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仕事
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しごと
ふりがな文庫
“
仕事
(
しごと
)” の例文
お
竹
(
たけ
)
は、さもとがめられたように
顔
(
かお
)
を
赤
(
あか
)
くして、なんと
返事
(
へんじ
)
をしていいかわからず、ただ、
下
(
した
)
を
向
(
む
)
きながら
仕事
(
しごと
)
をするばかりでした。
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
知
(
し
)
らねえでどうするもんか。
重
(
しげ
)
さん、おめえの
夜
(
よ
)
あかしの
仕事
(
しごと
)
は、
銭
(
ぜに
)
のたまる
稼
(
かせ
)
ぎじゃなくッて、
色気
(
いろけ
)
のたまる
楽
(
たの
)
しみじゃねえか」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
森山
(
もりやま
)
は、
諭吉
(
ゆきち
)
のねっしんなたのみをきいてはくれましたが、
幕府
(
ばくふ
)
の
仕事
(
しごと
)
がいそがしくて、おしえてくれる
時間
(
じかん
)
がなかなかありません。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
それから
數日間
(
すうじつかん
)
は
主人
(
しゆじん
)
の
家
(
うち
)
に
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
せなかつた。
内儀
(
かみ
)
さんは
傭人
(
やとひにん
)
の
惡戯
(
いたづら
)
を
聞
(
き
)
いて
寧
(
むし
)
ろ
憐
(
あはれ
)
になつて
又
(
また
)
こちらから
仕事
(
しごと
)
を
吩咐
(
いひつ
)
けてやつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
サン やい、グレゴリー、
誓言
(
せいごん
)
ぢゃ、こちとらは
石炭
(
コール
)
なんぞは
擔
(
かつ
)
ぐまいぞよ、
假
(
かり
)
にも。(不面目な賤しい
仕事
(
しごと
)
なんぞはすまいぞよ)
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
ママは
外
(
ほか
)
にいい
仕事
(
しごと
)
を
持
(
も
)
っていて、たくさんおあしがもらえるので、いつまでもやめたくないのだという
事
(
こと
)
を、シューラは思い出した。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
爺
(
ぢい
)
やは
御飯
(
ごはん
)
の
時
(
とき
)
でも、なんでも、
草鞋
(
わらぢ
)
ばきの
土足
(
どそく
)
のまゝで
爐
(
ろ
)
の
片隅
(
かたすみ
)
に
足
(
あし
)
を
投
(
な
)
げ
入
(
い
)
れましたが、
夕方
(
ゆふがた
)
仕事
(
しごと
)
の
濟
(
す
)
む
頃
(
ころ
)
から
草鞋
(
わらぢ
)
をぬぎました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
學校
(
がくかう
)
を
中途
(
ちゆうと
)
で
已
(
や
)
めたなり、
本
(
ほん
)
は
殆
(
ほと
)
んど
讀
(
よ
)
まないのだから、
學問
(
がくもん
)
は
人並
(
ひとなみ
)
に
出來
(
でき
)
ないが、
役所
(
やくしよ
)
でやる
仕事
(
しごと
)
に
差支
(
さしつか
)
へる
程
(
ほど
)
の
頭腦
(
づなう
)
ではなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『あの
人
(
ひと
)
にはあの
人
(
ひと
)
としての
仕事
(
しごと
)
があり、めいめい
為
(
す
)
ることが
異
(
ちが
)
います。
良人
(
おっと
)
を
招
(
よ
)
ぶのは
海辺
(
うみべ
)
の
修行場
(
しゅぎょうば
)
へ
移
(
うつ
)
ってからのことじゃ……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
でも、このごろはだいぶ
仕事
(
しごと
)
のこつがわかってきました。要吉は、せっせと手を動かしながら、いろんなことを考えるようになりました。
水菓子屋の要吉
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
人びとがおのおの
黙
(
