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里
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り
ふりがな文庫
“
里
(
り
)” の例文
「ばか、
天
(
てん
)
は、一
里
(
り
)
も、二
里
(
り
)
も、十
里
(
り
)
も、百
里
(
り
)
も、もっと、もっと
高
(
たか
)
いのだよ。」と
反対
(
はんたい
)
した
子供
(
こども
)
は、それを
打
(
う
)
ち
消
(
け
)
して
叫
(
さけ
)
びました。
木に上った子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、ああ、ガンジス河、
幅
(
はば
)
一
里
(
り
)
にも近い大きな水の流れは、みんなの目の前で、たちまちたけりくるってさかさまにながれました。
手紙 二
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
砧村
(
きぬたむら
)
の
途中
(
とちう
)
で
磨石斧
(
ませきふ
)
を
拾
(
ひろ
)
ひ、それから
小山
(
こやま
)
の
上
(
あが
)
り
口
(
くち
)
で、
破片
(
はへん
)
を
拾
(
ひろ
)
つたが、
既
(
も
)
う
此所
(
こゝ
)
までに五
里
(
り
)
近
(
ちか
)
く
歩
(
ある
)
いたので、
余
(
よ
)
は
少
(
すこ
)
しく
參
(
まゐ
)
つて
來
(
き
)
た。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
「ええ、ええ、もうこれから百
里
(
り
)
の
余
(
よ
)
もあって、
行
(
い
)
くだけに
十日
(
とおか
)
あまりかかって、
帰
(
かえ
)
りにもやはりそれだけかかるのですからね。」
松山鏡
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
以て親と思ふの
孝心
(
かうしん
)
一
途
(
づ
)
に
潔
(
いさぎ
)
よく母に
暇乞
(
いとまごひ
)
なし五兩の金を路用にと懷中して其夜は十三
里
(
り
)
淀川
(
よどがは
)
の船に
打乘
(
うちのり
)
一日も早くと江戸へぞ
下
(
くだ
)
りける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
大和川
(
やまとがわ
)
、
淀川
(
よどがわ
)
の二
水
(
すい
)
をひいて
濠
(
ほり
)
の長さを
合計
(
ごうけい
)
すると三
里
(
り
)
八町とかいうのだから、もって、いかにその
大
(
おお
)
げさな
築城
(
ちくじょう
)
かがわかるであろう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
兵營
(
へいえい
)
から
既
(
すで
)
に十
里
(
り
)
に
近
(
ちか
)
い
行程
(
かうてい
)
と、
息詰
(
いきづま
)
るやうに
蒸
(
む
)
し
蒸
(
む
)
しする
夜
(
よる
)
の
空氣
(
くうき
)
と、
眠
(
ねむ
)
たさと
空腹
(
くうふく
)
とに
壓
(
お
)
されて、
兵士達
(
へいしたち
)
は
疲
(
つか
)
れきつてゐた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
そして、冬は、九
里
(
り
)
四
里
(
り
)
うまい十三
里
(
り
)
の、焼き芋の立ち売りをしたり……夏は、江戸名物と自ら銘うったところてんの呼び売り。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それからの
私達
(
わたくしたち
)
の
間
(
あいだ
)
には
前
(
まえ
)
にもまして、一
層
(
そう
)
大
(
おお
)
きな
溝
(
みぞ
)
ができて
了
(
しま
)
い、
夫婦
(
ふうふ
)
とはただ
名
(
な
)
ばかり、
心
(
こころ
)
と
心
(
こころ
)
とは千
里
(
り
)
もかけ
離
(
はな
)
れて
居
(
い
)
るのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
支那
(
しな
)
全國
(
ぜんこく
)
が
道
(
だう
)
に
分
(
わか
)
れ、
道
(
だう
)
が
州
(
しう
)
又
(
また
)
は
郡
(
ぐん
)
に
分
(
わか
)
れ、それが
縣
(
けん
)
に
分
(
わか
)
れ、
縣
(
けん
)
の
下
(
した
)
に
郷
(
がう
)
があり
郷
(
がう
)
の
下
(
した
)
に
里
(
り
)
がある。
州
(
しう
)
には
刺史
(
しし
)
と
云
(
い
)
ひ、
郡
(
ぐん
)
には
太守
(
たいしゆ
)
と
