“夢安”の読み方と例文
読み方割合
ゆめやす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悼(いた)まぬならねど主(しゆ)の身(み)の上(うへ)猶(なほ)さらに氣(き)づかはしく陰(かげ)になり日向(ひなた)になり意見(いけん)の數々(かず/\)貫(つらぬ)きてや今日(けふ)此頃(このごろ)の袖(そで)のけしき涙(なみだ)も心(こゝろ)も晴(は)れゆきて縁(えん)にもつくべし嫁(よめ)にも行(ゆ)かんと言出(いひい)でし詞(ことば)に心(こゝろ)うれしく七年越(しちねんご)しの苦(く)も消(き)えて夢安(ゆめやす)らかに寢(ね)る夜(よ)幾夜(いくよ)ある明方(あけがた)の風(かぜ)あらく枕(まくら)ひいやりとして眼覺(めさむ)れば縁側(えんがは)の雨戸(あまど)一枚(いちまい)はづれて並(なら)べし床(とこ)は
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)