“言込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いひこみ33.3%
いひこむ33.3%
いひこめ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言込いひこみ下されよとは言聞が如きていでは支度の程も覺束おぼつかなければ夫等は一しき此方で致してやつくるしくなき故此儀も心得給ひねと一個子ひとりこだけに子にあまき親は言葉ことば行屆ゆきとゞき落なく言れて忠兵衞が是も一つの安心と委細ゐさい承知しようちみせの方へ行しに頃は春の日もやゝ暮初くれそめて石町の入相いりあひかねひゞきけり斯て管伴ばんたう忠兵衞は此婚姻こんいん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とぶら小夜衣さよぎぬは千太郎が横死わうしせしは我身よりおこりし事とわするゝひまのなくばかりなれば在所ざいしよ身寄みより太郎作へ引渡ひきわたされしゆゑ所々より嫁にもらはんと言込いひこむ者のかず有ども兩親の菩提ぼだいためあまに成らんと姉妹はらから兩人ふたり心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一番言込いひこめ閉口へいこうさせんと思ひ天下に於て御器量ごきりやう第一と云ふ御奉行樣にも弘法こうぼふも筆の過失あやまちさだめ惡口あくこうと思召すならんが罪なく死したる彦兵衞が身は如何遊ばさるゝやと口々に申故大岡殿皆々默止だまれおほせられしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)