云
(
い
)
ふ。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
温泉地といっても、別府から六
里
(
り
)
の峠を越した盆地の中で、九州でも「
五箇荘
(
ごかのしょう
)
か、由布院か」といってからかわれる位の山の中なのである。
由布院行
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
勿論
(
もちろん
)
飛騨越
(
ひだごゑ
)
と
銘
(
めい
)
を
打
(
う
)
つた
日
(
ひ
)
には、七
里
(
り
)
に一
軒
(
けん
)
十
里
(
り
)
に五
軒
(
けん
)
といふ
相場
(
さうば
)
、
其処
(
そこ
)
で
粟
(
あは
)
の
飯
(
めし
)
にありつけば
都合
(
つがふ
)
も
上
(
じやう
)
の
方
(
はう
)
といふことになつて
居
(
を
)
ります。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一
万
(
まん
)
二千
里
(
り
)
はなれた、マタカン国に行っていましたが、その使っているこびとから、この知らせをすぐうけとりました。
眠る森のお姫さま
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
よしや千
里
(
り
)
が
萬里
(
ばんり
)
はなれるとも
眞實
(
まこと
)
の
親子
(
おやこ
)
兄弟
(
けうだい
)
ならば
何時
(
いつ
)
歸
(
かへ
)
つて
何
(
ど
)
うといふ
樂
(
たの
)
しみもあれど、ほんの
親切
(
しんせつ
)
といふ一
筋
(
すぢ
)
の
糸
(
いと
)
にかヽつて
居
(
い
)
し
身
(
み
)
なれば
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
五
里
(
り
)
も十
里
(
り
)
も
沖
(
おき
)
へ
出
(
で
)
るのに、
大變
(
たいへん
)
樂
(
らく
)
なんですとさ。
所
(
ところ
)
が
貴方
(
あなた
)
、
此
(
この
)
日本全國
(
につぽんぜんこく
)
で
鰹船
(
かつをぶね
)
の
數
(
かず
)
つたら、
夫
(
それ
)
こそ
大
(
たい
)
したものでせう。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
近
(
ちか
)
い
樣
(
やう
)
でも
海上
(
かいじやう
)
の三
里
(
り
)
は
容易
(
ようゐ
)
でない、
無限
(
むげん
)
の
大海原
(
おほうなばら
)
に
漂
(
たゞよ
)
つて
居
(
を
)
つた
間
(
あひだ
)
こそ、
島
(
しま
)
さへ
見出
(
みいだ
)
せば、
直
(
たゞ
)
ちに
助
(
たす
)
かる
樣
(
やう
)
に
考
(
かんが
)
へて
居
(
を
)
つたが、
仲々
(
なか/\
)
左樣
(
さう
)
は
行
(
ゆ
)
かぬ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
日露戦争の際、私は
東京日々
(
とうきょうにちにち
)
新聞社から通信員として戦地へ派遣された。三十七年の九月、
遼陽
(
りょうよう
)
より北一
里
(
り
)
半
(
はん
)
の
大紙房
(
だいしぼう
)
といふ村に
宿
(
とま
)
つて、滞留約
半月
(
はんつき
)
。
雨夜の怪談
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
兵法
(
へいはふ
)
に、百
里
(
り
)
にして
(四六)
利
(
り
)
に
趣
(
おもむ
)
く
者
(
もの
)
は、
上將
(
じやうしやう
)
を
蹶
(
たふ
)
し、五十
里
(
り
)
にして
利
(
り
)
に
趣
(
おもむ
)
く
者
(
もの
)
は、
(四七)
軍
(
ぐん
)
、
半
(
なか
)
ば
至
(
いた
)
る
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
使いの人らは、二
里
(
り
)
の夜道を雨に降られては、と気づかうさまで、しきりに
外
(
そと
)
をながめて、ささやいている。
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
第三、七
里
(
り
)
けつぱいお客に惚れない事、万一惚れねばならぬ時は、成るべくよぼ/\の
老人
(
としより
)
を見立てる事。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
更
(
さら
)
に
印度
(
いんど
)
に
行
(
ゆ
)
くと、
印度
(
いんど
)
は
殆
(
ほとん
)
ど
化物
(
ばけもの
)
の
本場
(
ほんば
)
である。
印度
(
いんど
)
の
