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干殺
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ほしころ
ふりがな文庫
“
干殺
(
ほしころ
)” の例文
與へ
干殺
(
ほしころ
)
さんとこそ
巧
(
たく
)
みけれ
然
(
され
)
ば
無慚
(
むざん
)
なるかな藤五郎は其身
不行跡
(
ふぎやうせき
)
とは云ながら
僅
(
わづ
)
か三
疊
(
でふ
)
の
座敷牢
(
ざしきらう
)
に
押籠
(
おしこめ
)
られ
炎暑
(
えんしよ
)
の甚はだしきをも
凌
(
しの
)
ぎかね
些々
(
さゝ
)
たる
庇間
(
ひあはひ
)
の風を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
私の
身体
(
からだ
)
をお前に遣るから、生爪を
剥
(
は
)
いで火で
焚
(
や
)
くとも、
逆
(
さかさ
)
に釣って
干殺
(
ほしころ
)
すとも、ずたずたに
斬
(
き
)
って肉を
啖
(
くら
)
うとも、血を絞って
啜
(
すす
)
るとも、お前の手で出来るだけのことをして、どうでもして堪忍せよ。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
送
(
おく
)
り居たり然るに
嘉川主税之助
(
かがはちからのすけ
)
は惣右衞門に永の暇を遣してより今は
意見
(
いけん
)
する者なく
益々
(
ます/\
)
惡事
(
あくじ
)
増長
(
ぞうちやう
)
なし藤五郎を
彌々
(
いよ/\
)
干殺
(
ほしころ
)
さんと
嚴
(
きび
)
しく
食止
(
しよくどめ
)
をし其上弟藤三郎當年
僅
(
わづ
)
か五歳に成を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
恐
(
おそ
)
れながら一通り申上べし當代主税之助樣は誠に
驚
(
おどろ
)
き入たる御方にて己が實子に
迷
(
まよ
)
ひ平助樣御實子の御二方樣を
非道
(
ひだう
)
になされ殊に藤五郎樣へは食物を
止
(
とゞ
)
めて
干殺
(
ほしころ
)
さんと成され又藤三郎樣の
未
(
いまだ
)
御幼少者
(
おちひさいもの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
“干”で始まる語句
干
干乾
干戈
干潟
干物
干支
干瓢
干渉
干魚
干上