もく
)
して
仕事
(
しごと
)
をしてるのを見ると、自分はのけものにされてるのじゃないかという考えを
禁
(
きん
)
ずることができない。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「お
前
(
まえ
)
は、じぶんの
仕事
(
しごと
)
のことばかり
考
(
かんが
)
えていて、
悪
(
わる
)
い
心
(
こころ
)
になっただな。
人
(
ひと
)
の
死
(
し
)
ぬのを
待
(
ま
)
ちのぞんでいるのは
悪
(
わる
)
いことだぞや。」
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
灯
(
あかり
)
も
明
(
あか
)
るき
無料
(
むりょう
)
の
官宅
(
かんたく
)
に、
奴婢
(
ぬひ
)
をさえ
使
(
つか
)
って
住
(
す
)
んで、その
上
(
うえ
)
、
仕事
(
しごと
)
は
自分
(
じぶん
)
の
思
(
おも
)
うまま、してもしないでも
済
(
す
)
んでいると
云
(
い
)
う
位置
(
いち
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
おまえは、下におろされると、すぐに、なんでもないような
仕事
(
しごと
)
を言いつけられるが、それをやるときには、気をつけるんだぜ。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
貰
(
もら
)
ひ請其儘我が家へ
戻
(
もど
)
り翌日返書は小夜衣へ
屆
(
とゞ
)
けしが此機に
就
(
つい
)
て何か一
仕事
(
しごと
)
有
(
あり
)
さうな物と心の内に又もや奸智を
運
(
めぐ
)
らして
急度
(
きつと
)
一ツの
謀略
(
はかりごと
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
しかし、
彼女
(
かのじょ
)
のものの考え方には、どことなく
面白
(
おもしろ
)
いところがあったので、
家
(
うち
)
の
中
(
なか
)
のつまらない
仕事
(
しごと
)
もそのために
活気
(
かっき
)
づき、
潤
(
うるお
)
いが
生
(
しょう
)
じた。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
が、
誰
(
たれ
)
も
来
(
き
)
ては
不可
(
いけな
)
い、
屹
(
きつ
)
と
来
(
き
)
ては
不可
(
いけな
)
い、いづれ、やがて
其
(
そ
)
の
仕事
(
しごと
)
が
出来
(
でき
)
ると、お
浦
(
うら
)
と
一所
(
いつしよ
)
に、
諸共
(
もろとも
)
にお
目
(
め
)
に
懸
(
かゝ
)
つて
更
(
あらた
)
めて
御挨拶
(
ごあいさつ
)
をする。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
乃公
(
おれ
)
なんかは
近
(
ちか
)
い
内
(
うち
)
に
大仕事
(
おほしごと
)
があるのだ、
其
(
その
)
仕事
(
しごと
)
の
爲
(
ため
)
に
今
(
いま
)
此
(
この
)
港
(
みなと
)
へ
來
(
き
)
て、
明後晩
(
めうごばん
)
にはまた
此處
(
こゝ
)
を
出發
(
しゆつぱつ
)
するのだが、
其
(
その
)
一件
(
いつけん
)
さへ
首尾
(
しゆび
)
よく
行
(
い
)
けば
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
洋傘直しは剃刀をていねいに
調
(
しら
)
べそれから茶いろの
粗布
(
あらぬの
)
の上にできあがった
仕事
(
しごと
)
をみんな
載
(
の
)
せほっと息して立ちあがります。
チュウリップの幻術
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
朝飯前
(
あさめしまへ
)
の
仕事
(
しごと
)
にして
天下
(
てんか
)
を
驚
(
をどろ
)
かす事
虎列刺
(
コレラ
)
よりも
甚
(
はなは
)
だしく
天下
(
てんか
)
に
評判
(
ひやうばん
)
さる〻事
蜘蛛
(
くも
)
男
(
をとこ
)
よりも
隆
(
さか
)
んなるは唯其れ文学者あるのみ、文学者あるのみ。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
あの
姉
(
ねへ
)
さんは
鬼
(
おに
)
ではないか、
父
(
とゝ
)
さんを
怠惰者
(
なまけもの
)
にした
鬼
(
おに
)
ではないか、お
前
(
まへ
)
の
衣類
(
べゞ
)
