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式
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しき
ふりがな文庫
“
式
(
しき
)” の例文
あはれ
新婚
(
しんこん
)
の
式
(
しき
)
を
擧
(
あ
)
げて、
一年
(
ひとゝせ
)
の
衾
(
ふすま
)
暖
(
あたゝ
)
かならず、
戰地
(
せんち
)
に
向
(
むか
)
つて
出立
(
いでた
)
つた
折
(
をり
)
には、
忍
(
しの
)
んで
泣
(
な
)
かなかつたのも、
嬉涙
(
うれしなみだ
)
に
暮
(
く
)
れたのであつた。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
同
(
おな
)
じ
式
(
しき
)
、
同
(
おな
)
じ
紋
(
もん
)
。
瓜
(
うり
)
を
二
(
ふた
)
ツの
類型土器
(
るゐけいどき
)
が
各地
(
かくち
)
から
出
(
で
)
るのである。それ
等
(
ら
)
の
數
(
すう
)
から
考
(
かんが
)
へても、
大仕掛
(
おほじかけ
)
を
以
(
もつ
)
て
土器
(
どき
)
を
製造
(
せいざう
)
したと
云
(
い
)
へる。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
「でもなんですか、
僕
(
ぼく
)
たちは春になったら
燕
(
つばめ
)
にたのんで、みんなにも知らせて
結婚
(
けっこん
)
の
式
(
しき
)
をあげましょう。どうか
約束
(
やくそく
)
してください」
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そしてその
間
(
あひだ
)
に
各地方
(
かくちほう
)
からそのまゝもつて
來
(
き
)
た
農民
(
のうみん
)
の
小屋
(
こや
)
があり、
古
(
ふる
)
い
式
(
しき
)
の
教會堂
(
きようかいどう
)
が
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
がくれに
建
(
た
)
つてゐるかと
思
(
おも
)
ふと、
面白
(
おもしろ
)
い
風車
(
かざぐるま
)
があり
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
王子は、それで、いよいよサンドリヨンがすきになって、それから四、五日して、めでたくご
婚礼
(
こんれい
)
の
式
(
しき
)
をあげました。
灰だらけ姫:またの名 「ガラスの上ぐつ」
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
▼ もっと見る
ハワイ
土人
(
どじん
)
はこれをパホエホエ
式
(
しき
)
と
呼
(
よ
)
んゐでゐる。こーくす
状
(
じよう
)
の
鎔岩
(
ようがん
)
は
中央火口丘
(
ちゆうおうかこうきゆう
)
から
噴出
(
ふんしゆつ
)
せられて、それ
自身
(
じしん
)
の
形體
(
けいたい
)
を
積
(
つ
)
み
上
(
あ
)
げて
行
(
ゆ
)
くことが
多
(
おほ
)
い。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
そして
近
(
ちか
)
い
内
(
うち
)
に
黄道吉日
(
こうどうきちにち
)
を
択
(
えら
)
んで、
婚礼
(
こんれい
)
の
式
(
しき
)
を
挙
(
あ
)
げようとしていた
際
(
さい
)
に、
不図
(
ふと
)
起
(
おこ
)
りましたのがあの
戦乱
(
せんらん
)
、
間
(
ま
)
もなく
良人
(
おっと
)
となるべき
人
(
ひと
)
は
戦場
(
せんじょう
)
の
露
(
つゆ
)
と
消
(
き
)
え
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ロレ
諸天善神
(
しょてんぜんじん
)
、
願
(
ねが
)
はくは
此
(
この
)
神聖
(
しんせい
)
なる
式
(
しき
)
に
笑
(
ゑ
)
ませられませい、ゆめ
後日
(
ごじつ
)
悲哀
(
かなしみ
)
を
降
(
くだ
)
さしまして
御譴責
(
ごけんせき
)
遊
(
あそ
)
ばされますな。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
簡單
(
かんたん
)
乍
(
なが
)
ら一
日
(
にち
)
の
式
(
しき
)
が
畢
(
をは
)
つた
時
(
とき
)
四
斗樽
(
とだる
)
の
甘酒
(
あまざけ
)
が
柄杓
(
ひしやく
)
で
汲出
(
くみだ
)
して
周圍
(
しうゐ
)
に
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る
人々
(
ひと/″\
)
に
與
(
あた
)
へられた。
主
(
