“介意”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かま60.0%
かまわ15.0%
かいい10.0%
かまい5.0%
かまは5.0%
かまひ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まあ、青木君の問題は、別として、僕も、近々箱根へ行かうと思つてゐるのですが、彼方あちらでお訪ねしても、介意かまひませんか。」
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
どうせ、旅行中のことだから、どんな人間との合乗でもたかが三四十分の辛抱だから、介意かまわないが、それでも感じのいゝ、道伴みちづれであってれゝばいゝと思った。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
勘次かんじはちらとくりみきうしろにしたまゝ俯向うつむいてしまつた。おつたはさら介意かいいないやうな態度たいどでずつと戸口とぐちつて、なゝめかたけた風呂敷包ふろしきづゝみをおろした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
が、おかんが退屈しようがしまいが、お介意かまいなしに同じような平穏な平和な光明の満ち溢れた日が、毎日々々続いた。
極楽 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
どんな人間との合乗あひのりでもたかが三四十分の辛抱だから、介意かまはないが、それでも感じのいゝ、道伴みちづれであつて呉れゝばいゝと思つた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
ヂュリ いゝえ、母樣かゝさま明日あすしき相應ふさはしい入用いりよう品程しなほど撰出えりだしておきました。それゆゑ、わたしにはお介意かまひなう、乳母うばはおそば夜中よぢゅう使つかくだされませ。