のなくなつたも、お
前
(
まへ
)
の
家
(
うち
)
のなくなつたも
皆
(
みな
)
あの
鬼
(
おに
)
めがした
仕事
(
しごと
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それから
又
(
また
)
パリの
或
(
ある
)
カツフエにやはり
紅毛人
(
こうもうじん
)
の
畫家
(
ぐわか
)
が
一人
(
ひとり
)
、一
椀
(
わん
)
の「しるこ」を
啜
(
すゝ
)
りながら、——こんな
想像
(
さうぞう
)
をすることは
閑人
(
かんじん
)
の
仕事
(
しごと
)
に
相違
(
さうゐ
)
ない。
しるこ
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
たとひ
私
(
わたし
)
が
明日
(
あした
)
死
(
し
)
ぬとしても!一
生
(
しやう
)
をかけて
目指
(
めざ
)
して
來
(
き
)
た
私
(
わたし
)
の
仕事
(
しごと
)
に
少
(
すこ
)
しもまだ
手
(
て
)
がつけられなかつたとて、たとひ
手紙
(
てがみ
)
が
書
(
か
)
きかけてあつたとて
日の光を浴びて
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
このごろでは
保名
(
やすな
)
はすっかりもとの
侍
(
さむらい
)
の
身分
(
みぶん
)
を
忘
(
わす
)
れて、
朝
(
あさ
)
早
(
はや
)
くから日の
暮
(
く
)
れるまで、
家
(
いえ
)
のうしろの
小
(
ちい
)
さな
畑
(
はたけ
)
へ
出
(
で
)
てはお
百姓
(
ひゃくしょう
)
の
仕事
(
しごと
)
をしていました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
恐
(
おそ
)
ろしさで
体
(
からだ
)
が、がたがたふるえてきた。大あわてで
仕事
(
しごと
)
をすませ、
道具
(
どうぐ
)
を片づけると、あたふたと
部屋
(
へや
)
をでていった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
『
東京
(
とうきやう
)
の
仕事
(
しごと
)
は
如何
(
どう
)
です。
新聞
(
しんぶん
)
は
毎々
(
まい/\
)
難有
(
ありがた
)
う、
續々
(
ぞく/\
)
面白
(
おもしろ
)
い
議論
(
ぎろん
)
が
出
(
で
)
ますなア』と
先生
(
せんせい
)
は
僕
(
ぼく
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
るや
口
(
くち
)
を
開
(
ひら
)
きました。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『
若
(
も
)
し、
人
(
ひと
)
各々
(
おの/\
)
その
仕事
(
しごと
)
に
專念
(
せんねん
)
なる
時
(
とき
)
は』と
公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
は
咳嗄
(
しわが
)
れた
銅鑼聲
(
どらごゑ
)
で
云
(
い
)
つて、『
世界
(
せかい
)
は
常
(
つね
)
よりも
迅
(
すみや
)
かに
回轉
(
くわいてん
)
します』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「ふふふ、
怪
(
あや
)
しいもんだわ。
始終
(
しじふ
)
そんな
道具立
(
だうぐだ
)
てばかりなすたつて、お
仕事
(
しごと
)
の
方
(
はう
)
はちつとも
運
(
はこ
)
ばないぢやないの」
画家とセリセリス
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
そして固くご身分をかくして、
志自牟
(
しじむ
)
という者のうちへ下男におやとわれになり、いやしいうし飼、うま飼の
仕事
(
しごと
)
をして、お命をつないでいらっしゃいました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
寢食
(
しんしよく
)
の
事
(
こと
)
は
申
(
まを
)
すに
及
(
およ
)
ばず、
器物
(
きぶつ
)
の
取扱
(
とりあつかひ
)
、
火
(
ひ
)
の
事
(
こと
)
、
水
(
みづ
)
の
事
(
こと
)
、
掃除
(
さうぢ
)
の
事
(
こと
)
、
其外
(
そのほか
)
一
體
(
さい
)
の
仕事
(
しごと
)
に
關
(
くわん
)
して
皆
(
みん
)
な
銘々
(
めい/\
)
の
