トップ
>
意見
>
いけん
ふりがな文庫
“
意見
(
いけん
)” の例文
みんなはいろいろまよったすえ、けっきょく、
神
(
かみ
)
さまの
奇跡
(
きせき
)
のあらわれた人を法王にえらぼうということに、
意見
(
いけん
)
がまとまりました。
三つのことば
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「それは
感心
(
かんしん
)
ですね。このあいだの
教員会議
(
きょういんかいぎ
)
のときに、この
学校
(
がっこう
)
にも
託児所
(
たくじしょ
)
を
設
(
もう
)
けたらという、
先生
(
せんせい
)
がたのご
意見
(
いけん
)
が
出
(
で
)
たのですよ。」
汽車は走る
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると
良人
(
おっと
)
は
私
(
わたくし
)
と
意見
(
いけん
)
が
違
(
ちが
)
いまして、それは
余
(
あま
)
り
面白
(
おもしろ
)
くない、
是非
(
ぜひ
)
『
若月
(
わかつき
)
』にせよと
言
(
い
)
い
張
(
は
)
って、
何
(
なん
)
と
申
(
もう
)
しても
肯
(
き
)
き
入
(
い
)
れないのです。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
所
(
ところ
)
が
叔父
(
をぢ
)
の
意見
(
いけん
)
によると、あの
屋敷
(
やしき
)
は
宗助
(
そうすけ
)
が
自分
(
じぶん
)
に
提供
(
ていきよう
)
して
行
(
い
)
つたのだから、たとひ
幾何
(
いくら
)
餘
(
あま
)
らうと、
餘
(
あま
)
つた
分
(
ぶん
)
は
自分
(
じぶん
)
の
所得
(
しよとく
)
と
見傚
(
みな
)
して
差支
(
さしつかへ
)
ない。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
しかし、それらの
人々
(
ひとびと
)
の
中
(
なか
)
にも、これをよんでいくうちに、
諭吉
(
ゆきち
)
のかたよらない
考
(
かんが
)
えかたや、ただしい
意見
(
いけん
)
に
感心
(
かんしん
)
してくるものもでてきました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
▼ もっと見る
何者
(
なにもの
)
にもと
云
(
い
)
ふ
意味
(
いみ
)
は
世評
(
せひやう
)
とか、
先輩
(
せんぱい
)
の
説
(
せつ
)
とか、
女學校
(
ぢよがくかう
)
の
校長
(
かうちやう
)
の
意見
(
いけん
)
とか、さういふ
他人
(
たにん
)
の
批判
(
ひはん
)
を
云
(
い
)
ふのである。
読書の態度
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
斯迄
(
かくまで
)
に取立し事やと存じ
仰天
(
ぎやうてん
)
は仕つり候へども萬一
荒立
(
あらだて
)
に成らんかと心を
鎭
(
しづ
)
め其後機を見合せ
意見
(
いけん
)
致し候へども
勿々
(
なか/\
)
以て用いひまじき
樣子
(
やうす
)
に付兎に角事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
然
(
しか
)
し
其頃
(
そのころ
)
はもうさういふ
事
(
こと
)
で
他人
(
たにん
)
を
批難
(
ひなん
)
するのは
馬鹿々々
(
ばか/\
)
しいといふ
意見
(
いけん
)
を
持
(
も
)
つてゐる
學生
(
がくせい
)
の
方
(
かた
)
が
多
(
おほ
)
かつた。
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
「ただいまのこと、一同
評議
(
ひょうぎ
)
の
結果
(
けっか
)
、これはやはり
御岳
(
みたけ
)
の
神慮
(
しんりょ
)
におまかせいたすのがとうぜんであろうという
意見
(
いけん
)
に一
決
(
けつ
)
したが、
双方
(
そうほう
)
ごいぞんはないであろうか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
竹村
(
たけむら
)
はその
事
(
こと
)
について、その
当時
(
たうじ
)
別
(
べつ
)
に
批評
(
ひひやう
)
がましい
意見
(
いけん
)
をもたうとは
思
(
おも
)
はなかつたけれど、ずつと
後
(
のち
)
になつて
振返
(
ふりかへ
)
つてみると、
彼女
(
かのぢよ
)
は
彼
(
かれ
)
の
作品
(
さくひん
)
と
実際
(
じつさい
)
の
手紙
(
てがみ
)
によつて
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
細
(
こま
)
かいところになると、
昔
(
むかし
)
から
多少
(
たしよう
)
、
別々
(
べつ/\
)
の
意見
(
いけん
)
はあつても、
大體
(
だいたい
)
かういふふうに、
意見
(
いけん
)
が
一致
(
いつち
)
してゐます。ところが、