地形
(
ちけい
)
も
支那
(
しな
)
と
同
(
おな
)
じく
極
(
きは
)
めて
廣漠
(
かうばく
)
たるもので、
其
(
その
)
千
里
(
り
)
の
藪
(
やぶ
)
があるといふ
如
(
ごと
)
き、
必
(
かなら
)
ずしも
無稽
(
むけい
)
の
言
(
げん
)
ではない。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
此
(
この
)
某町
(
ぼうまち
)
から
我村落
(
わがそんらく
)
まで七
里
(
り
)
、
若
(
も
)
し
車道
(
しやだう
)
をゆけば十三
里
(
り
)
の
大迂廻
(
おほまはり
)
になるので
我々
(
われ/\
)
は
中學校
(
ちゆうがくかう
)
の
寄宿舍
(
きしゆくしや
)
から
村落
(
そんらく
)
に
歸
(
かへ
)
る
時
(
とき
)
、
決
(
けつ
)
して
車
(
くるま
)
に
乘
(
の
)
らず、
夏
(
なつ
)
と
冬
(
ふゆ
)
の
定期休業
(
ていききうげふ
)
毎
(
ごと
)
に
必
(
かなら
)
ず
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
末
(
すゑ
)
には
最
(
も
)
う「
初雪
(
はつゆき
)
やせめて
雀
(
すゞめ
)
の三
里
(
り
)
まで」どころではない
雀
(
すゞめ
)
が
首
(
くび
)
つたけになるほど雪が
積
(
つも
)
りました。
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
小父
(
をじ
)
さんの
家
(
うち
)
のある
木曾福島町
(
きそふくしままち
)
は
御嶽山
(
おんたけさん
)
に
近
(
ちか
)
いところですが、あれから
木曽川
(
きそがは
)
について十
里
(
り
)
ばかりも
川下
(
かはしも
)
に
神坂村
(
みさかむら
)
といふ
村
(
むら
)
があります。それが
父
(
とう
)
さんの
生
(
うま
)
れた
村
(
むら
)
です。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
おかあさんのお里の村までは、
丘
(
おか
)
づたいに
入江
(
いりえ
)
をぐるりと
回
(
まわ
)
っていけば、二
里
(
り
)
あまりありましたが、舟でまっすぐに入江を横ぎっていけば、十四、五
丁
(
ちょう
)
しかありません。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
折柄風は
追手
(
おって
)
になり波は無し、舟は矢のように
迅
(
はや
)
く湖の上を
辷
(
すべ
)
りましたから、間もなく
陸
(
おか
)
は見えなくなって、
正午
(
ひる
)
頃には最早十七八
里
(
り
)
、丁度湖の真中程まで参りました。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
大阪
(
おおさか
)
までは十五
里
(
り
)
(やく六十キロ)あるとききました。お
金
(
かね
)
がないものですから、すきばらをかかえて、とぼとぼとあるきつづけました。
宿屋
(
やどや
)
にとまることもできません。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
約束をして置いたら寝坊の九
里
(
り
)
が遠方のカンパン・プルミエのアトリエから朝早く遺つて来た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
第七 一ヶ
月
(
げつ
)
五六
度
(
ど
)
は
必
(
かなら
)
ず
村里
(
むらざと
)
を
離
(
はな
)
れたる
山林
(
さんりん
)
或
(
あるひ
)
は
海濱
(
はまべ
)
に
出
(
い
)
で、四五
里
(
り
)
の
道
(
みち
)
を
歩行
(
ほかう
)
すべき
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
野からその南さんの家の見えますことは一二
里
(
り
)
の先へ行つても同じだらうと思はれる程大きいものでした。私の同級生の幾人かは日曜日毎に南さんの家へ遊びに行きました。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
大きなぼだい
樹
(
じゅ
)
のあるターコール
僧正
(
そうじょう
)
の家から、一
里
(
り
)
ばかりはなれた町のはずれに、きたない
宿屋
(
やどや
)
がありました。見すぼらしい年とった男は、そこへ
僧正
(
そうじょう
)
を
案内
(
あんない
)
してきました。
活人形
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
五月山
(
さつきやま
)
の
木
(
き
)