獨立心
(
どくりつしん
)
に
依
(
よ
)
つて
行
(
おこな
)
へば
自然
(
しぜん
)
と
責任
(
せきにん
)
を
重
(
おも
)
んずるやうになる。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
男が誰と会つて、何を話合つて、どんなことを計劃して居るのであるか、聞くともなしに聞いて居た其場の模様から、彼は段段男の
仕事
(
しごと
)
に興味をもつやうになつた。
瘢痕
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
と
歌
(
うた
)
うと、その
一人
(
ひとり
)
も、とうとう
仕事
(
しごと
)
を
止
(
や
)
めました。そしてこの
男
(
おとこ
)
は、
最後
(
おしまい
)
だけしか
聞
(
き
)
かなかった。
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
問、
足下
(
そくか
)
は尚ほ
何時迄
(
いつまで
)
も
著述
(
ちよじゆつ
)
に
従事
(
じうじ
)
せれんとする乎(
基督信徒
(
きりすとしんと
)
に他人の
仕事
(
しごと
)
を
気
(
き
)
にする者
多
(
おほ
)
し)。
問答二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
この輩のごときは、かかる
多事紛雑
(
たじふんざつ
)
の際に何か
一
(
ひ
)
と
仕事
(
しごと
)
して
恰
(
あたか
)
も一杯の酒を
贏
(
か
)
ち
得
(
う
)
れば
自
(
みず
)
からこれを
愉快
(
ゆかい
)
とするものにして、ただ当人
銘々
(
めいめい
)
の
好事心
(
こうずしん
)
より出でたるに過ぎず。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
親分氏
(
おやぶんし
)
は、
頗
(
すこぶ
)
る
余
(
よ
)
を
輕
(
かろ
)
く
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
る『
何
(
なに
)
も
出
(
で
)
ねえよ』と
云
(
い
)
つて、せツせと
仕事
(
しごと
)
に
從事
(
じうじ
)
して
居
(
ゐ
)
る。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
唯
(
たゞ
)
、
狡猾
(
ずる
)
い
猿
(
さる
)
だけは、こうして
毎日
(
まいにち
)
何
(
なん
)
の
仕事
(
しごと
)
もなく、ごろごろと
惰
(
なま
)
けてゐても、それでお
腹
(
なか
)
も
空
(
す
)
かさないでゆかれるので、
暢氣
(
のんき
)
な
顏
(
かほ
)
をして、
人間
(
にんげん
)
の子どもらの
玩弄品
(
おもちや
)
になつて
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
これまでの
彼
(
かれ
)
の
仕事
(
しごと
)
は、いろいろな
方面
(
ほうめん
)
にわたっています。
第
(
だい
)
一に、五つの
小説
(
しょうせつ
)
があり、そのなかで『ジャン・クリストフ』は、いちばん
長
(
なが
)
いもので、そしていちばん
有名
(
ゆうめい
)
です。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「お
祈
(
いの
)
りはわたしの
仕事
(
しごと
)
だ。その人形のためにしてあげましょう」と
僧正
(
そうじょう
)
は
答
(
こた
)
えました。
活人形
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
みなさん
今日
(
こんにち
)
は 僕は地球の小学生で名前は星
野
(
の
)
テン太郎 毎日学校へ行くのが
仕事
(
しごと
)
です
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
入念
(
にふねん
)
の
仕事
(
しごと
)
を
施
(
ほどこ
)
すので、
特
(
とく
)
に
地震
(
ぢしん
)
を
考慮
(
かうりよ
)
して
特殊
(
とくしゆ
)
の
工夫
(
くふう
)
を
加
(
くは
)
へたのではない。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
おとうさんは
野
(
の
)
らへ
仕事
(
しごと
)
にでかけ、おじいさんは湖の岸へ、「のっこみぶな」というのをつりにでかけたあとで、おっかさんはひとりでよそいきの
着物
(
きもの
)
にきかえ、ふろしきづつみ一つをもって
