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ふりがな文庫
“
次
(
つぎ
)” の例文
次
(
つぎ
)
の
日
(
ひ
)
の
夕
(
ゆふべ
)
。
道子
(
みちこ
)
はいつよりも
少
(
すこ
)
し
早目
(
はやめ
)
に
稼
(
かせ
)
ぎ
場
(
ば
)
の
吾妻橋
(
あづまばし
)
へ
出
(
で
)
て
行
(
ゆ
)
くと、
毎夜
(
まいよ
)
の
顔馴染
(
かほなじみ
)
に、
心
(
こゝろ
)
やすくなつてゐる
仲間
(
なかま
)
の
女達
(
をんなたち
)
の
一人
(
ひとり
)
が
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
「よろしゅうございます。
南十字
(
サウザンクロス
)
へ
着
(
つ
)
きますのは、
次
(
つぎ
)
の
第
(
だい
)
三時ころになります」
車掌
(
しゃしょう
)
は紙をジョバンニに
渡
(
わた
)
して
向
(
む
)
こうへ行きました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
目のくらむような陽をあびて、
狼群
(
ろうぐん
)
のように、はいかがんだ人数、向こうに見える
次
(
つぎ
)
の
間道
(
かんどう
)
を目がけてゾロゾロゾロゾロはいこんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これに
次
(
つぎ
)
て同氏と議論を闘わした有名な裁判官スチーブン氏の「自由、平等、親睦」の一書の如きは今日絶版になっているものの
デモクラシーの要素
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
縮をおる処のものは
娶
(
よめ
)
をえらぶにも縮の
伎
(
わざ
)
を第一とし、
容儀
(
ようぎ
)
は
次
(
つぎ
)
とす。このゆゑに親たるものは娘の
幼
(
おさなき
)
より此
伎
(
わざ
)
を
手習
(
てならは
)
するを第一とす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
主人は
仰向
(
あおむ
)
いて番号を見ながら、おい誰かいないかねと
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
へ声をかけた。敬太郎はまたそろそろ三階の自分の
室
(
へや
)
へ帰って来た。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
後
(
あと
)
の
宿
(
しゆく
)
あたりに
何
(
なに
)
か
催
(
もよほ
)
しがあつて、
其處
(
そこ
)
へ
呼
(
よ
)
ばれた、なにがし
町
(
まち
)
の
選
(
えり
)
ぬきとでも
言
(
い
)
ふのが、
一
(
ひと
)
つ
先
(
さき
)
か、それとも
次
(
つぎ
)
の
驛
(
えき
)
へ
歸
(
かへ
)
るのであらう。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今
(
いま
)
しも
船首甲板
(
せんしゆかんぱん
)
に
於
(
お
)
ける
一等運轉手
(
チーフメート
)
の
指揮
(
しき
)
の
下
(
した
)
に、はや一
團
(
だん
)
の
水夫等
(
すいふら
)
は
捲揚機
(
ウインチ
)
の
周圍
(
しゆうゐ
)
に
走
(
は
)
せ
集
(
あつま
)
つて、
次
(
つぎ
)
の一
令
(
れい
)
と
共
(
とも
)
に
錨鎖
(
べうさ
)
を
卷揚
(
まきあ
)
げん
身構
(
みがまへ
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「お
見舞
(
みまい
)
の
方々
(
かたがた
)
も、
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
にお
引取
(
ひきと
)
りなすってはどうじゃの、
御病人
(
ごびょうにん
)
は、
出来
(
でき
)
るだけ
安静
(
あんせい
)
に、
休
(
やす
)
ませてあげるとよいと
思
(
おも
)
うでの」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
(2)
此
(
こ
)
ノ
勅令
(
ちょくれい
)
ハ
次
(
つぎ
)
ノ会期ニ
於
(
おい
)
テ帝国議会ニ提出スヘシ
若
(
もし
)
議会ニ
於
(
おい
)
テ承諾セサルトキハ政府ハ将来ニ
向
(
むかっ
)
テ
其
(
そ
)
ノ効力ヲ
失
(
うしな
)
フコトヲ公布スヘシ
大日本帝国憲法
(旧字旧仮名)
/
日本国
(著)
次
(
つぎ
)
に
著意
(
ちやくい
)
して
道
(
みち
)
を
求
(
もと
)
める
人
(
ひと
)
がある。
專念
(
せんねん
)
に
道
(
みち
)
を
求
(
もと
)
めて、
萬事
(
ばんじ
)
を
抛
(
なげう
)
つこともあれば、
