“干殺”の読み方と例文
読み方割合
ほしころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
與へ干殺ほしころさんとこそたくみけれされ無慚むざんなるかな藤五郎は其身不行跡ふぎやうせきとは云ながらわづか三でふ座敷牢ざしきらう押籠おしこめられ炎暑えんしよの甚はだしきをもしのぎかね些々さゝたる庇間ひあはひの風を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
私の身体からだをお前に遣るから、生爪をいで火でくとも、さかさに釣って干殺ほしころすとも、ずたずたにって肉をくらうとも、血を絞ってすするとも、お前の手で出来るだけのことをして、どうでもして堪忍せよ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おくり居たり然るに嘉川主税之助かがはちからのすけは惣右衞門に永の暇を遣してより今は意見いけんする者なく益々ます/\惡事あくじ増長ぞうちやうなし藤五郎を彌々いよ/\干殺ほしころさんときびしく食止しよくどめをし其上弟藤三郎當年わづか五歳に成を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)