しゆ
)
として
子供等
(
こどもら
)
が
先
(
さき
)
を
爭
(
あらそ
)
うて
其
(
その
)
大
(
おほ
)
きな
茶碗
(
ちやわん
)
を
換
(
か
)
へた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
が、
畢竟
(
ひつけう
)
それもまた名人上手とかいふ風な古來の形
式
(
しき
)
主
義
(
ぎ
)
が當
然
(
ぜん
)
作り出す
型
(
かた
)
に
捉
(
とら
)
はれた
觀念
(
くわんねん
)
と見られぬ事もない。
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
そこへ
茣蓙
(
ござ
)
なんぞ敷きまして、その上に
敷物
(
しきもの
)
を置き、
胡坐
(
あぐら
)
なんぞ
掻
(
か
)
かないで正しく坐っているのが
式
(
しき
)
です。
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
けれども、このおいわいの
式
(
しき
)
には、白雪姫のまま母である女王さまもまねかれることになりました。女王さまは、わかい
花嫁
(
はなよめ
)
が白雪姫だとは知りませんでした。
白雪姫
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「ねえ、こんどの
式
(
しき
)
には、これまでにないみたいな
演説
(
えんぜつ
)
をやってくれよ、うんとがんばって——。」
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
式
(
しき
)
の
後
(
あと
)
で、
男
(
おとこ
)
の
生徒
(
せいと
)
たちは、
笑
(
わら
)
ったり、お
菓子
(
かし
)
を
食
(
た
)
べたり、お
茶
(
ちゃ
)
を
飲
(
の
)
んだりしましたけれど、
女
(
おんな
)
の
生徒
(
せいと
)
たちは、さすがに
悲
(
かな
)
しみが
胸
(
むね
)
につかえるとみえて、だれも
笑
(
わら
)
ったり
中学へ上がった日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
バサッと
幣
(
へい
)
をきって、
直垂
(
ひたたれ
)
の
袖
(
そで
)
をたくしあげ、四方へ
弦
(
つる
)
をならす
式
(
しき
)
をおこなってから
紫白
(
しはく
)
ふた
色
(
いろ
)
の
細
(
こま
)
かい
紙片
(
しへん
)
をつかんで、
壇
(
だん
)
の上から
試合
(
しあい
)
の
広庭
(
ひろにわ
)
へ
雪
(
ゆき
)
のようにまきちらす。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
此
(
この
)
裝甲
(
さうかう
)
は
現今
(
げんこん
)
專
(
もつぱ
)
ら
行
(
おこな
)
はれて
居
(
を
)
るハーベー
式
(
しき
)
の
堅硬法
(
けんかうほふ
)
を
施
(
ほどこ
)
したる
鋼板
(
こうはん
)
若
(
もし
)
くは
白銅鋼板等
(
はくどうこうばんとう
)
よりは、
數層倍
(
すうそうばい
)
の
彈力性
(
だんりよくせい
)
と
抵抗力
(
ていこうりよく
)
を
有
(
いう
)
する
或
(
ある
)
新式裝甲板
(
しんしきさうかうばん
)
にて、
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
が
幾星霜
(
いくせいさう
)
の
間
(
あひだ
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
正式
(
せいしき
)
の
通知
(
つうち
)
が
來
(
こ
)
ないので、
何時
(
いつ
)
纏
(
まとま
)
つたか、
宗助
(
そうすけ
)
は
丸
(
まる
)
で
知
(
し
)
らなかつたが、たゞ
折々
(
をり/\
)
佐伯
(
さへき
)
へ
行
(
い
)
つては、
何
(
なに
)
か
聞
(
き
)
いて
來
(
く
)
る
小六
(
ころく
)
を
通
(
つう
)
じてのみ、
彼
(
かれ
)
は
年内
(
ねんない
)
に
式
(
しき
)
を
擧
(
あ
)
げる
筈
(
はず
)
の
新夫婦
(
しんふうふ
)
を
豫想
(
よさう
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ばしたれば
婚姻
(
こんいん
)
の日は先方より
言越
(
いひこし
)
參らば直にしても致せるやうに爲て置たく就ては娘が
天窓
(
あたま
)
の
物
(
もの
)
帶
(
おび
)
も
衣類
(
いるゐ
)
も
箪笥
(
たんす
)
長持
(
ながもち
)
其外一
式
(
しき
)
新撰
(
あたらし
)
く
整
(
とゝの
)
へんとは思へども是等に男は
役
(
やく
)
に立ず然とて
親類
(
しんるゐ
)
縁者
(
えんじや
)
とても有らねば
萬事
(
