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先生
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せんせい
ふりがな文庫
“
先生
(
せんせい
)” の例文
鐘
(
かね
)
が
鳴
(
な
)
ると、
生徒
(
せいと
)
らは、
先
(
さき
)
を
争
(
あらそ
)
って
廊下
(
ろうか
)
から
外
(
そと
)
へとかけ
出
(
だ
)
しました。そのとき、
良
(
りょう
)
一は、
先生
(
せんせい
)
が
教員室
(
きょういんしつ
)
へいかれる
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
ったのです。
僕が大きくなるまで
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
女中
(
ねえ
)
や、お
手柔
(
てやはら
)
かに
頼
(
たの
)
むぜ。」と
先生
(
せんせい
)
の
言葉
(
ことば
)
の
下
(
した
)
に、ゑみわれたやうな
顏
(
かほ
)
をして、「
惚
(
ほ
)
れた
證據
(
しようこ
)
だわよ。」やや、と
皆
(
みな
)
が
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
る。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
其
(
そ
)
の
先生
(
せんせい
)
が
私
(
わたし
)
どもに
教
(
をし
)
へたから、
其
(
そ
)
の
先生
(
せんせい
)
を
龜
(
かめ
)
ノ
子
(
こ
)
先生
(
せんせい
)
ッて
呼
(
よ
)
んだのさ』と
海龜
(
うみがめ
)
は
腹立
(
はらだゝ
)
しげに
云
(
い
)
つて、『
眞個
(
ほんとう
)
にお
前
(
まへ
)
は
鈍物
(
どん
)
だね!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「
先生
(
せんせい
)
さん
戯談
(
じやうだん
)
いつて、なあにわしや
爺樣
(
ぢいさま
)
に
打
(
ぶ
)
たれたんでさ」
勘次
(
かんじ
)
は
只管
(
ひたすら
)
に
醫者
(
いしや
)
の
前
(
まへ
)
に
追求
(
つゐきう
)
の
壓迫
(
あつぱく
)
から
遁
(
のが
)
れようとするやうにいつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
先生
(
せんせい
)
を
訪
(
と
)
ふた、
翌日
(
よくじつ
)
でした、
使者
(
しゝや
)
が
手紙
(
てがみ
)
を
持
(
もつ
)
て
來
(
き
)
て
今
(
いま
)
から
生徒
(
せいと
)
十
數名
(
すうめい
)
を
連
(
つ
)
れて
遠足
(
ゑんそく
)
にゆくが
君
(
きみ
)
も
仲間
(
なかま
)
に
加
(
くは
)
はらんかといふ
誘引
(
さそひ
)
です。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
二か
月
(
げつ
)
ぶりにあった
先生
(
せんせい
)
に、
諭吉
(
ゆきち
)
は、
中津
(
なかつ
)
であったいろいろなことをほうこくし、かりた
原書
(
げんしょ
)
をうつしてしまったこともはなしました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
そのことをお
話
(
はなし
)
するのには、
今
(
いま
)
一人
(
ひとり
)
、
赤人
(
あかひと
)
の
先輩
(
せんぱい
)
とも、
先生
(
せんせい
)
ともいはなければならない、
柿本人麿
(
かきのもとのひとまろ
)
のことを
申
(
まを
)
さねばなりません。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
そこで『
立派
(
りつぱ
)
なユーモリスト』なる
澁
(
しぶ
)
六
先生
(
せんせい
)
之
(
これ
)
に
和
(
わ
)
して、『
世界中
(
せかいぢう
)
のひつくりかへる
旦
(
あした
)
かな』とやつたんだ。どうだ
分
(
わか
)
つたか。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
茲
(
こゝ
)
に一
大
(
だい
)
事件
(
じけん
)
が
出來
(
しゆつたい
)
した、それは
他
(
ほか
)
でもない、
丁度
(
ちやうど
)
此
(
この
)
船
(
ふね
)
に
米國
(
ベイこく
)
の
拳鬪
(
けんとう
)
の
達人
(
たつじん
)
とかいふ
男
(
をとこ
)
が
乘合
(
のりあは
)
せて
居
(
を
)
つたが、
此
(
この
)
噂
(
うわさ
)
を
耳
(
みゝ
)
にして
先生
(
せんせい
)
心安
(
こゝろやす
)
からず
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そのうち
霜島正一郎
(
