“悄乎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しよんぼり55.6%
しょんぼり22.2%
しょ11.1%
しを/\11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つぎをんなは、こしからかげつち吸込すひこまれさうに、悄乎しよんぼりこしをなやしてしやがむ……びんのはづれへ、ひよろりとつゑさきけてあをい。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
黄昏たそがれに三人で、時雨しぐれの松の見霽みはらしへ出掛けるのを、縁の柱で、悄乎しょんぼりと、藤棚越に伸上のびあがって見ていると、二人に連れられて、私の行くのが、山ではなしに、干潟を沖へ出て
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やっこ悄乎しょげて指をむ。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其處そこ二十人にじふにんあまり、年紀としこそ十五六から三十ぐらゐまで、いろ/\にちがひましたが、みなそろつてうつくしい、ですが、悄乎しを/\としたをんなたちがましてね、いづれ
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)