“中低音”の読み方と例文
読み方割合
バリトン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕が上がって幽霊船長が、七年ぶりでザントヴィーケの港に上陸するとき、はじめその中低音バリトンが、この歌を唱うんだ。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「いや、どうぞそのままで……」と、気持のいい潤いのある、男らしい中低音バリトンがそれをさえぎった。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)