)” の例文
新字:
自分じぶん同年齡おないどし自分じぶんつてる子供こどものこらずかたぱしからかんがはじめました、しも自分じぶん其中そのかなだれかとへられたのではないかとおもつて。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
したが、こゝな浮氣者うはきもの、ま、わしと一しょにやれ、仔細しさいあって助力ぢょりきせう、……この縁組えんぐみもと兩家りゃうけ確執かくしつ和睦わぼくへまいものでもない。
たゞ金石間近かないはまぢかになつたとき甲板かんぱんはうなにらんおそろしいおとがして、みんなが、きやツ!とさけんだときばかり、すこ顏色かほいろへたぢや。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
野猪ゐのしゝかたちぶた全身ぜんしん黒褐色こつかつしよくのあらいでおほはれてをり、くびみじかいのでけだすときゆうには方向ほうこうへられない動物どうぶつです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
慮外りよぐわいながら此のわたりのいほりに、近き頃さまへて都より來られし、俗名ぞくみやう齋藤時頼と名告なの年壯としわかき武士のおさずや』。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
隷属れいぞくは、決して光榮くわうえいある生存せいぞんじやないからな。身分や家柄………其様なものは、俺といふ個人に取つて、何等の必要がある。第一體にはへられん!
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
一體いつたい貝類かひるい動物中どうぶつちゆう比較的ひかくてきはやかたちへやすいものでして、しゞみでもむかしのものは今日こんにちよりはかたちおほきかつたのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
ゆるはたらちからたいしては容易よういかたちへ、ちからはたらくまゝになること、食用しよくようあめおもさせるようなものである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
たいこの規則きそくでさせること規則きそく其物そのものそんしてゐるあひだすなは規則きそくにはまつてあひだはよろしいが、他日たじつ境遇きやうぐうはると、一方ひとかたならぬ差支さしつかへしやうずることがありませう。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
「まあいや。心配しんぱいするな」とつた。御米およねはまたなんともこたへなかつた。宗助そうすけ話題わだいへやうとおもつて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
得ず依て町奉行所へ御同道どうだう申さんため我々兩人まゐつて候なりと聞て伊賀亮はわざ氣色けしきへ夫は甚だ心得ざる口上なり各々には如何樣いかやう身分みぶんにて恐れ多も天一坊樣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
〔評〕十年のえき、私學校の彈藥製造所だんやくせいざうじよかすむ。南洲時に兎を大隈おほすみ山中にふ。之を聞いてにはかいろへて曰ふ、しまつたと。爾後じご肥後日向に轉戰して、神色夷然いぜんたり。
天滿與力てんまよりきはそれからけふ木綿もめんものの衣類いるゐ仕立したてさせるやら、大小だいせうこしらへをへるやら、ごた/\と大騷おほさわぎをしたが、但馬守たじまのかみは、キラ/\とつね彼等かれらうへひかつて
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
イワン、デミトリチははじめのうち院長ゐんちやう野心やしんでもるのではいかとうたがつて、かれ左右とかくとほざかつて、不愛想ぶあいさうにしてゐたが、段々だん/\れて、つひにはまつた素振そぶりへたのでつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
すぎがたにちてゐたのは、そのときて忘れたなはなのです。)をとこ血相けつそうへたままふと太刀たちきました。とおもふとくちかずに、憤然ふんぜんとわたしへびかかりました。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
文句もんく色々いろ/\へて、あるひつよく、あるひよわく、あるひのゝしり、あるひはふざけ、種々樣々しゆ/″\さま/″\こといてやつた。中途ちうとへたたれてはまつたてき降伏かうふくするわけだから、れい持藥ぢやくのつもりで毎日まいにちいた。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
『な、な、何故なぜですか。』と、りく仲間なかま一時いちじ顏色がんしよくへたのである。大佐たいさは、たゞちにこのとひにはこたへんとはせで、かうべめぐらして、彼方かなたなる屏風岩べうぶいわほうながめたが、沈欝ちんうつなる調子ちようし
さうして朽ちかゝつた家々のランプのかげから、死にひんした虎列拉コレラ患者くわんじやは恐ろしさうに蒲團をひいだし、ただぢつとうすあかりのうちに色えてゆく五色花火のしたゝりに疲れた瞳を集める。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
で、私は妹のその大事なからだをいたはるために歸京ききやうの旅路を急がずに、今度は行きと道をへて札幌と大沼公園にそれぞれに一泊しながら、函館市外の湯の川温泉に着いたのは十三日だつた。
処女作の思い出 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