しもじましよういちろう
)
先生
(
せんせい
)
の
手
(
て
)
になつたものもありますが、
便宜上
(
べんぎじよう
)
私
(
わたし
)
の
描
(
か
)
いた
拙
(
まづ
)
い
素人畫
(
しろうとが
)
もたくさんあるのは、おゆるしを
願
(
ねが
)
ふほかはありません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
おなじく、
深
(
ふか
)
い
罅
(
ひゞ
)
のはいつた
肉體
(
からだ
)
をもつてゐるわたしは、これから
海
(
うみ
)
に
行
(
ゆ
)
かうとしてゐたので、一つはしばらく
先生
(
せんせい
)
にもお
目
(
め
)
に
懸
(
かゝ
)
れまいと
思
(
おも
)
つて。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
ナイフは
真珠貝
(
しんじゅがい
)
の
柄
(
え
)
のついた
綺麗
(
きれい
)
なものだったし、一ルーブリ
銀貨
(
ぎんか
)
はのっぴきならぬ
用
(
よう
)
にいるのであった。で、
先生
(
せんせい
)
のところへいいつけに
行
(
い
)
った。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
おもへば
四年
(
よとせ
)
の昔なりけり、
南翠氏
(
なんすゐし
)
と
共
(
とも
)
に
学海先生
(
がくかいせんせい
)
の
此
(
こ
)
の
別荘
(
べつさう
)
をおとづれ、朝より
夕
(
ゆふ
)
まで
何
(
なに
)
くれと
語
(
かた
)
らひたる
事
(
こと
)
ありけり、
其時
(
そのとき
)
先生
(
せんせい
)
左
(
さ
)
の
詩
(
し
)
を
示
(
しめ
)
さる。
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
ジャンセエニュ
先生
(
せんせい
)
は高い
椅子
(
いす
)
に
姿勢
(
しせい
)
を
真直
(
まっすぐ
)
にして
腰掛
(
こしか
)
けていらっしゃいます。
厳格
(
げんかく
)
ですけれど、
優
(
やさ
)
しい
先生
(
せんせい
)
です。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
「おいらはおいらの
弟子
(
でし
)
よ。
絵
(
え
)
かきに
師匠
(
ししょう
)
や
先生
(
せんせい
)
なんざ、
足手
(
あしで
)
まといになるばッかりで、
物
(
もの
)
の
役
(
やく
)
にゃ
立
(
た
)
たねえわな」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
あゝいふ
先生
(
せんせい
)
に
教育
(
けういく
)
されるのだと
思
(
おも
)
ふと、いよいよ
我々
(
われ/\
)
は、
婦人
(
ふじん
)
のために、
讀書
(
どくしよ
)
の
必要
(
ひつえう
)
を
思
(
おも
)
はざるを
得
(
え
)
ない。
読書の態度
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「お房や、些と
先生
(
せんせい
)
をお起し申し上げたら
可
(
い
)
いじやないか。だツて、もうお午だよ。」と甘ツたるいやうな、それでゐて
疳高
(
かんだか
)
い聲がする。お房の母親の聲だ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
とつて
返
(
かへ
)
して
助
(
たす
)
け
出
(
だ
)
さうとする
中
(
うち
)
、
主要動
(
しゆようどう
)
のために
家屋
(
かおく
)
は
崩壞
(
ほうかい
)
し
始
(
はじ
)
めたので、
東湖
(
とうこ
)
は
突差
(
とつさ
)
に
母堂
(
ぼどう
)
を
屋外
(
おくがい
)
へ
抛
(
はう
)
り
出
(
だ
)
した
瞬間
(
しゆんかん
)
、
家屋
(
かおく
)
は
全
(
まつた
)
く
先生
(
せんせい
)
を
壓伏
(
あつぷく
)
してしまつたが
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
早くも
胡散
(
うさん
)
な奴と知ったゆえ、二度目に駕籠脇へ近よろうとした前、
篠崎竹雲斎
(
しのぎきちくうんさい
)
先生
(
せんせい
)
お
直伝
(
じきでん
)
の兵法をちょっと小出しに致して、ぴたり駕籠の天井に吸いついていたのじゃよ
旗本退屈男:02 第二話 続旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
あがめ
奉
(
たてまつ
)
る
先生
(
せんせい
)
でも
雪
(
ゆき
)
や
雨
(
あめ
)
には
勿論
(
もちろん
)
の
事
(
こと
)
、三
度
(
ど
)
に一
度
(
ど
)
はお
斷
(
ことわ
)
りが
常
(
つね
)
のものなり、それを
何
(
なん
)
ぞや
駄々
(
だヾ
)
つ
子
(
こ
)
樣
(
さま
)
の
御機嫌
(
ごきげん
)
とり/″\、
此本
(
このほん