私
(
わたし
)
にいはせると、
意味
(
いみ
)
が
大
(
だい
)
ぶん
違
(
ちが
)
つて
來
(
き
)
ます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
予
(
よ
)
はこれに
對
(
たい
)
して
全
(
まつた
)
く
反對
(
はんたい
)
の
意見
(
いけん
)
をもつてゐる。
今
(
いま
)
試
(
こゝろ
)
みにこれを
述
(
の
)
べて
世
(
よ
)
の
批評
(
ひへう
)
を
乞
(
こ
)
ひたいと
思
(
おも
)
ふ
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
どうした
物
(
もの
)
と
考
(
かんが
)
へ、
困
(
こま
)
つたものと
歎
(
なげ
)
き、はては
意見
(
いけん
)
に
小言
(
こゞと
)
を
交
(
ま
)
ぜて
或
(
あ
)
る
日
(
ひ
)
さまざま
言
(
い
)
ひ
聞
(
き
)
かせぬ。
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
しかし
小父
(
おじ
)
はまごつかなかった。クリストフが
手
(
て
)
をたたいて、
喜
(
よろこ
)
んでまわりをはねまわるのを
見
(
み
)
ながら、人がよさそうに笑っていた。そしていつもの
意見
(
いけん
)
をもち
出
(
だ
)
した。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
水谷氏
(
みづたにし
)
も、
余等
(
よら
)
も、
彌生式
(
やよひしき
)
に
就
(
つい
)
ては、
意見
(
いけん
)
を
發表
(
はつぺう
)
せず、
又
(
また
)
別
(
べつ
)
に
有
(
いう
)
して
居
(
を
)
らなかつた
時代
(
じだい
)
である。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
兩親
(
りやうしん
)
や
兄
(
あに
)
の
意見
(
いけん
)
などは、
蘆
(
あし
)
を
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
ほども
身
(
み
)
に
染
(
し
)
みないで、
朋輩
(
ほうばい
)
同士
(
どうし
)
には、
何事
(
なにごと
)
にも、
直
(
ぢ
)
きに
其
(
そ
)
の、
己
(
おれ
)
が
己
(
おれ
)
ががついて
𢌞
(
まは
)
つて、あゝ、
世
(
よ
)
が
世
(
よ
)
ならばな、と
口癖
(
くちぐせ
)
のやうに
云
(
い
)
ふ。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
著者
(
ちよしや
)
が
七年前
(
しちねんぜん
)
に
見
(
み
)
たときは、つぎの
大噴火
(
だいふんか
)
は、
或
(
あるひ
)
は
十年
(
じゆうねん
)
以内
(
いない
)
ならんかとの
意見
(
いけん
)
が
多
(
おほ
)
かつたが、この
年
(
とし
)
の
九月三十日
(
くがつさんじゆうにち
)
に
見
(
み
)
たときは、
大噴火
(
だいふんか
)
の
時機
(
じき
)
切迫
(
せつぱく
)
してゐるように
思
(
おも
)
はれた。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
女子教育上
(
ぢよしけういくじやう
)
の
意見
(
いけん
)
としては
別段
(
べつだん
)
に
申上
(
まをしあげ
)
ることも
御在
(
ござ
)
ませんが、
唯
(
た
)
だ
私
(
わたくし
)
が一
昨年
(
さくねん
)
の
春
(
はる
)
此
(
こ
)
の
女子英學塾
(
ぢよしえいがくじゆく
)
を
開
(
ひら
)
いてから
以來
(
いらい
)
、
種々
(
いろ/\
)
今日
(
こんにち
)
の
女子
(
ぢよし
)
即
(
すなは
)
ち
女學生
(
ぢよがくせい
)
に
就
(
つい
)
て
經驗
(
けいけん
)
した
事
(
こと
)
がありますから
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
『
昨日
(
きのふ
)
我々
(
われ/\
)
は
那麼
(
あんな
)
に
話
(
はな
)
したのですが、
何
(
なに
)
を
俄
(
にはか
)
に
御立腹
(
ごりつぷく
)
で、
絶交
(
ぜつかう
)
すると
有仰
(
おつしや
)
るのです、
何
(
なに
)
か
其
(
そ
)
れとも
氣
(
き
)
に
障
(
さは
)
ることでも
申
(
まを
)
しましたか、
或
(
あるひ
)
は
貴方
(
あなた
)
の
意見
(
いけん
)
と
合
(
あ
)
はん
考
(
かんがへ
)
を
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
したので?』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
こののちひでりがあっても困らないようにと、おじいさんの
意見
(
いけん
)