日々
(
ひゞ
)
の
務
(
つとめ
)
は
怠
(
おこた
)
らずに、
斷
(
た
)
えず
道
(
みち
)
に
志
(
こゝろざ
)
してゐることもある。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
然
(
しか
)
し
他
(
た
)
に
方法
(
はうはふ
)
もないので
彼
(
かれ
)
は
地主
(
ぢぬし
)
へ
哀訴
(
あいそ
)
して
小作米
(
こさくまい
)
の
半分
(
はんぶん
)
を
次
(
つぎ
)
の
秋
(
あき
)
まで
貸
(
か
)
して
貰
(
もら
)
つた。
地主
(
ぢぬし
)
は
東隣
(
ひがしどなり
)
の
舊主人
(
きうしゆじん
)
であつたのでそれも
承諾
(
しようだく
)
された。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
例
(
れい
)
の
第
(
だい
)
一
條
(
でう
)
、
第
(
だい
)
二
條
(
でう
)
を
口癖
(
くちぐせ
)
にする
決鬪師
(
けっとうし
)
の
嫡々
(
ちゃき/\
)
ぢゃ。あゝ、百
發
(
ぱつ
)
百
中
(
ちゅう
)
の
進
(
すゝ
)
み
突
(
づき
)
とござい!
次
(
つぎ
)
は
逆突
(
ぎゃくづき
)
?
參
(
まゐ
)
ったか
突
(
づき
)
とござる!
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
とお
次
(
つぎ
)
から包を持ってまいり、取出して見せました。唐手の縞柄は
端手
(
はで
)
でもなく、縞縮緬は
細格子
(
ほそごうし
)
で、色気も宜うございます。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御機嫌
(
ごきげん
)
に
違
(
ちが
)
ひたらば
夫
(
そ
)
れまでとして
遊
(
あそ
)
びの
代
(
かは
)
りのお
暇
(
いとま
)
を
願
(
ねが
)
ひしに
流石
(
さすが
)
は
日頃
(
ひごろ
)
の
勤
(
つと
)
めぶりもあり、一日すぎての
次
(
つぎ
)
の
日
(
ひ
)
、
早
(
はや
)
く
行
(
ゆ
)
きて
早
(
はや
)
く
歸
(
かへ
)
れと
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
三
人
(
にん
)
は、
小西
(
こにし
)
のあとについてゆきました。
店
(
みせ
)
の
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
では、
小西
(
こにし
)
の
父親
(
ちちおや
)
らしい
人
(
ひと
)
が、
肌脱
(
はだぬ
)
ぎで、
若
(
わか
)
い
男
(
おとこ
)
を
相手
(
あいて
)
にして、
将棋
(
しょうぎ
)
をさしていました。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
矢
(
や
)
がすりの
袷
(
あはせ
)
に、
赤
(
あか
)
の
帶
(
おび
)
の
竪矢
(
たてや
)
の
字
(
じ
)
を
背中
(
せなか
)
に
負
(
お
)
うた
侍女
(
じぢよ
)
が、
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
に
手
(
て
)
を
支
(
つか
)
へて、キッパリと
耳
(
みゝ
)
に
快
(
こゝろよ
)
い
江戸言葉
(
えどことば
)
で
言
(
い
)
つた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
次
(
つぎ
)
に
硯友社
(
けんいうしや
)
の
興
(
な
)
るに
就
(
つ
)
いて、第二の
動機
(
だうき
)
となつたのは、
思案外史
(
しあんがいし
)
と
予備門
(
よびもん
)
の
同時
(
どうじ
)
の
入学生
(
にふがくせい
)
で
相識
(
あいし
)
つたのです、
其頃
(
そのころ
)
は
石橋雨香
(
いしばしうかう
)
と
云
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
ました
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
が、
日頃
(
ひごろ
)
いかつい
軍曹
(
ぐんそう
)
の
眼
(
め
)
に
感激
(
かんげき
)
の
涙
(
なみだ
)
さへ
幽
(
かす
)
かに
染
(
にぢ
)
んでゐるのを
見
(
み
)
てとると、それに
何
(
なん
)
とない
哀
(
あは
)
れつぽさを
感
(
かん
)
じて
次
(
つぎ
)
から
次
(
つぎ
)
へと
俯向
(
うつむ
)
いてしまつた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
『
彼等
(
かれら
)
は
次
(
つぎ
)
に
何
(
なに
)
をするかしら!
