“様式”のいろいろな読み方と例文
旧字:樣式
読み方割合
スタイル50.0%
ありさま12.5%
ようしき12.5%
ジヤンル12.5%
スチール12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただしそのいずれの場合にせよ、あくまで一つの様式スタイルに準拠することは堅く守らねばならぬ。
ただ闇雲やみくもに、外面如菩薩げめんにょぼさつの、噉肉外道たんにくげどうの、自力絶対のと、社会よのなかが変っても、人心や生活くらし様式ありさま推移うつっても、後生大事に旧学にかじりついているのは、俗にいう、馬鹿の一つ覚えと申すもので……。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この喫茶店の室内装飾は実に奇怪を極めた表現派様式ようしきのものであることが一目見て判りました。其処には不思議な形に割れた三角形がその室の至るところにあやしい立体面りったいめんを築き上げていました。
三角形の恐怖 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私は、また、必ずしも、様式ジヤンルの混合を認めない古典主義者ではありません。悲喜劇なる様式、乃至神秘的社会諷刺劇の存在をもわきまへてゐるつもりです。
劇作を志す若い人々に (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
(51) 筆談のはじまった一八一六年は彼の音楽に様式スチールの変化の生じた年であることは注目すべきことである。すなわち作品第百一が、変化した様式の最初のものである。