で井戸は大きく、ふかく掘りました。みかん掘りといわれる通り、みかんのような形に中がひろがっている井戸です。
柿の木のある家
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
「それじゃ
我々
(
われわれ
)
偉
(
えら
)
い
方々
(
かたがた
)
が
何
(
なに
)
かものを
言
(
い
)
う
時
(
とき
)
でも
意見
(
いけん
)
を
出
(
だ
)
しちゃいけないぜ。」
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
學者
(
がくしや
)
の
間
(
あひだ
)
にも
種々
(
しゆ/″\
)
意見
(
いけん
)
がありまして、ある
學者
(
がくしや
)
は、
人間
(
にんげん
)
が
手
(
て
)
を
加
(
くは
)
へて
造
(
つく
)
つたものであるといひ、またある
學者
(
がくしや
)
は、いや
自然
(
しぜん
)
に
石
(
いし
)
がぶつかったり、
何
(
なに
)
かの
機會
(
きかい
)
に
出來
(
でき
)
たにすぎないものだといふ。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
島本医師
(
しまもといし
)
の
意見
(
いけん
)
でも、またあとできた
市警
(
しけい
)
の
医師
(
いし
)
の
意見
(
いけん
)
でも
死
(
し
)
んだのは
前日
(
ぜんじつ
)
の
夕方
(
ゆうがた
)
からかけて九
時頃
(
じごろ
)
までの
間
(
あいだ
)
らしい。
大輪
(
たいりん
)
の
花
(
はな
)
をつけたぼたんの
鉢
(
はち
)
が、
金魚鉢
(
きんぎょばち
)
にほど
近
(
ちか
)
い
庭石
(
にわいし
)
の
上
(
うえ
)
にのせてあつた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
「ごもっともな
意見
(
いけん
)
です。その
方針
(
ほうしん
)
で、かならず
逮捕
(
たいほ
)
してみせます」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
「
幾
(
いく
)
百
里
(
り
)
か、
飛
(
と
)
んでいって、それが
無
(
な
)
いといって
帰
(
かえ
)
ってくることができるだろうか?」と、
B
(
ビー
)
がんが、むしろ、
反対
(
はんたい
)
の
意見
(
いけん
)
をもらしました。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、
可児才蔵
(
かにさいぞう
)
が
肩
(
かた
)
をならべてゆきながら、
酒
(
さけ
)
の
匂
(
にお
)
いのたえない井上大九郎に、しきりと
意見
(
いけん
)
していた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
石之助
(
いしのすけ
)
其夜
(
そのよ
)
はをとなしく、
新年
(
はる
)
は
明日
(
あす
)
よりの三ヶ
日
(
にち
)
なりとも、
我
(
わ
)
が
家
(
いへ
)
にて
祝
(
いは
)
ふべき
筈
(
はづ
)
ながら
御存
(
ごぞん
)
じの
締
(
しま
)
りなし、
堅
(
かた
)
くるしき
袴
(
はかま
)
づれに
挨拶
(
あいさつ
)
も
面倒
(
めんどう
)
、
意見
(
いけん
)
も
實
(
じつ
)
は
聞
(
きゝ
)
あきたり
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
けれども、
今日
(
こんにち
)
迄
(
まで
)
宗助
(
そうすけ
)
は、
小六
(
ころく
)
に
對
(
たい
)
して
意見
(
いけん
)
がましい
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
つた
事
(
こと
)
もなければ、
將來
(
しやうらい
)
に
就
(
つい
)
て
注意
(
ちゆうい
)
を
與
(
あた
)
へた
事
(
こと
)
もなかつた。
彼
(
かれ
)
の
弟
(
おとうと
)
に
對
(
たい
)
する
待遇
(
たいぐう
)
方
(
はう
)
はたゞ
普通
(
ふつう
)
凡庸
(
ぼんよう
)
のものであつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
送
(
おく
)
り居たり然るに
嘉川主税之助
(
かがはちからのすけ
)
は惣右衞門に永の暇を遣してより今は
意見
(
いけん
)
する者なく
益々
(
ます/\
)
惡事
(
あくじ
)
増長
(
ぞうちやう
)
なし藤五郎を
彌々
(
いよ/\
)
干殺
(
ほしころ
)
さんと
嚴
(
きび
)
しく
食止
(
しよくどめ
)
をし其上弟藤三郎當年
僅
(
わづ
)
か五歳に成を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『
昨日
(
きのう
)
我々
(
われわれ
)
はあんなに
話
(
はな
)
したのですが、
何
(
なに
)
を
俄
(
にわか
)
に
御立腹
(
ごりっぷく
)
で、
絶交
(
ぜっこう
)
すると