引
(
ひ
)
き
下
(
おろ
)
せるなら
窓
(
まど
)
から
私
(
わたし
)
を
引
(
ひ
)
き
下
(
おろ
)
して
呉
(
く
)
れゝば
好
(
い
)
いが!もう
長
(
なが
)
く
此麽
(
こんな
)
處
(
ところ
)
に
居
(
ゐ
)
たくない!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
そこで、わたしの
好
(
す
)
きな
子供
(
こども
)
たちよ。おぢさんはみんなとお
約束
(
やくそく
)
しよう。この
次
(
つぎ
)
に
出
(
だ
)
すおぢさんの
本
(
ほん
)
は、きつといい
本
(
ほん
)
で、もつと
安
(
やす
)
くすること、を。
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
次
(
つぎ
)
にかえって
来
(
き
)
たのは、
少年
(
しょうねん
)
の
角兵ヱ
(
かくべえ
)
でありました。
角兵ヱ
(
かくべえ
)
は、
笛
(
ふえ
)
を
吹
(
ふ
)
きながら
来
(
き
)
たので、まだ
藪
(
やぶ
)
の
向
(
む
)
こうで
姿
(
すがた
)
の
見
(
み
)
えないうちから、わかりました。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
彼らは、お江戸日本橋をふり出してから、京の都へ落ちつくまで、東海道の五十三
次
(
つぎ
)
、どの宿でも、どこの宿場でも、ほんとうに
失敗
(
しくじり
)
のし通しです。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
次
(
つぎ
)
に
申
(
まを
)
したいのは
責任
(
せきにん
)
を
自
(
みづ
)
から
知
(
し
)
るといふの
點
(
てん
)
であります。
英學塾
(
えいがくじゆく
)
の
寄宿舍
(
きしゆくしや
)
には
唯今
(
たゞいま
)
五十
名
(
めい
)
足
(
た
)
らずの
生徒
(
せいと
)
が
居
(
ゐ
)
ます。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
自分
(
じぶん
)
の
主人
(
しゆじん
)
は
慾張
(
よくばり
)
で、ろくなものを
自分
(
じぶん
)
にも
自分
(
じぶん
)
の
子
(
こ
)
ども
等
(
ら
)
にも
食
(
た
)
べさせません、よく
王樣
(
わうさま
)
の
御威嚴
(
ごゐげん
)
をもつて
叱
(
しか
)
つて
頂
(
いたゞ
)
きたい。と、それから
次
(
つぎ
)
には……
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
東山道
(
とうさんどう
)
とも言い、木曾街道六十九
次
(
つぎ
)
とも言った駅路の一部がここだ。この道は東は
板橋
(
いたばし
)
を経て江戸に続き、西は
大津
(
おおつ
)
を経て京都にまで続いて行っている。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
彼
(
かれ
)
は、
人柄
(
ひとがら
)
としては、まことに
温和
(
おんわ
)
な
風貌
(
ふうぼう
)
の
分別盛
(
ふんべつざか
)
りの
紳士
(
しんし
)
である。
趣味
(
しゅみ
)
がゴルフと
読書
(
どくしょ
)
だという。そして、
井口警部
(
いぐちけいぶ
)
との
間
(
あいだ
)
に、
次
(
つぎ
)
のような
会話
(
かいわ
)
があつた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
するとその
時
(
とき
)
まで
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
で
様子
(
ようす
)
を
見
(
み
)
ていた、こんどのおかあさんが
入
(
はい
)
って
来
(
き
)
て、
娘
(
むすめ
)
の手を
固
(
かた
)
く
握
(
にぎ
)
りしめながら
松山鏡
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
に寝ていたのが、いつ彼の部屋へ入って来たのか、
艶
(
なまめ
)
かしき
寝乱髪
(
ねみだれがみ
)
を、彼の胸にのせて、つつましやかなすすり泣きを、続けているのでありました。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
科
(
とが
)
に
陷
(
おとし
)
いれる
而已
(
のみ
)
ならず其妻に
不義
(
ふぎ
)
を申し掛し
段
(
だん
)
不屆
(
ふとゞき
)
の至なり
依
(
よつ
)
て二百五十
俵
(
ぺう
)
召上
(
めしあげ
)
られ
重
(
おも
)
き
刑罪
(
けいざい
)
にも
處
(
しよ
)
せらるべき處