)
一
冊
(
さつ
)
よみ
終
(
おは
)
らば
御褒美
(
ごはうび
)
には
何
(
なに
)
を
參
(
まい
)
らせん
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「一
人
(
り
)
なら
行
(
い
)
きたくないのよ。
先生
(
せんせい
)
のものとして、
連
(
つ
)
れてつてほしいのよ。」I
子
(
こ
)
は
答
(
こた
)
へた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
先生は
常州
(
じやうしう
)
、水戸の産なり、その
伯
(
はく
)
疾
(
や
)
み、その
仲
(
ちう
)
は
夭
(
えう
)
す。
先生
(
せんせい
)
夙夜
(
しゆくや
)
膝下
(
しつか
)
に
陪
(
ばい
)
し
戦々兢々
(
せんせんきようきよう
)
たり。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その時のぼくの
先生
(
せんせい
)
のオリバー
教授
(
きょうじゅ
)
というのは、じつに
根性
(
こんじょう
)
のまがった男で、
学者
(
がくしゃ
)
のくせに
学問
(
がくもん
)
や
実験
(
じっけん
)
に身を入れないで、
世間
(
せけん
)
のひょうばんや
名声
(
めいせい
)
ばかりに気をとられているのだ。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
打けるにウンと言て其
儘
(
まゝ
)
悶絶
(
もんぜつ
)
なせしかば茂助は驚き
先生
(
せんせい
)
苛酷
(
ひどい
)
ことをされたり夫では爰には居ぬに
違
(
ちが
)
ひも有めへ
敵
(
かたき
)
は
幸手
(
さつて
)
の三五郎と知れて
居
(
ゐる
)
からは先々親分の死骸を葬り相手に油斷を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
唯
(
たゞ
)
僕
(
ぼく
)
が
心配
(
しんぱい
)
でならぬは
家内
(
かない
)
の
眼
(
め
)
——
眼
(
め
)
だ。
殊
(
こと
)
に
頬
(
ほう
)
が
紅
(
べに
)
を
點
(
さ
)
した
樣
(
よう
)
になつて
呼吸
(
こきう
)
が
忙
(
せわ
)
しくなる。
僕
(
ぼく
)
之
(
これ
)
を
見
(
み
)
るのが
實
(
じつ
)
に
辛
(
つら
)
い。
先生
(
せんせい
)
は
家内
(
かない
)
と
同
(
おな
)
じ
疾
(
やまい
)
のものが
挑動
(
いらだ
)
つ
時
(
とき
)
の
呼吸
(
こきう
)
を
聞
(
きい
)
た
事
(
こと
)
があるかネ。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
銀価
(
ぎんか
)
の
下落
(
げらく
)
を
心配
(
しんぱい
)
する
苦労性
(
くらうしやう
)
、
月給
(
げつきふ
)
の
減額
(
げんがく
)
に
気
(
き
)
を
揉
(
も
)
む
神経
(
しんけい
)
先生
(
せんせい
)
、
若
(
もし
)
くは
身躰
(
からだ
)
にもてあます
食
(
しよく
)
もたれの
豚
(
ぶた
)
の
子
(
こ
)
、
無暗
(
むやみ
)
に
首
(
くび
)
を
掉
(
ふ
)
りたがる
張子
(
はりこ
)
の
虎
(
とら
)
、
来
(
きた
)
つて此
説法
(
せつぱう
)
を
聴聞
(
ちやうもん
)
し而してのち
文学者
(
ぶんがくしや
)
となれ。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
末子
(
すゑこ
)
は
學校
(
がくかう
)
の
先生
(
せんせい
)
から
手工
(
しゆこう
)
を
習
(
なら
)
ひませう、
自分
(
じぶん
)
で
紙
(
かみ
)
の
箱
(
はこ
)
などを
造
(
つく
)
るのは、
上手
(
じやうず
)
に
出來
(
でき
)
ても
出來
(
でき
)
なくても、
樂
(
たのし
)
みなものでせう。
父
(
とう
)
さんが
自分
(
じぶん
)
で
凧
(
たこ
)
を
造
(
つく
)
つたのは、
丁度
(
ちやうど
)
お
前達
(
まへたち
)
の
手工
(
しゆこう
)
の
樂
(
たのし
)
みでしたよ。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
先生
(
せんせい
)
を他国の人と
眼解
(
みてとり
)
欺
(
あざむき
)
てたばこの火を
借
(
かり
)
たるならん、
可憎々々
(
にくむべし/\
)
「
否々
(
いや/\
)
にくむべからず、
吾
(
われ
)
たばこの火を
借
(
かし
)
て美人にえん(烟縁)をむすびし」と
戯言
(
たはふれ
)
ければ、岩居
手
(
て
)
を拍て大に笑ひ、先生
誤
(
あやまて
)
り
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
昔
(
むかし
)
、「う」のお
母
(
かあ
)
さんが
子供
(
