明治の初年頃には随分思いきった政治論も社会改良論も行われた。さすがに知識を世界に求むるという御旨意の発表された際であっただけに、外国の思想を危険なりなどという者なく、上下共にこれを歓迎し、旧来の陋習を打破するに更に躊躇しなかった、その頃盛に …
著者 | 新渡戸稲造 |
ジャンル | 社会科学 > 社会科学 > 社会思想 |
初出 | 「実業之日本 二二巻三号」実業之日本社、1919(大正8)年2月1日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約11分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約19分(300文字/分) |