“バリトン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中低音50.0%
次低音50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕が上がって幽霊船長が、七年ぶりでザントヴィーケの港に上陸するとき、はじめその中低音バリトンが、この歌を唱うんだ。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「いや、どうぞそのままで……」と、気持のいい潤いのある、男らしい中低音バリトンがそれをさえぎった。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
八宗兼學の大智識といふにしては、少し人間味があり過ぎますが、柔かい次低音バリトンには一かたでない魅力のあることは事實です。
八宗兼学の大智識というにしては、少し人間味がありすぎますが、柔かい次低音バリトンには一方ひとかたでない魅力のあることは事実です。