
たゞ土のしたへ心が沈む丈で、人情から云つても道義心から云つても、殆んど此壓迫の賠償として何物も與へられてゐない。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それが、ひさししたにあのかたはら床几しやうぎに、飛石とびいし石燈籠いしどうろうのすつきりした
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その石垣いしがきのすぐしたのところまでとうさんのおうち桑畠くはばたけつゞいてましたから
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
きみひいたもすべなみ平山ならやま小松こまつしたなげくかも 〔巻四・五九三〕 笠女郎
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そしていかにも易々やすやすあししたみずけて、見事みごとおよまわるのでした。
それと共にまたこの江戸の音曲をばれいれいしく電気燈のしたで演奏せしめる世俗一般の風潮にもともなって行く事は出来まい。
うらめしさうに、女房にようばうかほをじろり。で、あわてて寢臺ねだいした潛込もぐりこむ。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
戸袋とぶくろたなから、觀世音くわんぜおん塑像そざう一體いつたい懷中くわいちうし、つくゑした
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
——前刻さつきくさあぜにてたかさが、パサリと、ひとりでたふれると、した女中ぢよちうが、
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「もうそつちへくわ、くつだからあしはやい。」「心得こゝろえた。」したのさかみちまがれるを
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たきしたなる河鹿かじかこゑに、あゆみめると、其處そこ釣人つりてを、じろりと見遣みやつて
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
したたちまほりふかく、みづはやゝれたりといへども、枯蘆かれあしかやたぐひ
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いろいろのあそびをしましたが、このなつばんには、このかしのしたにきて、自分じぶんらがいたり
不死の薬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、三にん口々くちぐち光治こうじをののしりながら、した見返みかえってあっちへいってしまいました。
どこで笛吹く (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのとき、がけのしたの、しろはなしたにたたずんでいたあねは、そらあおいで、
灰色の姉と桃色の妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まるくして、人形にんぎょうかおいていたおじいさんは、このときふでしたきました。
気まぐれの人形師 (新字新仮名) / 小川未明(著)
もしやとおもって、彼女かのじょは、昨日きのう小鳥ことりはなしをしたしたはしってゆきました。
ふるさとの林の歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)
したに、たに松林まつばやしや、またむらなどをながめて、あるときは、もっと山奥やまおくへ、あるときは
一本のかきの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのとき、ちょうどしたれた草原くさはらを、おおかみがはならしながらとおってゆきました。
春になる前夜 (新字新仮名) / 小川未明(著)
眼を赤くしたひひらぎよ、おまへの爪のしたほとばしる血でもつて兄弟のちぎりを結ばせる藥が出來さうだ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
おばあさんは、とうげしたから、二つのおけに清水しみずをくんで、てんびんぼうでかついでげたところでした。
青葉の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのとき、がやがやとこえがして、おかしたを、学校がっこう遠足えんそくとおったのであります。
丘の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、ふたりが さけびました。すずしい の したで、太郎たろうさんは、クレヨンで うしの えを かいて いました。
つめたい メロン (新字新仮名) / 小川未明(著)
ええ、ますとも、みんなくさや、したちてそこだけに、すものではありません。
赤い実 (新字新仮名) / 小川未明(著)
子供こどもたちは、さおをってましたが、羽根はねなかかくれて、したからはえませんでした。
東京の羽根 (新字新仮名) / 小川未明(著)
はなをぐすぐすらしながら、したいて、みじかい、ふとゆびで、やっと三つ、四つとおしました。
左ぎっちょの正ちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)
十三、四さいばかりとししたで、いえもちかく、あさばん、にこにこしてやってくるので、諭吉ゆきちは、
砂山すなやましたには、波打なみうちぎわにいわがあって、なみのまにまにぬれて、ひかっていました。
赤い船のお客 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おとこどもは、うしや、ひつじって、つきしたのかすんだみちかえってゆきました。
月とあざらし (新字新仮名) / 小川未明(著)
「あのねこをころしてしまえ。」と、むら子供こどもたちは、いぬにけしをかけてしたにやってきました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
たゞ土のしたへ心が沈む丈で、人情から云つても道義心から云つても、殆んど此壓迫の賠償として何物も與へられてゐない。
「土」に就て (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
これが古い物語の中から、わたしの前に浮んで来た「あめした色好いろごのみ」たひら貞文さだぶみの似顔である。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
いやむしろ「あめしたのいろごのみ」と云う、Dandy の階級に属するような、生活さえもつづけている。
道祖問答 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「うん、そのじいさんが、小判こばんのはいったつぼでもえんしたかくしていそうな様子ようすだったか。」
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
はるかつらなゆき山脈さんみやくも、旅籠はたご炬燵こたつも、かまも、かましたなる
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
したに、火箸ひばしさきつゝいた、きずがポツツリえる、トたしかおぼえてわすれぬ
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
むらさきが、ト外套ぐわいたうわきしたで、俯目ふしめつたはどくらしい。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やなぎしたくゞもんから、男振をとこぶりのかほして、莞爾につこりとして
画の裡 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とうさんがしたからたづねますと、たこたかそらからえる谷底たにそこはなしをしました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ゆきしたくには、て、自分じぶんちがつて後方うしろとほけねばならないのに
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
みなずぶ/″\にれて、ひやつこく、宛然さながらあみしたを、みづくゞつてるやう
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ときにはこの銀杏いちょうしたで、御神前ごしんぜんをもはばからぬ一人ひとり無法者むほうもの
魔女まじょはいろうとおもときには、とうしたって、おおきなこえでこううのです。
然し、したの図書館員の仕事はいつも機械的であり、あてがわれるままを甘受する飜訳はいつも機械的であった。
溺るるもの (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
そして小さいランプのしたで、これまでお玉と世間話をして過した水入らずの晩が、過ぎ去った、美しい夢のように恋しくてならない。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
ひろのりだと、した塀續へいつゞきなぞで、わざ/\振向ふりむいてつたことさへある。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やがて、ほししたあめとともにながれのはしる、武生たけふ宿やどいたのであつた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
にん子供こどもらがむらうちにあったおおきなかしのしたあつまってはなしをしました。
不死の薬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それで、いつまでも子供こどもは、わたししたって、すずらしながらっていました。
煙突と柳 (新字新仮名) / 小川未明(著)