こども
)
を
産
(
う
)
む
時
(
とき
)
、
近所
(
きんじよ
)
に
火事
(
くわじ
)
があつたんで、たべかけてゐた
魚
(
さかな
)
を「う
呑
(
のみ
)
」にして
迯
(
にげ
)
だしたさうです。ほんとだかどうだか
知
(
し
)
りません。うそだと
思
(
おも
)
つたら
先生
(
せんせい
)
に
訊
(
き
)
いてごらん。
コドモノスケッチ帖:動物園にて
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
月
野
(
の
)
先生
(
せんせい
)
は なんとおつしやるんですか
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
先生
(
せんせい
)
と
生徒
(
せいと
)
の
大喧嘩
(
おおげんくわ
)
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
たとえば、きかん
坊主
(
ぼうず
)
の
秀吉
(
ひできち
)
が、
先生
(
せんせい
)
にしかられて、この
運動場
(
うんどうじょう
)
に
立
(
た
)
たされたとき、
彼
(
かれ
)
は
悲
(
かな
)
しくなって、
泣
(
な
)
き
出
(
だ
)
しそうになりました。
学校の桜の木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『
時間
(
じかん
)
がなかつたんだもの』と
云
(
い
)
つてグリフォンは、『でも、
私
(
わたし
)
は
古典學
(
こてんがく
)
の
先生
(
せんせい
)
の
所
(
ところ
)
へ
行
(
ゆ
)
きました。
先生
(
せんせい
)
は
年老
(
としと
)
つた
蟹
(
かに
)
でした、
全
(
まつた
)
く』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「だから
僕
(
ぼく
)
、さういつたんだ、いゝえ、あの、
先生
(
せんせい
)
、さうではないの。
人
(
ひと
)
も、
猫
(
ねこ
)
も、
犬
(
いぬ
)
も、それから
熊
(
くま
)
も
皆
(
みんな
)
おんなじ
動物
(
けだもの
)
だつて。」
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
先生
(
せんせい
)
はもうなくなられていたわけですが、
先生
(
せんせい
)
のおくさまと、なつかしい
思
(
おも
)
い
出話
(
でばなし
)
をしているうちに、
夜
(
よ
)
もふけて十
時
(
じ
)
ごろになりました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
先生
(
せんせい
)
の
此等
(
これら
)
の
言葉
(
ことば
)
は
其實
(
そのじつ
)
平凡
(
へいぼん
)
な
説
(
せつ
)
ですけれど、
僕
(
ぼく
)
は
先生
(
せんせい
)
の
生活
(
せいくわつ
)
を
見
(
み
)
て
此等
(
これら
)
の
説
(
せつ
)
を
聞
(
き
)
くと
平凡
(
へいぼん
)
な
言葉
(
ことば
)
に
清新
(
せいしん
)
な
力
(
ちから
)
の
含
(
ふく
)
んで
居
(
ゐ
)
ることを
感
(
かん
)
じました。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
それは
今
(
いま
)
から
五十年程前
(
ごじゆうねんほどまへ
)
に、アメリカから
日本
(
につぽん
)
の
大學
(
だいがく
)
の
教授
(
きようじゆ
)
になつて
來
(
き
)
たモールスといふ
先生
(
せんせい
)
が、
初
(
はじ
)
めてわれ/\に
教
(
をし
)
へてくれたのであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
めっかりました、
先生
(
せんせい
)
。エピファーノフが自分で持ってたんです。ポケットに
穴
(
あな
)
があいてたもんですから、ナイフも
銀貨
(
ぎんか
)
も
長靴
(
ながぐつ
)
ん中へ落ちてたんです。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
「
先生
(
せんせい
)
さん、わたしや
此
(
こ
)
れでもどうしたものでがせうね」お
品
(
しな
)
は
突然
(
とつぜん
)
に
聞
(
き
)
いた。
醫者
(
いしや
)
は
只
(
たゞ
)
口髭
(
くちひげ
)
を
捻
(
ひね
)
つて
默
(
だま
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
髪
(
かみ
)
はひっつめに
結
(
ゆ
)
って、
黒
(
くろ
)
の
肩
(
かた
)
マントをしていらっしゃる、もうそれだけで、
先生
(
せんせい
)
を
敬
(
うやま
)
う
気持
(
きもち
)
がおこると一しょに、
先生
(
せんせい
)
がどことなく
好
(
す
)
きになるのです。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