が一
本
(
ぽん
)
々々
(
/\
)
數
(
かぞ
)
へられるやうになると、
池田
(
いけだ
)
の
町
(
まち
)
は
直
(
す
)
ぐ
長
(
なが
)
い
坂
(
さか
)
の
下
(
した
)
に
見
(
み
)
おろされた。
此處
(
ここ
)
からはもう
多田院
(
ただのゐん
)
へ一
里
(
り
)
、
開帳
(
かいちやう
)
の
賑
(
にぎは
)
ひは、この
小都會
(
せうとくわい
)
をもざわつかしてゐた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
東叡山
(
とうえいざん
)
寛永寺
(
かんえいじ
)
の
山裾
(
やますそ
)
に、
周囲
(
しゅうい
)
一
里
(
り
)
の
池
(
いけ
)
を
見
(
み
)
ることは、
開府以来
(
かいふいらい
)
江戸
(
えど
)
っ
子
(
こ
)
がもつ
誇
(
ほこ
)
りの一つであったが、わけても
雁
(
かり
)
の
訪
(
おとず
)
れを
待
(
ま
)
つまでの、
蓮
(
はす
)
の
花
(
はな
)
が
池面
(
いけおも
)
に
浮
(
う
)
き
出
(
で
)
た
初秋
(
しょしゅう
)
の
風情
(
ふぜい
)
は
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
多くの巴里人のならわし通りこの男も老後を七、八十
里
(
り
)
巴里から離れた
田舎
(
いなか
)
へ
恰好
(
かっこう
)
な家を見付けて
買取
(
かいと
)
り、コックに一人の女中ぐらい置いて夫婦の後年を
閑居
(
かんきょ
)
しようという人達だ。
巴里の秋
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
道
(
みち
)
というものは
川
(
かわ
)
によく
似
(
に
)
ています。それは、
川
(
かわ
)
というものがもともと
道
(
みち
)
だからです。つまり、川というのは
自然
(
しぜん
)
に
出来
(
でき
)
た道で、人は七
里
(
り
)
ひと
跳
(
と
)
びの
靴
(
くつ
)
をはいてそこを歩き
廻
(
まわ
)
るのです。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
工事
(
こうじ
)
の
箇所
(
かしよ
)
へは廿
里
(
り
)
もあつた。
勘次
(
かんじ
)
は
行
(
ゆ
)
けば
直
(
すぐ
)
に
錢
(
ぜに
)
になると
思
(
おも
)
つたので
漸
(
やうや
)
く一
圓
(
ゑん
)
ばかりの
財布
(
さいふ
)
を
懷
(
ふところ
)
にした。
辨當
(
べんたう
)
をうんと
背負
(
しよ
)
つたので
目的地
(
もくてきち
)
へつくまでは
渡錢
(
わたしせん
)
の
外
(
ほか
)
には一
錢
(
せん
)
も
要
(
い
)
らなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
尋
(
たづ
)
ねて
見
(
み
)
い、と
眞先
(
まっさき
)
に
促進
(
すゝ
)
めたも
戀
(
こひ
)
なれば、
智慧
(
ちゑ
)
を
借
(
か
)
したも
戀
(
こひ
)
、
目
(
め
)
を
借
(
か
)
したも
戀
(
こひ
)
、
予
(
わし
)
は
舵取
(
かぢとり
)
ではないけれども、
此樣
(
このやう
)
な
貨
(
たから
)
を
得
(
え
)
ようためなら、千
里
(
り
)
萬
里
(
り
)
の
荒海
(
あらうみ
)
の、
其先
(
そのさき
)
の
濱
(
はま
)
へでも
冐險
(
ばうけん
)
しよう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
地球
(
ちきう
)
の
舞
(
まひ
)
ながら
日輪
(
にちりん
)
の
周圍
(
まはり
)
を
廻
(
まは
)
る
圖
(
づ
)
、
此道程
(
このみちのり
)
イギリスの
里法
(
りはふ
)
にて六
億
(
おく
)
里
(
り
)
あり
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
とお芳さんが一
瀉
(
しゃ
)
千
里
(
り
)
で言った。実際日本語とは思われない。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
五
里
(
り
)
の
青野
(
あをの
)
に行き暮れて
かさぬ宿
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
千
里
(
り
)
の
道
(
みち
)
に
疲
(
つか
)
れず
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
「
叔父
(
おじ
)
さんの
家
(
いえ
)
は、ここから二十
里
(
り
)