ばんじ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
欧州では独逸の一部でしか見当らない
式
(
しき
)
の——
南洋館
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
式
(
しき
)
の
袍
(
うはぎ
)
の
裳裾
(
もすそ
)
には
カンタタ
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
而
(
さう
)
して、それは、その、きいちやんたるものが
聞
(
き
)
きつけて、
例
(
れい
)
の
式
(
しき
)
で、「そんなものはない。」と
言
(
い
)
つたが、これは
教育
(
けういく
)
のある
娘
(
むすめ
)
が
分
(
わか
)
つた。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ヂュリ いゝえ、
母樣
(
かゝさま
)
、
明日
(
あす
)
の
式
(
しき
)
に
相應
(
ふさは
)
しい
入用
(
いりよう
)
な
品程
(
しなほど
)
は
既
(
も
)
う
撰出
(
えりだ
)
しておきました。それゆゑ、
妾
(
わたし
)
にはお
介意
(
かまひ
)
なう、
乳母
(
うば
)
はお
傍
(
そば
)
で
夜中
(
よぢゅう
)
お
使
(
つか
)
ひ
下
(
くだ
)
されませ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
調度類
(
ちょうどるい
)
は
前以
(
まえもっ
)
て
先方
(
せんぽう
)
へ
送
(
おく
)
り
届
(
とど
)
けて
置
(
お
)
いて、
後
(
あと
)
から
駕籠
(
かご
)
にのせられて、
大
(
おお
)
きな
行列
(
ぎょうれつ
)
を
作
(
つく
)
って
乗
(
の
)
り
込
(
こ
)
んだまでの
話
(
はなし
)
で……
式
(
しき
)
はもちろん
夜分
(
やぶん
)
に
挙
(
あ
)
げたのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
その
大正十二年
(
たいしようじゆうにねん
)
の
噴火
(
ふんか
)
に
於
(
おい
)
ては、
山
(
やま
)
の
東側
(
ひがしがは
)
と
西側
(
にしがは
)
とに
東西
(
とうざい
)
に
走
(
はし
)
る
二條
(
にじよう
)
の
裂目
(
さけめ
)
を
生
(
しよう
)
じ、
各線上
(
かくせんじよう
)
五六
(
ごろく
)
の
點
(
てん
)
から
鎔岩
(
ようがん
)
を
流出
(
りゆうしゆつ
)
した。この
状態
(
じようたい
)
はエトナ
式
(
しき
)
と
稱
(
しよう
)
すべきである。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
なにしろ、だいじな
式
(
しき
)
なのだからと思うと、
光吉
(
こうきち
)
はこんどの
代表
(
だいひょう
)
は
中条
(
ちゅうじょう
)
にゆずるほうが学校のためであり、クラスのためではあるまいかとうたがうようになっていた。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
歩哨はスナイドル
式
(
しき
)
の
銃剣
(
じゅうけん
)
を、
向
(
む
)
こうの
胸
(
むね
)
に
斜
(
なな
)
めにつきつけたまま、その
眼
(
め
)
の光りようや
顎
(
あご
)
のかたち、それから
上着
(
うわぎ
)
の
袖
(
そで
)
の
模様
(
もよう
)
や
靴
(
くつ
)
のぐあい、いちいち
詳
(
くわ
)
しく
調
(
しら
)
べます。
ありときのこ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
もうごこんれいの
式
(
しき
)
にはいくのをやめようかと思いましたけれども、それでも、じぶんででかけていって、そのわかい女王さまを見ないでは、とても、安心できませんでした。
白雪姫
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
こういうようなことが
書
(
か
)
いてありました。
終生
(
しゅうせい
)
独身
(
どくしん
)
で
過
(
す
)
ごした、
B医師
(
ビーいし
)
はバラック
式
(
しき
)
であったが、
有志
(
ゆうし
)
の
助力
(
じょりょく
)
によって、
慈善病院
(
じぜんびょういん
)
を
建
(
た
)
てたのは、それから
以後
(
いご
)
のことであります。
三月の空の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
三番太鼓がなるのを
合図
(
あいず
)
として、あの
祭壇
(
さいだん
)
で
御岳
(
みたけ
)
の
神官
(
しんかん
)
とあまたの
御岳行者
(
みたけぎょうじゃ
)
が
式
(
しき
)