有仰
(
おっしゃ
)
るのです、
何
(
なに
)
かそれとも
気
(
き
)
に
障
(
さわ
)
ることでも
申
(
もう
)
しましたか、
或
(
あるい
)
は
貴方
(
あなた
)
の
意見
(
いけん
)
と
合
(
あ
)
わん
考
(
かんがえ
)
を
云
(
い
)
い
出
(
だ
)
したので?』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
人
(
ひと
)
或
(
ある
)
ひはわが
輩
(
はい
)
のこの
意見
(
いけん
)
を
以
(
もつ
)
て、つまらぬ
些事
(
さじ
)
に
拘泥
(
こうでい
)
するものとし
或
(
ある
)
ひは
時勢
(
じせい
)
に
通
(
つう
)
ぜざる
固陋
(
ころう
)
の
僻見
(
へきけん
)
とするものあらば、わが
輩
(
はい
)
は
甘
(
あま
)
んじてその
譏
(
そしり
)
を
受
(
う
)
けたい。そして
謹
(
つゝし
)
んでその
教
(
をし
)
へを
受
(
う
)
けたい。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
議会
(
ぎかい
)
があって、
政党
(
せいとう
)
というものが、おたがいに
政治
(
せいじ
)
のやりかたや、
意見
(
いけん
)
のうえであらそい、せんきょによって
勝
(
か
)
ったほうの
政党
(
せいとう
)
が
国
(
くに
)
の
政治
(
せいじ
)
をやるしくみになっているときかされましたが、
諭吉
(
ゆきち
)
には
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
と、
意見
(
いけん
)
をもうしあげました。
いさましい ちびの仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「
軍人
(
ぐんじん
)
にか、それはいい。おまえは、
脊
(
せ
)
は
低
(
ひく
)
いが、なかなか
強情
(
ごうじょう
)
だから、いい
軍人
(
ぐんじん
)
になれるだろう。」と
親方
(
おやかた
)
は、
達吉
(
たつきち
)
の
意見
(
いけん
)
に、
反対
(
はんたい
)
しませんでした。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また、
折
(
おり
)
ふし
訪
(
おとず
)
れた
白髯
(
はくぜん
)
の
高士
(
こうし
)
の
意見
(
いけん
)
もここに
加
(
くわ
)
わっているのである。その高野の僧の名は明かしがたいが、高士の名はあかしてもよい。それは、
鞍馬
(
くらま
)
の
隠士
(
いんし
)
僧正谷
(
そうじょうがたに
)
の
果心居士
(
かしんこじ
)
である。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そんなに
意見
(
いけん
)
しなければならない
程
(
ほど
)
飮
(
の
)
むのか」と
宗助
(
そうすけ
)
は
少
(
すこ
)
し
案外
(
あんぐわい
)
な
顏
(
かほ
)
をした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
たとい
我々
(
われわれ
)
の
意見
(
いけん
)
が
何
(
ど
)
の
位
(
くらい
)
違
(
ちが
)
っても、ここに
我々
(
われわれ
)
の一
致
(
ち
)
する
所
(
ところ
)
があるのです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
と
祕
(
ひ
)
しかくして
宥
(
なだ
)
めてみつ
賺
(
すか
)
してみつ
意見
(
いけん
)
に
手
(
て
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
委細
(
ゐさい
)
に聞て其場へ立出
樣々
(
さま/″\
)
諫
(
いさ
)
め
賺
(
す
)
かせし末
畢竟
(
ひつきやう
)
花街
(
くるわ
)
の小夜衣とか云
娼妓
(
おいらん
)
も長庵とは
伯父
(
をぢ
)
姪
(
めひ
)
とかの中成なれば一ツ
穴
(
あな
)
の
貉
(
むじな
)
ならん然すれば勿々
油斷
(
ゆだん
)
は
成
(
なら
)
ず
旁々
(
かた/″\
)
以て小夜衣が事は
判然
(
さつぱり
)
思ひ
切
(
きり
)
再度
(
ふたゝび
)
廓
(
くるわ
)
へ
行
(
ゆか
)
れぬ樣此久八が願ひなりと
猶
(
なほ
)
眞實
(
しんじつ
)
に
委曲
(
こま/″\
)
との
意見
(
いけん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その
責任
(
せきにん
)
なら、
死
(
し
)
なれたお
父
(
とう
)
さんにあるのだよ、
家
(
いえ
)
のことは、なんでもお
父
(
とう
)
さんの
意見
(
いけん
)
できめたのだからね。
金歯
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
縱令
(
たとひ
)
我々
(
われ/\
)
の
意見
(
いけん
)
が
何
(
ど
)
の
位