もあちらの
浜
(
はま
)
なんだ。たいだの、さばだの
網
(
あみ
)
にかかってくるって、
僕
(
ぼく
)
のお
父
(
とう
)
さんが、いった。」
海が呼んだ話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
此邊
(
このへん
)
までは
能
(
よ
)
く
來
(
く
)
るのだ。
迂路
(
うろ
)
つき
廻
(
まわ
)
るので
既
(
すで
)
に三
里
(
り
)
以上
(
いじやう
)
歩
(
ある
)
いたに
關
(
かゝは
)
らず、一
向
(
かう
)
疲勞
(
ひらう
)
せぬ。
此時
(
このとき
)
既
(
すで
)
に
打石斧
(
だせきふ
)
十四五
本
(
ほん
)
を
二人
(
ふたり
)
で
拾
(
ひろ
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
「二十九
里
(
り
)
余町
(
よちょう
)
——まア、ざっと三十里でございまする。すると
桑名
(
くわな
)
のご
陣
(
じん
)
へつきますまでには、約三日ののちとあいなります」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蓑
(
みの
)
の
外
(
ほか
)
に、ばんどりとて
似
(
に
)
たものあり、
蓑
(
みの
)
よりは
此
(
こ
)
の
方
(
はう
)
を
多
(
おほ
)
く
用
(
もち
)
ふ。
磯
(
いそ
)
一峯
(
いつぽう
)
が、(こし
地
(
ぢ
)
紀行
(
きかう
)
)に
安宅
(
あたか
)
の
浦
(
うら
)
を一
里
(
り
)
左
(
ひだり
)
に
見
(
み
)
つゝ、と
言
(
い
)
ふ
處
(
ところ
)
にて
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
駅から五
里
(
り
)
の雪道を、
馬橇
(
ばそり
)
で顕微鏡だの写真用器具だの食料品だのを運ぶのは大仕事であったが、計画は見事成功した。
雪雑記
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
わしかなんぞなら
知
(
し
)
らないが、さぎのような
羽
(
はね
)
の
弱
(
よわ
)
いものでは、せいぜい一
里
(
り
)
か二
里
(
り
)
ぐらいしか
飛
(
と
)
ぶ
力
(
ちから
)
はないはずだ。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
一
同
(
どう
)
が
今日
(
きょう
)
の
良
(
よ
)
き
船出
(
ふなで
)
を
寿
(
ことほ
)
ぎ
合
(
あ
)
ったのもほんの
束
(
つか
)
の
間
(
ま
)
、やや一
里
(
り
)
ばかりも
陸
(
おか
)
を
離
(
はな
)
れたと
覚
(
おぼ
)
しき
頃
(
ころ
)
から、
天候
(
てんこう
)
が
俄
(
にわ
)
かに
不穏
(
ふおん
)
の
模様
(
もよう
)
に
変
(
かわ
)
って
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
三十
里
(
り
)
彼方
(
かなた
)
なる
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
の
許
(
もと
)
に
報
(
ほう
)
ぜんがため、
涙
(
なみだ
)
を
揮
(
ふる
)
つて
猛犬稻妻
(
まうけんいなづま
)
をば、
此
(
この
)
恐
(
おそ
)
ろしき
山中
(
さんちう
)
に
使者
(
ししや
)
せしむる
事
(
こと
)
となつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
台州
(
たいしう
)
から
天台縣
(
てんだいけん
)
までは六十
里
(
り
)
半
(
はん
)
程
(
ほど
)
である。
日本
(
にほん
)
の六
里
(
り
)
半
(
はん
)
程
(
ほど
)
である。ゆる/\
輿
(
よ
)
を
舁
(
か
)
かせて
來
(
き
)
たので、
縣
(
けん
)
から
役人
(
やくにん
)
の
迎
(
むか
)
へに
出
(
で
)
たのに
逢
(
あ
)
つた
時
(
とき
)
、もう
午
(
ひる
)
を
過
(
す
)
ぎてゐた。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“里”の解説
里(り)は、尺貫法における長さの単位である。現在の中国では500 m、日本では約3927.2727 m = 約3.9 km、朝鮮では約400 mに相当する。
(出典:Wikipedia)
里
常用漢字
小2
部首:⾥
7画
“里”を含む語句
巴里
露里
郷里
村里
遊里
遠里
首里
巴里人
満洲里
故里
日暮里
里人
万里
半里
加里
柳里恭
七里
大里
五里霧中
歇私的里
...