をやる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
外聞
(
げえぶん
)
曝
(
さら
)
しやがつて」と
卯平
(
うへい
)
は
怒
(
おこ
)
つたがそれが
爲
(
ため
)
に
事
(
こと
)
は
容易
(
ようい
)
に
運
(
はこ
)
ばれた。
勘次
(
かんじ
)
は
婿
(
むこ
)
に
成
(
な
)
つたのである。
簡單
(
かんたん
)
な
式
(
しき
)
が
行
(
おこな
)
はれた。
俄
(
にはか
)
に
媒妁人
(
ばいしやくにん
)
と
定
(
さだ
)
められたものが
一人
(
ひとり
)
で
勘次
(
かんじ
)
を
連
(
つ
)
れて
行
(
い
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
其晩
(
そのばん
)
は
何故
(
なぜ
)
暮
(
くれ
)
のうちに
式
(
しき
)
を
濟
(
す
)
まさないかと
云
(
い
)
ふのが、
蕎麥掻
(
そばがき
)
の
出來上
(
できあが
)
る
間
(
あひだ
)
、三
人
(
にん
)
の
話題
(
わだい
)
になつた。
御米
(
およね
)
は
方位
(
はうゐ
)
でも
惡
(
わる
)
いのだらうと
臆測
(
おくそく
)
した。
宗助
(
そうすけ
)
は
押
(
お
)
し
詰
(
つま
)
つて
日
(
ひ
)
がないからだらうと
考
(
かんが
)
へた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
言込
(
いひこみ
)
下されよとは言聞が如き
體
(
てい
)
では支度の程も
覺束
(
おぼつか
)
なければ夫等は一
式
(
しき
)
此方で致して
遣
(
やつ
)
て
苦
(
くるし
)
くなき故此儀も心得給ひねと
一個子
(
ひとりこ
)
だけに子に
甘
(
あま
)
き親は
言葉
(
ことば
)
も
行屆
(
ゆきとゞ
)
き落なく言れて忠兵衞が是も一つの安心と
委細
(
ゐさい
)
承知
(
しようち
)
し
店
(
みせ
)
の方へ行しに頃は春の日もやゝ
暮初
(
くれそめ
)
て石町の
入相
(
いりあひ
)
の
鐘
(
かね
)
響
(
ひゞ
)
きけり斯て
管伴
(
ばんたう
)
忠兵衞は此
婚姻
(
こんいん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
思
(
おも
)
へ
君
(
きみ
)
……
式
(
しき
)
九獻
(
くこん
)
の
盞
(
さかづき
)
よりして
以來
(
このかた
)
、
初
(
はじ
)
めて
胸
(
むね
)
に
通
(
とほ
)
りたる
甘
(
あま
)
く
清
(
すゞし
)
き
露
(
つゆ
)
なりしを。——
見
(
み
)
たのかい——いや、われ
聞
(
き
)
く。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その
中
(
うち
)
樽前
(
たるまへ
)
は
明治四十二年
(
めいじしじゆうにねん
)
の
噴火
(
ふんか
)
に
於
(
おい
)
て、
火口
(
かこう
)
からプレー
式
(
しき
)
の
鎔岩丘
(
ようがんきゆう
)
を
押
(
お
)
し
出
(
だ
)
し、それが
今
(
いま
)
なほ
存在
(
そんざい
)
して
時々
(
とき/″\
)
その
彼方此方
(
かなたこなた
)
を
吹
(
ふ
)
き
飛
(
と
)
ばす
程
(
ほど
)
の
小爆發
(
しようばくはつ
)
をつゞけてゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
……なうなう、ロミオの
君
(
きみ
)
、えへん、
bonjour
(
ボンジュール
)
! これはフランス
式
(
しき
)
の
細袴
(
ほそずぼん
)
に
對
(
たい
)
してのフランス
式
(
しき
)
の
御挨拶
(
ごあいさつ
)
でござる。
昨夜
(
ゆうべ
)
は、ようも
巧々
(
うま/\
)
と
贋金
(
にせがね
)
を
掴
(
つか
)
ませやったの。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
かれらの学校は、まだ出来て
間
(
ま
)
がないために、
講堂
(
こうどう
)
の
設備
(
せつび
)
がなかった。だいじな
式
(
しき
)
や
学芸会
(
がくげいかい
)
のときには、二階の教室を三つぶちぬいて、
臨時
(
りんじ
)
に会場をつくることになっていた。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
婚礼
(
こんれい
)
の
式
(
しき
)
のことは、それは
何卒
(
どうぞ
)
おきき
下
(
くだ
)
さらないで……
格別
(
かくべつ
)
変
(
かわ
)
ったこともございません。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
午
(
ひる
)
すぎになって、
西京
(