格別
(
かくべつ
)
の
御慈悲
(
おじひ
)
を以
打首
(
うちくび
)
次
(
つぎ
)
に七助事主人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
次
(
つぎ
)
に彼れは敵の本城に逼るやうな勢で大膿盆から肺臟を取上げた。人々も亦非常な興味をもつてそのまはりに集つた。今日の解剖の
最頂點
(
クライマックス
)
はこゝにあるのだ。
実験室
(旧字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
次
(
つぎ
)
に
綺麗
(
きれい
)
な
首筋
(
くびすじ
)
、形の好い
鼻
(
はな
)
、ふツくりした
頬
(
ほゝ
)
、
丸味
(
まるみ
)
のある
顎
(
あご
)
、それから
生際
(
はえぎは
)
の好いのと
頭髪
(
かみのけ
)
に
艶
(
つや
)
のあるのと何うかすると
口元
(
くちもと
)
に
笑靨
(
ゑくぼ
)
が出來るのに目が付いた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
高いふみ
次
(
つぎ
)
を、持つてきて、ほそびきを、やねうらの、よこ木にかけました。しかし、かんがへました。
源八栗
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
私たちははじめ
腹
(
はら
)
をたてましたが、
次
(
つぎ
)
にはおかしくなりました。そして
狸
(
たぬき
)
にいいきかしてやりました。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
次
(
つぎ
)
に
当然
(
とうぜん
)
問題
(
もんだい
)
になるのは
小櫻姫
(
こざくらひめ
)
とT
女
(
じょ
)
との
関係
(
かんけい
)
でありますが、
小櫻姫
(
こざくらひめ
)
の
告
(
つ
)
ぐる
所
(
ところ
)
によれば
彼女
(
かのじょ
)
はT
女
(
じょ
)
の
守護霊
(
しゅごれい
)
、
言
(
い
)
わばその
霊的
(
れいてき
)
指導者
(
しどうしゃ
)
で、
両者
(
りょうしゃ
)
の
間柄
(
あいだがら
)
は
切
(
き
)
っても
切
(
き
)
れぬ
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
こないだこの
次
(
つぎ
)
のお祭りの日に町の叔母さんのところへおよばれだって云ってたじゃないの。
旅人
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
しかし
次
(
つぎ
)
の
日
(
ひ
)
の
暮
(
く
)
れ
方
(
かた
)
、おれは
帰
(
かへ
)
りゆく
労働者
(
らうどうしや
)
のすべての
拳
(
こぶ
)
しの
中
(
うち
)
に
握
(
にぎ
)
り
占
(
し
)
められたビラの
端
(
はし
)
を
見
(
み
)
た
電柱
(
でんちう
)
の
前
(
まへ
)
に、
倉庫
(
さうこ
)
の
横
(
よこ
)
に、
風
(
かぜ
)
にはためく
伝単
(
でんたん
)
を
見
(
み
)
た、
同志
(
どうし
)
よ
安
(
やす
)
んぜよ
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
今
(
いま
)
は
都下
(
とか
)
で
最
(
もつと
)
も
有力
(
いうりよく
)
なる
某
(
なにがし
)
新聞
(
しんぶん
)
の
經濟部主任記者
(
けいざいぶしゆにんきしや
)
たり、
次
(
つぎ
)
の
總選擧
(
そうせんきよ
)
には
某黨
(
ぼうたう
)
より
推
(
おさ
)
れて
議員候補者
(
ぎゐんこうほしや
)
たるべき
人物
(
じんぶつ
)
、
兒玉進五
(
こだましんご
)
とて
小介川文學士
(
こすけがはぶんがくし
)
は
既
(
すで
)
に
人々
(
ひと/″\
)
に
紹介
(
せうかい
)
したのである。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「この鏡こそはもつぱらわたしの
魂
(
たましい
)
として、わたしの前を祭るようにお祭り申し上げよ。
次
(
つぎ
)
にオモヒガネの神はわたしの
御子
(
みこ
)
の治められる
種々
(
いろいろ
)
のことを取り扱つてお仕え申せ」
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
さうして
見
(
み
)
ると
昨年
(
さくねん
)
の一
月
(
ぐわつ
)
から
此
(
こ
)
の一
月
(
ぐわつ
)
十一
日
(
にち
)
迄
(
まで
)
約
(
やく
)
一
箇年
(
かねん
)
の
間
(
あひだ
)
に
外國
(
ぐわいこく
)
から
直接
(
ちよくせつ
)
輸入
(
ゆにふ
)
する
物
(
もの
