“次中音”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
テノル50.0%
テノール25.0%
テナー25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じ樣な花笠に新しい浴衣、淡紅色メリンスの襷を端長く背に結んだ其娘共の中に、一人、背の低い肥つたのがあつて、高音中音ソプランアルトの冴えた唄に際立つ次中音テノルの調子を交へた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
それは一つの征服である。悲哀に抗する戦である。さてここに行進のリズムが来る。進軍する軍勢である。次中音テノールの熱烈な喘ぐような歌。
声はいつもは豊かな次中音テナーなのが最高音になり、発音が落ちついていてはっきりしていなかったら、まるで癇癪かんしゃくを起しているように聞えたろう。