“ほしころ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
干殺40.0%
乾殺40.0%
飢殺20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の身体からだをお前に遣るから、生爪をいで火でくとも、さかさに釣って干殺ほしころすとも、ずたずたにって肉をくらうとも、血を絞ってすするとも、お前の手で出来るだけのことをして、どうでもして堪忍せよ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
不在を幸いにたっ一人いちにんの老母に少しも食事を与えませず、ついには母を乾殺ほしころそうという悪心を起して、三日半程湯茶さえ与えず、母を苦しめました
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
おきわを土蔵のなかに封じ籠めてしまったものの、まさかに飢殺ほしころすわけにも行かないので、三度の食物は寮番が運んでいた。
半七捕物帳:20 向島の寮 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)