(
くらゐ
)
違
(
ちが
)
つても、
此
(
こゝ
)
に
我々
(
われ/\
)
の一
致
(
ち
)
する
所
(
ところ
)
があるのです。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
悼
(
いた
)
まぬならねど
主
(
しゆ
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
猶
(
なほ
)
さらに
氣
(
き
)
づかはしく
陰
(
かげ
)
になり
日向
(
ひなた
)
になり
意見
(
いけん
)
の
數々
(
かず/\
)
貫
(
つらぬ
)
きてや
今日
(
けふ
)
此頃
(
このごろ
)
の
袖
(
そで
)
のけしき
涙
(
なみだ
)
も
心
(
こゝろ
)
も
晴
(
は
)
れゆきて
縁
(
えん
)
にもつくべし
嫁
(
よめ
)
にも
行
(
ゆ
)
かんと
言出
(
いひい
)
でし
詞
(
ことば
)
に
心
(
こゝろ
)
うれしく
七年越
(
しちねんご
)
しの
苦
(
く
)
も
消
(
き
)
えて
夢安
(
ゆめやす
)
らかに
寢
(
ね
)
る
夜
(
よ
)
幾夜
(
いくよ
)
ある
明方
(
あけがた
)
の
風
(
かぜ
)
あらく
枕
(
まくら
)
ひいやりとして
眼覺
(
めさむ
)
れば
縁側
(
えんがは
)
の
雨戸
(
あまど
)
一枚
(
いちまい
)
はづれて
並
(
なら
)
べし
床
(
とこ
)
は
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
三
人
(
にん
)
は、
思
(
おも
)
い、
思
(
おも
)
いの
意見
(
いけん
)
をいいましたが、
私
(
わたし
)
は、またしても
孝
(
こう
)
ちゃんの
哀
(
あわ
)
れな
姿
(
すがた
)
が
目
(
め
)
に
浮
(
う
)
かんだのでした。
草原の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああ、みんなが一
度
(
ど
)
ずつやってみようよ。そして
当
(
あ
)
たらなかったら、一、二、三で、いっしょに
投
(
な
)
げることにしよう。」と、
真坊
(
しんぼう
)
が、
意見
(
いけん
)
を
持
(
も
)
ち
出
(
だ
)
しました。
真坊と和尚さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「よく
知
(
し
)
った
人
(
ひと
)
なら、
入
(
い
)
れるかもしれませんけれど、お
湯
(
ゆ
)
などへ、おあしを
持
(
も
)
たずに、いく
人
(
ひと
)
はありません。」と、おかあさんは、おじいさんの
意見
(
いけん
)
に、
賛成
(
さんせい
)
でした。
かたい大きな手
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「それで、どうしたらいいの?」と、
善
(
ぜん
)
ちゃんは、おばさんの
意見
(
いけん
)
を
聞
(
き
)
いたのでありました。
草原の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんは
意見
(
いけん
)
をしてやろうと
思
(
おも
)
いましたが、このようすではなにをいっても、いまはこの
男
(
おとこ
)
の
耳
(
みみ
)
にはいらないと
思
(
おも
)
いましたので、
明日
(
あす
)
酔
(
よ
)
いのさめているときにするつもりで
いいおじいさんの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
兄
(
あに
)
のところへ、
友
(
とも
)
だちが、たずねてくると、しぜんと
生活
(
せいかつ
)
の
感想
(
かんそう
)
や、
世間
(
せけん
)
の
様相
(
ようそう
)
が
話
(
はなし
)
にのぼりました。
兄
(
あに
)
のこれらの
意見
(
いけん
)
も、このくつをはいて、あるくうちに
得
(
え
)
られた
体験
(
たいけん
)
でありましょう。
兄の声
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こうして
意見
(
いけん
)
がまちまちであったので、
彼
(
かれ
)
らは、そのまま
先
(
さき
)
へ
飛
(
と
)
んでいくこともできずに、すすきの
生
(
は
)
えている
上
(
うえ
)
の
空
(
そら
)
を、二、三べんもぐるぐるまわって、
話
(
はな
)
し
合
(
あ
)
っていましたが、こんなことに
すずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いい
人
(
ひと
)
だったけれど、あんまり
話
(
はなし
)
がちょうしよくて、
信用
(
しんよう
)
がされなかった。」という
意見
(
いけん
)
もありました。そんなやさきへ、
小
(
ちい
)
さなはこが、おじさんの
遺族
(
いぞく
)
から、ぼくのところへとどけられたのです。
緑色の時計
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“意見”で始まる語句
意見立