)
の
値段
(
ねだん
)
は、六
箇月
(
かげつ
)
の
間
(
あひだ
)
に四
分
(
ぶ
)
五
厘
(
りん
)
上
(
あが
)
つて、さうして
次
(
つぎ
)
の六
箇月
(
かげつ
)
の
間
(
あひだ
)
に一
割
(
わり
)
一
分
(
ぶ
)
下
(
さが
)
つた
譯
(
わけ
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
口三味線
(
くちさみせん
)
の
浄瑠璃
(
じやうるり
)
が
庭
(
には
)
の
飛石
(
とびいし
)
づたひにちかづいてくるのを、すぐ
私
(
わたし
)
どもはきヽつけました。五十三
次
(
つぎ
)
の
絵双六
(
ゑすごろく
)
をなげだして、
障子
(
しやうじ
)
を
細目
(
ほそめ
)
にあけた
姉
(
あね
)
の
袂
(
たもと
)
のしたからそつと
外面
(
とのも
)
をみました。
桜さく島:見知らぬ世界
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
その
次
(
つぎ
)
の葉は更に強く、光り、且つ、
揺
(
ゆ
)
れくつがへる
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
わしは
次
(
つぎ
)
の
室
(
へや
)
だ
最初
(
さいしよ
)
この
部屋
(
へや
)
を
火星
(
くわせい
)
の
状態
(
じやうたい
)
にする
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
さて、また
次
(
つぎ
)
のなれが
面
(
おも
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
試合場
(
しあいじょう
)
のほうは、さきほどから、きわだってしずかになっていた。
群集
(
ぐんしゅう
)
も鳴りをしずめて、
次
(
つぎ
)
の
展開
(
てんかい
)
を待ちかまえているのであろう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
盆
(
ぼん
)
の十六日の
次
(
つぎ
)
の夜なので剣舞の
太鼓
(
たいこ
)
でも
叩
(
たた
)
いたじいさんらなのかそれともさっきのこのうちの
主人
(
しゅじん
)
なのかどっちともわからなかった。
泉ある家
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「結構な
身分
(
みぶん
)
ですね」と
冷
(
ひや
)
かした。三千代は自分の荒涼な
胸
(
むね
)
の
中
(
うち
)
を代助に訴へる様子もなかつた。
黙
(
だま
)
つて、
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
へ
立
(
た
)
つて
行
(
い
)
つた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
次
(
つぎ
)
の
婦
(
をんな
)
は、
腰
(
こし
)
から
其
(
そ
)
の
影
(
かげ
)
を
地
(
つち
)
へ
吸込
(
すひこ
)
まれさうに、
悄乎
(
しよんぼり
)
と
腰
(
こし
)
をなやして
踞
(
しやが
)
む……
鬢
(
びん
)
のはづれへ、ひよろりと
杖
(
つゑ
)
の
尖
(
さき
)
が
抽
(
ぬ
)
けて
青
(
あを
)
い。
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
次
(
つぎ
)
の
朝
(
あさ
)
お
品
(
しな
)
はまだ
戸
(
と
)
の
隙間
(
すきま
)
から
薄
(
うす
)
ら
明
(
あか
)
りの
射
(
さ
)
したばかりに
眼
(
め
)
が
覺
(
さ
)
めた。
枕
(
まくら
)
を
擡
(
もた
)
げて
見
(
み
)
たが
頭
(
あたま
)
の
心
(
しん
)
がしく/\と
痛
(
いた
)
むやうでいつになく
重
(
おも
)
かつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
返事は
聞
(
きこ
)
えなかつたが、
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
に
包
(
つゝみ
)
を
投出
(
なげだ
)
す音がして、
直様
(
すぐさま
)
長吉
(
ちやうきち
)
は
温順
(
おとな
)
しさうな弱さうな色の白い顔を
襖
(
ふすま
)
の
間
(
あひだ
)
から見せた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“次”の意味
《名詞》
「つぎ」を参照。
(出典:Wiktionary)
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