實際じつさいまた熱帶國ねつたいこくには不思議ふしぎ動物どうぶつれば、不思議ふしぎ植物しよくぶつもある。これすこかたちへると化物ばけものになる。印度いんどじつ化物ばけもの本場ほんばであつて、神聖しんせいなる史詩ししラーマーヤナとうには化物ばけもの澤山たくさんる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
『出た?』といろへて、幻翁げんおうのぞむ。佛子ぶつしつてよろこび。
おつぎの姿すがたが五六にんつたなかえなくつたとき勘次かんじ商人あきんどむしろつてすつともみそばつた。おつぎは一二位置ゐちへただけであつたので、かれすぐにおつぎのしろ姿すがたあひせつしてつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ひとしく自然しぜんたいしても以前いぜんこゝろにはまつたおもむきへてたのである。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
うするには話題はなしへるサ』とあくびをしながら三月兎ぐわつうさぎつて、『もう、此麽こんなことにはきてた。若夫人わかふじんなにひとはなしてもらはうぢやないか』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
むかし文覺もんがく荒法師あらほふしは、佐渡さどながされる船路みちで、暴風雨あれつたが、船頭水夫共せんどうかこどもいろへてさわぐにも頓着とんぢやくなく、だいなりにそべつて、らいごと高鼾たかいびきぢや。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ひながら、但馬守たじまのかみは『生命いのちがない』の一くちにするとともに、すこかほいろへた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
〔評〕長兵京師にやぶる。木戸公は岡部氏につてわざはいまぬかるゝことを得たり。のち丹波におもむき、姓名せいめいへ、博徒ばくとまじり、酒客しゆかくまじはり、以て時勢をうかゞへり。南洲は浪華なにはの某樓にぐうす。
カピ長 婚儀こんぎためにと準備よういした一さい役目やくめへて葬儀さうぎよういはひのがくかなしいかね、めでたい盛宴ちさう法事ほふじ饗應もてなしたのしい頌歌しょうかあはれな挽歌ばんか新床にひどこはなはふむ死骸なきがらようつ。
こゝは、つまり、寒帶林かんたいりんで、いはゆる常緑針葉樹帶じようりよくしんようじゆたいです。それから海拔かいばつ八千尺はつせんじやく四合目しごうめまでのぼれば、はやし三度みたびその姿すがたへて、常緑針葉樹じようりよくしんようじゆはやし落葉針葉樹らくようしんようじゆのからまつばやしとなつてます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
ば散したる心地こゝちせられて茫然ばうぜんたりしが面色めんしよくへ膝をすゝめコレ管伴ばんたうどの忠兵衞どのそも/\大藤の女兒むすめおみつは父母の女房にするというて婚姻こんいんいひこみしことならずこの長三郎がかれ見染みそめ和郎そなた
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「そりやさうだが」勘次かんじ何處どことなく拍子ひやうしへていつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
渦のひとつは色えて
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
すると今度こんどかはづ歩兵ほへいが、おなおごそかな口調くてう繰返くりかへしました、たゞわづ言葉ことばじゆんへて、『女王樣ぢよわうさまより。球投まりなげのおもよほしあるにつき公爵夫人こうしやくふじんへの御招待状ごせうたいじやう
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
馬鹿ばかめ、なんぢ不便ふびんさに、をんなかたちへてつたに、何事なにごとぞ、爲體ていたらくは。今去矣さらばだあ。」
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ロレ おゝ、罪深つみふかや/\! おゝ、作法知さはふしらず、恩知おんしらず! これ、そなた罪科ざいくわ國法こくはふでは死罪しざいとある、しかるに慈悲深じひぶか御領主ごりゃうしゅそなたかたち、御法ごはふげ、おそろしい死罪しざい追放つゐはうとはへさせられた。
分らねども何か札の辻にて昨夜人殺しが有りしとか云ふこと其のられたる者の懷中くわいちう貴殿きでんの手紙が有りしよし檢使けんしの場へも呼出しに成るとの事といへば長庵はも驚きし樣子にてとこの上に起き上り其殺されし人は如何なる出立いでたちの人に候やときくに家主はさればなり四十三四の年頃にて百姓體の男の由とはなせば長庵は顏色がんしよくへ扨は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ふまでもなく婦人ふじんにも、ひとしくをんなつたので、驚駭きやうがくへてまたあをつた。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
場所ばしよところへつゝ、守宮やもりかたちで、天窓あたまにすぽりとなにかぶつた、あだじろい、どうながい、四足よつあしうねるものが、ぴつたりと附着くツついたり、ことりとまるくなつたり、長々なが/\ふのがえたり……やがて
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こゝおいて、いろへて、手代てだいむかひ、一倍いちばい低聲こごゑ
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)