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
そういうふうなことにすれば、うまく
仕事
(
しごと
)
がふり分けられるというものだ
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
男の
仕事
(
しごと
)
は
鳥獸魚
(
ちようじゆうぎよ
)
の
捕獲
(
ほくわく
)
、
住居
(
じうきよ
)
の
建築
(
けんちく
)
、
石器
(
せきき
)
の
製造
(
せいざう
)
、舟の製造、發火等を
主
(
しゆ
)
とし、
女
(
をんな
)
の仕事は
植物性
(
しよくもつせい
)
食物原料及び貝類の採集、
編
(
あ
)
み物、織り
物
(
もの
)
、紐類、土噐の製造、
調理
(
てうり
)
、小兒
保育等
(
ほいくとう
)
を主とせしなり
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
一
番
(
ばん
)
「
彼女
(
かのぢよ
)
」を
不幸
(
ふかう
)
にしたことは、
彼
(
かれ
)
の
性格
(
せいかく
)
が
普通社会人
(
ふつうしやくわいじん
)
として
適当
(
てきたう
)
な
平衡
(
へいかう
)
を
保
(
たも
)
つてゐないことであつた。
無論
(
むろん
)
こんな
仕事
(
しごと
)
へ
入
(
はい
)
つてくる
人
(
ひと
)
のなかには、
性格
(
せいかく
)
の
平衡
(
へいかう
)
と
調和
(
てうわ
)
の
取
(
と
)
れない
人
(
ひと
)
も
偶
(
たま
)
にはあつた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
そこで彼は、勝見の家に對しても、また父子爵に對してもむほん人となツた。父子爵といふ人は、
維新
(
ゐしん
)
のどさくさ
紛
(
まぎ
)
れに、何か
仕事
(
しごと
)
をして、實際の力以上に
所謂
(
いはゆる
)
國家に
功勞
(
こうらう
)
ある一
人
(
にん
)
となつた人である。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
今日
(
きょう
)
は、
風
(
かぜ
)
がおもしろくないと、つい、
自分
(
じぶん
)
のことのように
考
(
かんが
)
えるのです。
仕事
(
しごと
)
をするようになって、もう
何
(
なん
)
十
年
(
ねん
)
も
川
(
かわ
)
へいきません。
窓の内と外
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
鍛冶
(
かぢ
)
は
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
仕事
(
しごと
)
が
支
(
つか
)
へて
居
(
ゐ
)
たが、それでも
恁
(
か
)
ういふ
職業
(
しよくげふ
)
に
缺
(
か
)
くべからざる
道具
(
だうぐ
)
といふと
何處
(
どこ
)
でもさういふ
例
(
れい
)
の
速
(
すみやか
)
に
拵
(
こしら
)
へてくれた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
肉体
(
にくたい
)
を
棄
(
す
)
ててこちらの
世界
(
せかい
)
へ
引越
(
ひきこ
)
したものになりますと、
殆
(
ほと
)
んどすべての
仕事
(
しごと
)
はこの
仕掛
(
しかけ
)
のみによりて
行
(
おこな
)
われるのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
じぶんが
声
(
こえ
)
をかけると、
笑
(
わら
)
いながら
話
(
はな
)
しあっていた
人
(
ひと
)
たちも、きゅうに
仕事
(
しごと
)
のことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
したように
向
(
む
)
こうをむいてしまうのでありました。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
それでも塩水
選
(
せん
)
をかけたので
恰度
(
ちょうど
)
六
斗
(
と
)
あったから本田の一町一
反
(
たん
)
分には
充分
(
じゅうぶん
)
だろう。とにかく
僕
(
ぼく
)
は今日半日で
大丈夫
(
だいじょうぶ
)
五十円の
仕事
(
しごと
)
はした
訳
(
わけ
)
だ。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“仕事”で始まる語句
仕事場
仕事着
仕事衣
仕事師
仕事服
仕事鞄
仕事中
仕事口
仕事台
仕事屋