それを
聽
(
き
)
いた
刹那
(
せつな
)
のわたしは、その
神樣
(
かみさま
)
のやうなことを
仰
(
おつしや
)
る
先生
(
せんせい
)
を、
心
(
こゝろ
)
の
中
(
なか
)
で、
手
(
て
)
をあはせて
拜
(
をが
)
んでゐました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
この
人
(
ひと
)
の
先生
(
せんせい
)
は、
加納諸平
(
かのうもろひら
)
と
同門
(
どうもん
)
の
田中大秀
(
たなかおほひで
)
といふ
飛騨
(
ひだ
)
の
國
(
くに
)
の
學者
(
がくしや
)
でした。その
師匠
(
ししよう
)
を
訪
(
と
)
うた
時
(
とき
)
の
旅行
(
りよこう
)
の
歌
(
うた
)
。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
之
(
これ
)
はひどいと
云
(
い
)
って
夏目先生
(
なつめせんせい
)
に
詰問
(
きつもん
)
したので、
先生
(
せんせい
)
が
滝田
(
たきた
)
さんに
詫
(
わ
)
びの
手紙
(
てがみ
)
を
出
(
だ
)
された
話
(
はなし
)
があります。
夏目先生と滝田さん
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それでも
遊撃手
(
シヨルトストツプ
)
の
位置
(
ゐち
)
に
立
(
た
)
たせたら
本國
(
ほんごく
)
横濱
(
よこはま
)
のアマチユーア
倶樂部
(
くらぶ
)
の
先生
(
せんせい
)
方
(
がた
)
には
負
(
ま
)
けぬ
積
(
つもり
)
で
御坐
(
ござ
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
學校
(
がくかう
)
は
好
(
す
)
きにも
好
(
す
)
きにも
遂
(
つ
)
ひに
世話
(
せわ
)
をやかしたる
事
(
こと
)
なく、
朝
(
あさ
)
めし
喰
(
た
)
べると
馳
(
か
)
け
出
(
だ
)
して三
時
(
じ
)
の
退校
(
ひけ
)
に
道草
(
みちくさ
)
のいたづらした
事
(
こと
)
なく、
自慢
(
じまん
)
では
無
(
な
)
けれど
先生
(
せんせい
)
さまにも
褒
(
ほ
)
め
物
(
もの
)
の
子
(
こ
)
を
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「
大久保
(
おほくぼ
)
のことを、
少
(
すこ
)
し
先生
(
せんせい
)
にお
伺
(
うかが
)
ひしたいと
存
(
ぞん
)
じまして、お
邪魔
(
じやま
)
に
出
(
で
)
ましてございますが、
先生
(
せんせい
)
には
何
(
なに
)
もかもお
解
(
わか
)
りでせうと
思
(
おも
)
ひますけれど。」
姉
(
あね
)
はさう
云
(
い
)
ふ
風
(
ふう
)
に
言
(
い
)
ふのであつた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
叩
(
たゝ
)
きければ八五郎は飛でいで
先生
(
せんせい
)
樣子
(
やうす
)
は如何やと云ながら門の戸
引明
(
ひきあ
)
ければ後藤は
汗
(
あせ
)
を
押拭
(
おしぬぐ
)
ひ
如何
(
いかゞ
)
處
(
どころ
)
か誠に危き事なり亭主貴樣の云し通り今一ト
足
(
あし
)
遲
(
おそ
)
いと間に合ぬ處なりしが
丁度
(
ちやうど
)
間
(
ま
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
先生
(
せんせい
)
を他国の人と
眼解
(
みてとり
)
欺
(
あざむき
)
てたばこの火を
借
(
かり
)
たるならん、
可憎々々
(
にくむべし/\
)
「
否々
(
いや/\
)
にくむべからず、
吾
(
われ
)
たばこの火を
借
(
かし
)
て美人にえん(烟縁)をむすびし」と
戯言
(
たはふれ
)
ければ、岩居
手
(
て
)
を拍て大に笑ひ、先生
誤
(
あやまて
)
り
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
先生
(
せんせい
)
が
御存
(
ごぞん
)
じなかつたら「う」に
聴
(
き
)
いてごらんなさい。
コドモノスケッチ帖:動物園にて
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
「
先生
(
せんせい
)
、
如何
(
いかが
)
でございます」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
“先生”の解説
先生(せんせい)とは、日本語の敬称の一つである。
(出典:Wikipedia)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“先生”で始まる語句
先生方
先生々々
先生金右衛門
先生様
先生振
先生樣
先生達
先生後獲罪