さいきょう
)
の
大家
(
たいか
)
大坪道禅
(
おおつぼどうぜん
)
の
馬術
(
ばじゅつ
)
、
母衣流
(
ほろなが
)
しの見ごとな
式
(
しき
)
をはじめとし、一門の
騎士
(
きし
)
が
鐙
(
あぶみ
)
をならして
秘
(
ひ
)
をあらそい、ほかに
剣道組
(
けんどうぐみ
)
から数番の
手合
(
てあ
)
わせが開始されたが
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
町
(
まち
)
の
中
(
なか
)
を
川
(
かわ
)
が
流
(
なが
)
れていた。
橋
(
はし
)
の
畔
(
たもと
)
に
食堂
(
しょくどう
)
がありました。
彼
(
かれ
)
はこの
家
(
いえ
)
で
友
(
とも
)
だちといっしょに
酒
(
さけ
)
を
飲
(
の
)
んだり、
食事
(
しょくじ
)
をしたのでした。
和洋折衷
(
わようせっちゅう
)
のバラック
式
(
しき
)
で、
室内
(
しつない
)
には、
大
(
おお
)
きな
鏡
(
かがみ
)
がかかっていました。
風はささやく
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
今日は入学
式
(
しき
)
だった。ぼんやりとしてそれでいて何だか
堅苦
(
かたくる
)
しそうにしている新入生はおかしなものだ。ところがいまにみんな
暴
(
あば
)
れ出す。来年になるとあれがみんな二年生になっていい気になる。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
此處
(
こゝ
)
がその、
甚
(
ひど
)
く
仲
(
なか
)
の
町
(
ちやう
)
式
(
しき
)
で
面白
(
おもしろ
)
いのは、
女房
(
かみさん
)
が、「
何
(
なに
)
かのお
禁呪
(
まじなひ
)
になるんだらう。」と
言
(
い
)
つた。
因
(
そこ
)
で、その
娘
(
むすめ
)
が、
恭
(
うや/\
)
しくお
盆
(
ぼん
)
に
載
(
の
)
せて、その
釜敷
(
かましき
)
を
持
(
も
)
つて
出
(
で
)
る。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
宴會
(
えんくわい
)
と
云
(
い
)
ふが、
優
(
やさ
)
しい
心
(
こゝろ
)
ざしの
人
(
ひと
)
たちが、なき
母親
(
はゝおや
)
の
追善
(
つゐぜん
)
を
營
(
いとな
)
んだ、
其
(
そ
)
の
席
(
せき
)
に
列
(
つら
)
なつて、
式
(
しき
)
も
盞
(
さかづき
)
も
濟
(
す
)
んだ、
夏
(
なつ
)
の
夜
(
よ
)
の十
時
(
じ
)
過
(
す
)
ぎを、
袖崎
(
そでさき
)
と
言
(
い
)
ふ、………
今年
(
ことし
)
東京
(
とうきやう
)
の
何某大學
(
なにがしだいがく
)
の
國文科
(
こくぶんくわ
)
を
卒業
(
そつげふ
)
して
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
柏崎海軍少尉
(
かしはざきかいぐんせうゐ
)
の
夫人
(
ふじん
)
に、
民子
(
たみこ
)
といつて、
一昨年
(
いつさくねん
)
故郷
(
ふるさと
)
なる、
福井
(
ふくゐ
)
で
結婚
(
けつこん
)
の
式
(
しき
)
をあげて、
佐世保
(
させぼ
)
に
移住
(
うつりす
)
んだのが、
今度
(
こんど
)
少尉
(
せうゐ
)
が
出征
(
しゆつせい
)
に
就
(
つ
)
き、
親里
(
おやざと
)
の
福井
(
ふくゐ
)
に
歸
(
かへ
)
り、
神佛
(
しんぶつ
)
を
祈
(
いの
)
り、
影膳
(
かげぜん
)
据
(
す
)
ゑつつ
座
(
ざ
)
にある
如
(
ごと
)
く
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
われら
式
(
しき
)
が、
一念發起
(
いちねんほつき
)
に
及
(
およ
)
んだほどお
小遣
(
こづかひ
)
を
拂
(
はた
)
いて、
羅
(
うすもの
)
の
褄
(
つま
)
に、すツと
長
(
なが
)
じゆばんの
模樣
(
もやう
)
が
透
(
す
)
く、……
水色
(
みづいろ
)
の、
色氣
(
いろけ
)
は(たつた)で……
斜
(
なゝめ
)
に
座
(
すわ
)
らせたとした
所
(
ところ
)
で、
歌澤
(
うたざは
)
が
何
(
なん
)
とかで、あのはにあるの
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“式”の意味
《名詞》
(シキ)儀式。
(シキ)数式。
(出典:Wiktionary)
式
常用漢字
小3
部首:⼷
6画
“式”を含む語句
葬式
形式
様式
樣式
形式主義
会式
和泉式部
正式
御会式
塩梅式
其式
略式
諸式
洋式
祈祷式
式代
定式
聖餐式
式三献
御葬式
...